がんばれコンサルタント! 第48話:うまくいっているかの尺度

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第48話:うまくいっているかの尺度

コンサルティングとは、分析ではない。「こうする」という、打ち手である。

 

 先日、ある中小企業の経営者の方と話をしていたときに、「いやぁ~アベノミクス効果というか、ここのところずっとひどかったけど、同業に注文が入り始めたということは、景気も良くなってウチにも注文がくると期待していてね…」というお話しが…。

 伺えば売上利益もずっと右肩下がりの状況だったとのことですが、実は、研修講師の先生や士業の先生でご相談に来られる方にも、「景気が悪いから依頼が少ない」と言われる方がいて、閉口してしまうことがあります。

 スポーツのように、目で見て優劣や数値がダイレクトに分かるものだと、きっと誰でも分かるのかもしれませんが、ビジネスの場合、見えにくいためか、何年も同じまま続けていてジリ貧に苦しんでいる場合があります。

 変化が無いということは、確実に遅れをとっていっているということを、正しく理解しなければ本当に危険なのです。変化していなければ、次の波に乗ることなど到底無理であり、景気の下降で次はもう無くなるかもしれないからです。

 うまく行っているから変える必要はない…という意見もあるかもしれませんが、変化は少しずつ、しかし確実にやってきていて、ある日、劇的に状況を変えてしまいます。

 スキーのジャンプ競技では、V字飛行が当たり前で、いまどき両足を揃えてジャンプする人はいません。スピードスケートでも、今では刃の部分が稼働するスラップスケートが当たり前。水泳でもウエアが変わって劇的にタイムが速まっています。

 面白いのは、道具が進化したことで、それを使う人のテクニックも進化しているということ。オートバイレースでは、エンジンやマシンの性能の進化に加えて、乗り方も大きく変わっており、ここ数年で、コーナー手前で「足をブラブラと出す」という見慣れないスタイルが急速に広まりました。

 重要な変化とは、はじめは実に小さなものから始まっていますが、確実に大きくなっていき、いつしか劇的な変化となって現れます。

 ビジネスでも、重要な「道具」は、戦い方に極めて重要な影響を与えます。そして潮流はもっと大きな影響を与えます。これを見逃してしまうと、いかに大きな会社の強みでも、一瞬で撃破されることになってしまいます。

 成長している企業や、強いコンサルタントは、必ず自己変化をさせていっています。これこそが進化であり、生き残りのための唯一の方法だと知っているからです。

 一流のコンサルタントの先生方は、忙しく飛び回っていらっしゃいますが、一流であればあるほど、最先端の情報収集とともに、新たな手法の実験とチャレンジにも余念がありません。これは伸びている企業にも共通することです。

 売上が上がることは確かに重要なことですが、それが何によってもたらされるのか、構造的に収益があがるようになったのか、変化を起こして儲かるようになったのかはもっと重要です。

 単なる販促手法では一時的なカンフル剤にすぎません。コンサルティングとは、もっと根源部分に手を打たなければならないのです。

 そういう意味では、商品・サービス、組織、売り方、事業部、働き方、取引方法… 変化が起きていないとしたら、黄色シグナルが点灯しているということなのです。

 

 

著:五藤万晶

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