がんばれコンサルタント! 第219話:ビジネスとして行けるかどうか? を迷ったときには…

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二流は世に無いと需要なしと諦める。一流は世にないと大チャンスと考える。

 

「ネットで検索してみたんですが、ヒットなしだったんですよ…」── 笑顔でこう話されたのは、数年前からご相談によくお越しになられる、活躍が著しいコンサルタントの方。

最終確認? という感じで弊社にこられたようで、今後の展開や具体的な実施方法などについて熱く語られた後、「ゴトウさんはどう思われますか?」というご質問。

まぁ、一応は質問という形なのですが、もうご本人的にも先がしっかり見えている感じで、表情も自信に満ちていますし、そして何より楽しそう(笑)

ある意味、単に背中をほんの少しだけ押してもらうために来られた?!とも言えるのですが、内容も非常に魅力的でしたので、「世の中に無いものだから、勝負のし甲斐がありますね!」とお伝えいたしました。

弊社には、こうした「背中ポン!」的なご相談の方もたくさんいらっしゃいます。基本的な思考回路がしっかりされているので、ご説明をお聞きしていてもこちらも非常に心穏やかというと変かもしれませんが、安心して話を伺っていることができます。

お越しにこられる方も、まさに最終確認的にゴトウに聞いてみよう! という感じのため、非常に落ちついていてお話も実に自然で楽しそう…というのがこうしたご相談の特徴です。

一方で、「これは危ない!!」と、思わず身を乗り出して、その危険性の説明に必死になることがあります。放っておくと、間違いなくヤバイことになるとハッキリしている場合です。

こうした「危ないケース」の大変やっかいなのは、「一般的には正しい」「これがセオリー」とされていることが多いからです。このため、ご本人的には「何が悪い!」とムキになられることもしばしば…。

世間一般的に正しくても、ビジネス的、とりわけ「独自性があって収益のあがりやすいビジネス」の展開を望むとしたら、完全に間違い…というものがあります。その代表例が「需要があるから…」というものです。

マーケティングの教科書? とかビジネススクールの先生、数多のビジネス本…などで語られることは、需要があるとか潜在需要だとか色々難しいことは言っていても、結局は間違いなく「需要論」です。要するに、需要があるから商売になる、という考え方です。

絶対的に間違っている…とまでは言いませんが、やっかいなのは、この思考回路に毒されてしまうと、皆が絵に描いたようなワンパターンの行動を取って、厳しい方向へドンドン陥っていってしまうという問題があるのです。ワンパターンの行動とは、ズバリ「需要が存在しているものを探す」というものです。

言葉の上では「何がおかしい?」と思う人も多いかもしれませんが、具体的には、ネット検索してたくさんヒットすれば、「需要がある!」と、喜び勇んで真似したり、ほとんどそのまま丸パクリで始めようとしたりします。

ここでも、「マネやパクリの何が悪い。誰でも最初はマネから…」といった、ほとんど「泥棒にも三分の理」としか言えないような極めて低レベルの発言をする人もいますが、冷静に考えて「経営者にビジネスの指導をする仕事」であるコンサルタントが、他社からパクッて仕事をすればいい…などとアドバイスをするとしたら、これはもう、社会悪としか言えないということなのです。

少なくとも、自分が知恵やノウハウ…といった、理知的ビジネスの住人だという自覚があるとすれば、これはもうプライドにかけてでも、「新しいものを生み出してやろう!」と思うのが本当でしょう、ということです。

ここで問題が一つ起きてきます。それは、「世の中にない新しいもの…」に対して、上手く行くかどうか不安という問題です。世の中に無ければ何でも上手く行くか…といえば、当然そんな可笑しなセオリーはありません。ダメなものはダメですし、滅茶苦茶な苦労を伴うものもあります。

一方で、苦労を伴っても頑張りいかんで大輪を咲かせるものもあります。せっかくのチャンスにもかかわらず、その可能性を信じきれずにミスミス腐らせていっている人もいます。本当にもったいないことです。

重要なことは大事な局面だと感じたとき、世間一般常識による判断ではなく、己が持つ動物的なカンや、その道のプロの意見を聞くということです。

試合でもゲームでもビジネスでも…、「勝負どころ」というものが必ず存在します。ここを外してしまうと、勝てる勝負も落としてしまったり、大幅に無駄なエネルギーを要してしまったりします。

勝つ人、チャンピオンになる人は、その腕もさることながら、勝負のポイントを見抜き、空気を感じ、ココという勝負どころを絶対に逃さずモノにします。その実現のために、優れた選手、優れた経営者、優れたリーダー…達は、必ず優れたアドバイザーやプロを身近につけています。それがいかに重要かを知っているからです。

コンサルタントの存在価値は、こうしたところにもハッキリあります。そしてそれはコンサルタント本人にとっても言えることです。

あなたは、勝負どころをしっかり見抜いていますか?

 

著:五藤万晶

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