がんばれコンサルタント! 第211話:コンサルタントが身に着けるべきブランドとは?

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一流は人物がブランド。二流は持ち物だけブランド。

 

「ゴトウさん、今度写真撮影をするんですが、何か服装などについてのお考えがあったら教えてください」── 先日お会いした、コンサルタント起業をしてから少し余裕が出てきた方からのご質問です。

コンサルタント業の場合、名刺やウェブサイトに本人の写真掲載をすることが一つの定番です。よく、ビジネス系の講師やタレントなどとごちゃ混ぜにされがちですが、表に本人が出る必要性については同一です。

ただし、写真を使うにしても意味はまるで違います。いわゆるタレント系の場合、本人のキャラクターをよく見せるために写真が使われます。そして「人気商売」ですから好印象の笑顔というのが基本的な考え方。

言ってしまえば多くの人、大衆を相手にする仕事ですから、できるだけ人に好印象を持ってもらい、イメージが良いというスタンスにする必要があります。これは政治家やアイドル、ビジネスタレント…などにも共通することです。人気商売なのだから、これは当然の戦略ということです。

ここまではまあ当然なのですが、このときありがちなのが、中途半端な人に限って本人の「人から良く思われたい!」「格好良く見られたい」…といったエゴの心がムクムクと露骨にでてきてしまうことです。

いわゆる「着飾る」状態で、女優やアイドル顔負けくらいのキメ顔写真や、やけに豪華な服や時計、アクセサリー…といったものがその代表例です。

人によっては、「あなたは人に教える仕事なんだから、憧れの存在でなければダメでしょう。だから、ブランドの服や時計、カバンや靴などで凄いステージにいるのを見せなくては…」などと言う人もいます。

色々な考えがあるので、もちろんお好きな考えを支持されればいいのですが、服装や写真を考える上で、「極めて重要な尺度」が一つだけあります。これを踏み外していると、どれだけ写真撮影にお金をかけたとしても、まったく意味のない写真ができあがったり、逆効果となっていってしまいます。

では重要な尺度とは何か…。実に単純で、「顧客や見込み客から見てどうか?」ということです。

「なんだそんなこと、いまさら…」という声が聞こえてきそうですね(笑)しかし、現実にはまったく違う視点で撮られている写真がいかに多いかは、ちょっとサイトを巡回しただけでもスグにわかります。

なぜスグにわかるか…といえば、「その人の考えや思想、仕事へのスタンス…というのが現れているのが“その人の写真”のハズ」だからです。要するに、「ビジネス的目的が遂行されているかどうか」ということです。

逆に言えば、「何の仕事がさっぱり伝わってこない写真」だったり、「妙に豪華さや派手な感じだけ伝わってくる」、「変に格好いい、綺麗ぶっている」…といった写真だとしたら、明らかにおかしいということです。

なぜおかしいのか。これまた理由は単純です。「本人の満足のために写真を撮って使っている」のがミエミエだからです。職業がアイドルや接客業なら、綺麗に着飾ったり格好よくするのも頷けますが、それでも百歩譲って「お客さんから見て評価が高いもの」を選ぶのが鉄則です。

その人の職業が俳優やアイドルならともかく、これがもしコンサルタント業だというのであれば、クライアントから見て「このコンサルタントは信頼感があり、しっかり仕事をしてくれそうだ」と感じてもらえるかどうか…こそが最も重要なことに違いありません。

「どの写真が良いかくらい、人に聞いた…」という人もいますが、誰からといえば身内や知人に聞いたというのが大半です。自分のクライアント、お客さんに聞かなければ何の意味もない訳で、ここでトモダチに聞くということは、要するに自分が気にいった写真を選んでいるというのと何ら変わらない…というです。

自分が気に入った写真を使うとしたら、これほど本末転倒で素人発想なことはありません。プロであれば、プロとしての写真を使うのが当たり前です。自分大好きなブロマイド的写真を掲載している人に、本当に重要な仕事を依頼すると思っているのでしょうか…ということです。

こうしたことは、本人の姿の写真に、余計なものがたくさん写りこんでいるかどうか…で、すぐに分かります。つまり、顔だけをトリミング(カット)してみたら、なんか頼りない人に見えたり、やけに服装やアクセサリーが目につく写真…だとしたら、まず怪しいということです。

人間が本物であれば、服装も持ち物もすべて自然体です。高価なブランド物を身につけていても、それも本人の一部で日常であり、特にそれが目立つこともありません。逆に時計も何もつけていない…という方もいますし、作業服が最も自然体で、その人の凄さを感じさせる…という方もいます。

人物が真の意味で光っているのが意味のある写真であり、一番のブランドは本人、というのが一流の人たちに共通する写真です。

言葉は悪いですが、「おサルさんにどれだけ高い服を着せてキメのワンショットを撮っても、人気キャラにはなれても、知的イメージを感じて仕事を頼む相手にはならない…」ということです。

大事なことは、こうしたことを理解した上で、写真や服装をアドバイスしてくれるプロを使っているか…。着せ替え人形のような写真を使っていないか…。

あなたの写真には、あなたのコンサルティング姿勢や考え、想い…などが宿っていますか?

 

著:五藤万晶

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