がんばれコンサルタント! 第172話:コンサルタントとして活躍するために、絶対に決めなければならないこと

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「ゴトウさん、下請けの仕事から本当に卒業したいと思っているんですが…」── 先日、弊社にご相談にお越しになられた方の言葉です。

伺えば、ある資格を取って独立はしたけれど、仕事として行っていることの大半は「回してもらっている案件」ばかり…。最初は「お金になる」と喜んでいたけれど、冷静になって考えてみたら、仮に休日返上で「フル回転」で働いたとしても、たかが知れた年収にしかならないことに愕然としてしまった…とのこと。

しかも、それらの案件はまさに「自分でなくても構わない仕事」ばかりで、いわば作業的なことを請け負っているだけ…ということに、改めて気づいてしまったというのです。

変な誤解を避けるためにも先に断っておきますが、弊社では何でもかんでも作業がダメとか、資格がダメ…などと申しあげている訳ではありません。

あくまでも仕事の質や、タイプが違う…ということで、「独自性を強みとしたコンサルティング」を行おうと考えるのであれば、自分の道を歩く方向性でしか夢は実現しませんよ、ということです。

実は、こうしたご相談はとても多く、「何とかして自分ならではの仕事ができるようになりたい!」という、強い想いをお聞きする機会も珍しくありません。

弊社では、会社の様々な現場などで10年以上のご経験があれば、何かしら独自のノウハウを宿されているものなので、それを武器にコンサルタントとして活躍する道を考えてみませんか?とお伝えしています。

自分ならではのコンサルティングを掲げて、「私は、このコンサルティングができます!」と御旗をたなびかせて、多くのクライアントから仕事を依頼されるとしたら、自分の人生が本当に活きてきますし、これほど遣り甲斐があることはないでしょう。

この状態とは、誰かに仕事を振ってもらったり、どこかの案件を回してもらったり、決められた1コマを獲得したり…といったものとはまるで違うものです。それは、案件の場合の「○○先生にお願いしたい」という表面的な言葉とは違い、本質的に「○○先生にしかできない仕事だからお願いします」というのが特徴です。

こうした仕事に変えていくためには、自分だけのコンサルティングメニューをしっかり体系化させていくことが、何よりも重要となりますが、実は、その手前にとても大きな分岐点があり、そのことを本気で理解している必要があります。

その大きな分岐点とは、「自分が元請になると決めているかどうか…」です。もっと言ってしまえば、「自分が仕事の主体をとっているかどうか…」ということです。

あまりに単純ですので、「なんだそんなことか!」と馬鹿にする人も多いかもしれません。また、実際、すぐに忘れ去られてしまいがちですし、「そんなことはどうでもいい…」といった感じで進められている方も多くいます。しかし、現実的には極めて重要な分岐点となっているのが、この「主体」というものです。

なぜそれほど大事かといえば、自分が主体を取っていない仕事とは、簡単に言えば「誰か」がハンドルを握っていて、コントロールしている…ということを意味しているからです。

ビジネスにおいて、最も重要かつキモの部分そして美味しい部分とは、「売上」であり、「顧客」です。ここを押さえていない限りビジネスをコントロールできないということぐらいは、中学生でも分かることだと思います。

それ以外の部分、つまり「その他」とは、究極的に言えば「他の人でも構わない」部分であり、握っている人からすれば、「代わりにやってもらう」「仕事を発注する」ということを意味します。

「売上・顧客」と似ているようで、「収入・案件」とは、まるで違うものです。前者は主体を取らなければ手に入らないものであり、後者は発注を受けた場合の本質的な単語ということです。

ご相談にお越しになられた方の、「下請けから脱出したい」という言葉。これを本当に叶えていくためには何が必要なのか…。

大きな方向性の決定が何より重要であり、その具体的な手段として、「自らの経験、技術、ノウハウ…などを体系化する」ことが必須となるのです。

このことを腹の底から分かっていないと、ただ単に商品化する、ただ単にメニュー化する…という、カタチだけ真似することになってしまいます。当然ながら、カタチだけいくら真似ても、顧客に響くことはありませんし、ビジネスとして成長していくこともありません。最初の方向性を正しくもっていないからです。

あなたは、自分の人生を本当に活かすために、最も重要な、大きな方向性を正しく踏み出していますか?

 

著:五藤万晶

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