がんばれコンサルタント! 第367話:コンサルタントが知っておくべき、人の理解度を判断する最も確実な方法

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「ゴトウさん、同じころに起業した仲間と先日久しぶりに会って話をしていたんですけれど、なかなか話がかみ合わなくて困りましたよ…」── 3年ほど前に当社にお越しになり、目下コンサルタントとしてかなり活躍されている方のお言葉です。

昔の仲間と久しぶりに会って話をするのは、楽しいときも大いにありますが、一方で「あれ?」という感覚になることもあるもの…。

あれ?の理由は実にシンプルで、「差がついた」ということです。単に差がついただけでなく、「方向性に違いが出た」という場合もあります。いずれにしろ、大きな違いがでてきたために、「あれ?」と感じてしまう訳です。

2年や3年…。わずかと言えばわずかですが、必死に努力を重ねている人の2年は、これは想像を超える差になって現れてきます。特に、「大きな挑戦や節目」の時には、驚くほどの差になります。成果や結果というものは、直線的なものではなく、カクカクとした階段的な姿で現れるのが現実だからです。

簡単に言えば、努力を重ねても成果となってはなかなか現れない。ある一定以上のエネルギーを投入して、やっと障壁を突き崩して成果となって現れる…という、「閾値(いきち)」というものがあるからです。

風船をふくらませるとき、最初のぷうっと膨れはじめるところにいくまで、思い切り大きく息を吹き込まなければ、それに満たない力でどれだけ長時間かけていても、一向に風船が膨らむことはありません。

実は世の中の大半のことが、この現実に左右されています。本来の理屈で言えば「エネルギー×時間=成果」なのですが、これは「お勉強」までなら結構成立するのですが、ことビジネスや起業、挑戦…といったことで言えば、「風が吹きつけているドアを開けるには、それを突破する力で押し開けるしかない」のが現実なのです。

要するに、開くに満たない力でどれだけ押しても、そして何回押したとしても、それは「やって無かったことと一緒」という、極めて冷徹な現実がそこにあるのです。

この手の話をしていて、「そんなこと分かっている」という人が結構います。これが本当にわかっているのであれば、全然問題ないのですが、「分かっているふう…」という人が結構多かったりします。

ビジネスの世界でこの「分かっているふう」をしていると、自分の考える成果に「永遠に到達しない」という不幸を招くことになります。

理由は単純です。「エネルギー×時間=成果」だと、やっぱり勘違いしているからです。努力をしていれば実現する…と。

この思考かどうかを判断することも実に簡単です。「結果を見れば分かる」からです。もっと言えば、「ドアを開けたか」「風船をふくらませたか」、ただそれだけ見れば分かることです。

そういう意味では、「結果とは非情であり残酷」なものです。どれだけ分かっていると言っても、結果がそうなっていないとすれば、それは「分かっていないのと同じ」であり、それは口だけ…となんら変わらないことになります。

プロの世界とは、ある意味「結果がすべて」であり、「結果を出すためにプロセスを大事にする」のです。間違っても、プロセスが大事でそれをやっていればいい訳でももなければ、分かっていればいつか成果がでる…訳ではないのです。

このわずかな差、しかし驚くべき差の積み重ねが、2年、3年…、5年と続くとき、圧倒的な差となって「あれ?」と感じるようになる訳です。

ついでに言えば、「あれ?」と感じるのは必死で上によじ登った側だけであり、相変わらず同じ階層でウロウロして、ドアを開けずに「分かっている」と言っている人には、何ら感じられないことです。差とは、階層が上がった人にしか感じることができないからです。

そういう意味では、風圧を越えてドアを開けたことがある人、風船を膨らませたことがある人…というのは、気易く「分かっている…」などと口にしないものです。ドアを開けて、達成して、実現して…、ようやく「分かっている」ということを、腹の底で理解しているからです。

その「分かっている=実現する」のために、様々な努力をします。結果を本当に変えるためです。口だけ、夢だけ…で終わらせないために。

コンサルティングの指導のときでも、相手がどれだけ理解しているか…。この判断はある意味一瞬で分かる話です。行動が変わったか、結果が出たか…。

自分の人生を最大限に活かすためにどうするか…。「あなたに頼みたい」と言われるために、自分独自のコンサルティングで、大いに活躍する…ということを願うとき、あなたが行うべきことは、ある意味シンプルとも言えます。

あなたはドアを開ける行動をしていっていますか?
 次はあなたが本当に活躍する番です。

 

著:五藤万晶

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