がんばれコンサルタント! 第250話:コンサルタントに重要な、発想と行動の重要ポイント

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「ゴトウさん、コンサルタントとして成功していくために、どういう考え方をすればいいとか、そういうのありますか?」── 先日、コンサルタント起業をされて2年目を迎えられた方とご一緒していたとき、ご質問いただいた言葉です。

コンサルタントとして活躍することを願うとき、独自ノウハウの確立やビジネスとして成立する進め方、さらには具体的な営業活動…など、とても重要な要素が幾つかあります。

重要な要素ですから、一つ一つしっかりやっていく…ことは確かに大事です。しかし、ここで忘れてはならないことがあります。それは、重要な要素とは、「連携している」だけに、どれか一つ欠けているだけでも、成果はまずあがらない…という点です。

これは、最小単位であっても「コンサルタント業」という一つのビジネスを展開して成果をだそうというのですから、ある意味当然のことと言えるでしょう。どんなビジネスでも、「上手く回っている」状態だからこそ、順調な成長が実現できるのであって、何か一つ欠けると、例えば営業を疎かにするとか、製品やサービスが劣化したりすれば、途端に業績に影響が出てきたりします。

こうしたことは、何も難しく考えなくても「自分が消費者」として商品やサービスを購入する立場で考えれば、実に単純に理解できることです。接客が悪ければ、評判も悪くなってお店が傾きますし、店員の定着も悪くなって度々入れ替わるので、ますます悪化して…といった負のスパイラルが…。

上手く行っているところでは、この丁度逆で、善循環が起きていてますます上手くいく…ということです。

しかし世の中面白い? もので、「ビジネスを学問的に捉える人」がいて、そうした人からすると、「製品設計」や、「顧客制度」、「営業管轄」、さらには「計画」や「社内制度」…といった積み重ねで経営ができると思っていたりします。

何がおかしいの? と思う人がいるかもしれませんが、人間に例えてみれば、これがいかに可笑しなことかはスグに分かります。腕や足、胃や腸、頭に指に…と部分部分をどれだけ積み上げたところで、良い状態になるかと言えば、かえってややこしくなったりします。

微熱があるから薬を飲んで、その薬が胃を痛めるから胃薬も飲んで、気分がすぐれないから精神安定剤を飲んで…とやっていればどうなるか…。

世の中難しく考え始めればドンドン難しくなっていきます。腹八分目で適度に運動して、前向きに考えてよく眠る…という、アバウトな考え方のほうが、パーツで考えるより、よほど現実的だったりする訳です。

そういう意味では、根本の部分で「考え方」というものが、実に重要ということが分かります。その考え方が、すべての方向性や意義を統括し、決定づけていくことになるからです。つまり、コンサルタント業においても、成功のための要素を司る「考え方」こそ、極めて重要ということです。

では、その考え方とは何か…。コンサルタント業における最も重要な考え方とは、ズバリ「言行一致、やってみる」ということです。どれだけ発想が良くても、やったことがないとか、言ってることとやっていることが違う…というのが、ある意味コンサルタント業の最大の弱点だからです。

士業の先生でも講演家でも、ビジネススクールの先生でも同じです。言葉は悪いですが、与えられたテキストを説明するだけなら誰でもできます。しかし、経営指導をするとなると話はまったく別です。簡単な話、「商売をやれてない人が、どうやって経営指導するのか?」ということです。

コンサルタント業とは、コンサルティングすることが仕事です。たまにコンサルティングが何たるものかも考えずに、格好良さだけでコンサルタントと称している人がいますが、経営者から見れば、その薄っぺらさは一瞬で見破られていると思って間違いありません。気づいていないのは本人だけだったりします。

再度申し上げますが、机上の空論では、まったく意味がないのがコンサルティングです。ですから、自分のコンサルタントビジネスを真に発展させていくことを考えるとき、「実際にやってみる」「新たな発想にチャレンジしてみる」といった、知行合一ということこそ、極めて重要ということなのです。

このことが理解できない、いわゆる「アドバイス」とか「調査」「分析」が仕事だと思っている人は、仮にコンサルタントと称していても、アイデアや発想が実に貧困で、陳腐でチープだったりします。

当然ながら自分のビジネスで実際に行ったこともなければ、その発想すらなかったりする訳ですから、まさに机上の空論が展開されることになります。

経営とは、どこまでも泥臭く、そして人間の想いが渦巻くものです。理論や理屈だけでは到底説明がつかない「不思議な何か」がそこにあり、それらは極めて感覚的なものだけに、実際にビジネスに携わっていなければ、絶対に分かりえないものだったりします。

小さくても自ら試し、自らやってみる…。コンサルタント業において成功していく方に共通することは、発想もユニークで斬新、そして純粋さをもって自ら率先して何かしらで試してみようとする「実践主義者」という点です。

自らの理論やノウハウは、こうした実践を踏んだ上でこそ、本当の花を咲かせることができます。

あなたは、自分のビジネスの真の発展のために、実践も交えて進めていっていますか?

著:五藤万晶

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