がんばれコンサルタント! 第188話:商売でなかなか上手くいかない人の共通点

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「ゴトウさん、ホームページってやっぱりプロに頼んだ方がいいんですか?」── コンサルタント起業を目指す方から、よく聞かれるご質問の一つです。

起業する時には、誰でもお金が潤沢にあるわけではありませんので、少しでも節約しながら進めていきたいと考えますし、これは至極当然のことでしょう。

何より、毎月入ってきていた給料というお金の供給源が消える訳ですから、売上があがるまでは「毎月確実に銀行残高が減っていく」ことが始まります。これは、ほとんどの人にとって想像以上の恐怖であり、まともな判断さえ難しくなるほどです。

こう申し上げると、「自分は計画もしっかり立てているし、資金もちゃんと計算して用意したから大丈夫…」と反論される人がいます。

しかし、資金面でどれくらい準備しているか…はともかくとして、残念ながら「判断」については、「それはマズイですよ」とお伝えせざるを得ないケースが結構多いのが現実です。

なにがマズい判断か…。それは、「ビジネス上、優先度が高いことに対してお金を使わない」というパターンです。

これこそが、判断を誤っている動かぬ証拠です。冒頭のホームページなどは、まさにその典型例です。

断っておきますが、何も無駄に高い業者に発注して…などと言ってる訳ではありません。不必要に背伸びをしなければ…などとも言うつもりはありません。

大事なことは、「自分の個人的な金銭感覚で判断していないか」ということです。プロフェッショナルとして仕事をしていくということは、プロとしての金銭判断が必要なのに、素人の金銭感覚のままで高いとか安いを判断していないかということです。

例えば、飲食店を始めるという時に、少しでもお金を節約したいから…といって、友達に手伝ってもらいながら日曜大工でお店をつくって…としたらどうなるかということです。

安さ自慢のお店ならそれもアリかもしれませんが、高めのゾーンにしたい…と考えているとしたら、「なぜちゃんとした所に頼まないのか?」と誰もが思うハズです。しかし、本人だけは、「お金がないから…」と正当化するでしょう。

こうした判断は、いたるところに出てきます。
 ・近所の料理教室で習ってつくった料理と、その道のプロに習ってつくった料理
 ・素人が趣味の延長でつくった商品と、プロが商売用につくった商品
 ・素人が見よう見真似でつくった販促ツールと、プロが商売用につくった販促ツール

などなど、プロとしてやっていくなら、プロ用を選ぶべきところを、ことごとく誤った判断を重ねる人がいます。判断を誤る最大の理由は、「自分がプロだという自覚が甘く、金銭的判断も素人のまま」だからです。

要するに「お金がない…」というのは都合のいい言い訳であり、「もったいない」とか「払いたくない」というのが本当のところな訳です。

プロ用にはプロ用としての意味があります。包丁一本でも、家庭用のものとプロ用とではまるで違いますし、一流のお店で家庭用の文化包丁を使ってるということは、まずあり得ません。

プロ用の道具は何倍も値段が高かったりしますが、商売で使うことを前提にしたプロ用ならではの価値があります。「あんな高い包丁、おかしい!」と文句を言って家庭用でお店を始めるとしたら…。

逆に言えば、こんなことすら理解できなければ、素人の延長で仕事の真似ごとをしている…ということであり、商売が上手くいく確率は極めて低くなっていくと言わざるを得ません。

「そんなことは分かってる、お金が入ってきたらそっちに回す」と反論される方もいます。しかし、商売を始めるにあたって、「お店」「商品」「営業」…といった、根幹とも言える部分を後回しにして、いったい何にお金を優先してかけるのか…ということです。

すべてが無駄とは決して言いませんが、不要不急の支出は驚くほど多いものです。その大半が、「自分にとって必要」という判断で購入されたり解約していないものだったりします。しかし、ビジネスを考えるとき、優先順位は果たしてそれで正しいのか…ということです。

プロとしてビジネスをしていくなら、プロとして揃えるべきことに最大限、資金も優先すべきです。これがプロとしての判断であり、経営判断です。

あなたは、プロとしての判断をしていますか?

著:五藤万晶

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