がんばれコンサルタント! 第225話:コンサルタントに必須の、リーダー的要素について

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一流は、勝ちグセと笑い顔が多い。二流は、負けグセと言い訳が多い。

 

「ゴトウさん、今度クライアントさん達を集めて、何か催しモノを開いていこうと思っているんですが、押さえておくべきこととかありますか?」── 昨年、もう一段の成長のために…と、弊社にご相談にお越しになられた、業歴10年以上の実力コンサルタントの方のちょっと変わったご質問です。

一箇所にベタ〜っとへばりつく、いわゆる「ガリガリコンサル」や「濡れ落ち葉コンサル」だと、10年経ってもクライアント数は全然増えない…といったこともあるのですが、まともなコンサルティングビジネスを行っていれば、当然ですが実績とクライアント数が着実に増えてくるものです。

弊社が関わっているコンサルタントの方の中には、10年で100社くらいはザラで、中には300社を越える方もいますし、20年以上やってらっしゃる方であれば500社とか800社という、ものすごい実績の方も…。

こうした100を越えてくるような数にならずとも、数十社規模でもクライアント先と関わるようになってくると、一つのグループと言いますか、組織といいますか、集団的な力が備わってくるようになります。メンバー企業は、皆、そのコンサルタントを通じて集まってきており、考え方や行動に多くの共通点を持つからです。

もちろん、コンサルタントご本人の考え方も重要ですが、もし関わったクライアントさん皆に共通して「こうなったらいいなぁ〜」というような事があったとき、コンサルタントとしてはやはり、「なんとかしたいなぁ〜」と思うのが自然のはずです。ここに、コンサルタントの次なる役目が与えられて来るわけです。

こうした、一種の組織的なものをつくったり、動かしていくことを考えるとき、極めて重要なことは、「組織をつくるために…」といった、形式や何か収益を上げるために人を集めるといったことを、絶対に行ってはならない…ということです。

理由は単純です。単に儲けだけを考えてはもちろん論外として、誰でも彼でもを集めてしまうと、必ず本来目指すべき方向、理想に対して足を引っ張る人が多く混ざってしまい、せっかくの集まりも空中分解してしまうからです。

会社であれば、経営者の考えに沿わない社員がいた場合、言って聞かせたり、いろいろな対処をしたり、それでもダメなら出て行ってもらう…といった、ある種強制的なことができます。

しかし、給料を払っているわけでもなければ、命令できる組織体制でもないこうした集まりの場合、強い理想や想いで皆の共感を得ていなければ、即効で崩れていってしまうのが、この手の組織の難しさなのです。

では、どう判断すればいいのか、どう皆に集まってもらえばいいのか…といえば、究極のところ、「笑顔で運が強く、チャレンジャーな人が集うようにする」ことにつきます。文句や言い訳ばかりで、結局何もしない人にとって、笑い声の中でのボヤキは居心地が悪く、自然と去っていくからです。

人は「同じムジナ」が大好きであり、驚くほど自然と自分に合うところに寄っていきます。勝ち組とは勝ち癖が付いている人たちが集まっているところであり、そこにはいつも笑い声、笑顔が満ち溢れています。

そうした会のクライアントは当然ながら、互いに切磋琢磨して、より一層良い状態目指して、いい意味で激しい競争をします。これがもし逆になれば一体どうなるか…。

大事なことは、運の強い集まり、勝ちグセの仲間に必ず入っていることです。どれだけ勉強しても、どれだけ訓練しても、どれだけ研鑽しても、そしてどれだけ努力したとしても、最後の最後、わずかな決断につまづき、ワンチャンスを逃して悲運にくれている人はたくさんいます。

ワンチャンスの時に、「今こそチャンスだよ、さあがんばる時だ」と、勝ちグセの仲間は決して見逃すことなく背中を押してくれますが、負けグセと言い訳の集団にいると、「失敗したらたいへんだよ、じっくり検討してからのほうが…」と、アドバイスにもなにもなっていない単なる「気をそぐ」声をかけたりします。

もちろん、単に勢いだけで突き進めばいいというものではありませんが、もし本当に危険であれば、勝ちグセの人は、具体的に何が危険で「これをクリアして、次にこれを突破して…」といった目的遂行のアドバイスをしたりします。「なんとなく行ける行ける〜」といった意味不明の元気だけのアドバイスとはまるで違う点がポイントです。

さて、コンサルタントとして世に貢献することを強く願うとき、クライアント企業の業績向上をお手伝いすることはもちろんですが、様々なサポート体制や組織だからできることも必ずあります。

そのリーダー的役割を担うとしたら、やはり勝ちグセで笑いが絶えないことは重要に違いありません。あなたは、勝ちグセの集まりに属していますか? 真のチャレンジャー仲間に溢れていますか?

著:五藤万晶

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