がんばれコンサルタント! 第364話:コンサルタントが知っておくべき、旅行のビジネス的効能

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「ゴトウさん、コンサルタントとして独立した方々は、休みってどうされているんですか?」── 昨年コンサルタント起業をされて、目下必死で活動中の方からのご質問の言葉です。

起業一年目、二年目…というと、大抵の場合、「もう何だかよく分からないけど、やらなくてはならないことが一杯あって…」と、軌道にのせるためのアレコレの活動がまさに、てんこ盛り!

独立しているので「誰かに指示されて動く」という必要はなくても、逆に「行動しない限り、どこからも声がかからない」という、冷徹な現実に直面することになります。

その行動についても、当たり前のことですが、「決まった方法」というものは一切ないのが独立起業の世界です。どう行動していけば商売が回るようになるのか…、これをつくっていくのが起業だからです。

そういう意味では、半ば「動き回る」「活動する」「ひたすら考える」…といったことが癖になってくる、ということが起きます。行動しないことが恐怖になるため、サラリーマンのときとは違ってほとんど一年中働いてる…なんてこともザラにある話です。

ただ面白いもので、働かされている訳ではなく、自分が主体的に商売を行っているので、「売上利益があがっていれば…」という条件があることはもちろん前提ですが、それさえクリアしていれば「年中働いていても苦にならない」「むしろ楽しい」という人が大半です。独立して仕事をしているのですから、ある意味当然かもしれません。

もしこれが苦痛…ということであれば、どこかに問題があると考えたほうがいいでしょう。つまり、自分が描いたビジネス展開になっていない可能性が高い…ということだからです。

その最大のチェックポイントは、「いつでも休めるけど、仕事が楽しいし、もっとやりたいから仕事をしている」という状態に、一歩でも近づいていっているか…ということです。

よく、「ガムシャラに全力で働くのが、成功するビジネスマンだ!」といった話がでてくることがあります。一面の真理であることは間違いないと思います。しかし、一点確認すべきことは、「仕組みをつくって回す」ことや、「想定外のことへの対処」「余力をつくりだす」といったことを考えていますか? ということです。

簡単な話、「ガムシャラに働くかどうかは好きにすればいい」のですが、もう一段階パワーが必要になったときや、病気やケガ、天変地異、大チャンスが重なったとき…など、もう一歩の想定外に対処できる余力がなければ、ビジネスが傾いたり、大きなチャンスを掴み損ねることになってしまうからです。

特に「大きなチャンスを掴む」ということを本気で考えるとき、余力がなければ「みすみす逃す」しかできません。喉から手が出るほど欲しかったのに…と嘆いても、チャンスを活かせる体制をつくっていなかったことが原因です。

ビジネス展開で考えるべきは、「現在の活動と同等またはそれ以上を、現在の力の7割で達成できるようにする」ことです。この余力づくりで、さらに次のことを展開していくことが可能になるからです。

この余力づくりに意外と効果があるのが旅行です。ちなみに、旅行に行きたくても行けないのと、旅行にいつでも行けるが好きなことをしているのでたまたま行ってないだけ…とでは、まったく意味が違う話です。

旅行に行くと決めることの効能は、ズバリ強引に余力をつくりだすことにあります。決めれば何が何でもそれまでにやらなくてはならなくなりますし、遠方に行ってしまえば事務所に行くことも会うこともできなくなります。自分がいなくても回るようになっていなければ、のんびり旅行を楽しむこともできません。

ハラハラしながら必死で仕事をやっつける…といった経験をされた方も多いと思いますが、不思議なもので、「なんとかしてしまう…」のが面白いところです。

そう、結果として余力をつくりだした訳ですが、いつも全開だったら、これはもうアウトです。旅行に限らず、大切な約束でも、楽しみでも何でも一緒です。自分が不在になったり仕事をすることができない時間を強制的に作り出す最大の利点は、「次への余力」ということなのです。そして、ビジネス上の仕組みを必死でつくった者だけが味わえる、本当の自由が与えられるのです。

この自由を、どう使うかはまさに、自由です。旅行でもいいですし、新たなビジネスのための時間に投じても構いません。

そういう意味では2、3日の旅行では、この場合あまり意味がないでしょう。少なくとも5日間、できれば1週間から10日間くらい旅先で過ごすことができれば、仕事に対する考え方も、自ずと革新せざるを得なくなります。

実際、周囲で「大いに活躍しているコンサルタント」の仲間は、旅行好きと呼べるような人が多くいます。ウェブやSNSで投稿するかしないかは本人次第で、一切出していない人もいますが、いずれにしろ、年に数回のレベルで海外に行っている人も珍しくありません。

彼らに共通するのは、ビジネスの仕組みづくりと余力をづくり、そして次への打ち手を、じっくり、そして確実に考えていっている…という点です。

コンサルタント自身がこの観点を理解し、そして自らの商売の自由度をあげることを実施していることは、それはクライアント企業の指導にも必ず活かせることだからです。

優れた経営者は、ビジネス旅行、ビジネス視察といったものにも積極的に参加します。次のビジネスヒントや発想の芽、じっくり考える時間…として10日間や2週間くらい海外で…といったものもザラですが、それだけ「社長が不在でも問題なく会社が廻る仕組み」がある…、作り上げている、ということです。

あなたは、自分のビジネスの自由度をあげるための活動をしていっていますか? そのためにやるべきことを本当に理解していますか?

 

著:五藤万晶

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