がんばれコンサルタント! 第258話:コンサルタントとして知っておくべき「経営者の勉強」法

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「ゴトウさん、何をやっていかなくてはならないかが、本当にス~っと光がさしてくる感じで見えてくるようになりましたよ…」── 目下数社のクライアントさんのところを、忙しく駆け回っていらっしゃる、昨年コンサルタント起業をされた方の言葉です。

数年前、コンサルタントとして独立することを考えて、何が必要かよく分からない中、さまざまな本を読み漁り、色々なセミナーにも参加していたところ、五藤の本に出会い、弊社の門を叩かれたという方です。

よくセミナーなどで、「何を勉強しておけばいいですか?」とか、「こういう勉強や資格を取ろうと思っていますが、役に立ちますか?」といった質問を受けることがあります。コンサルタントを目指すには、コンサルタントとして身に着けておかなければならない知識、ノウハウといったものを、習得しておきたい、ということでしょう。

この点に関しては、気持ちはよく分かります。誰でもそうですが、事前に準備できればそれにこしたことはありませんし、勉強しておくことで少しでも有利に運んでいきたい…と思うのは、ある意味当然だからです。

しかし、この「勉強」という言葉には、特に注意が必要です。このコラムでも何度か書いたことがありますが、「勉強」という意味を本質的な意味で理解していなと、社会人、しかも独立起業するという人にも関わらず、いわゆる学生時代の勉強と同じことをしてしまう危険性があるからです。

言うまでもないことですが、「勉強」と一口に言っても、様々な意味があります。これをまともに理解せずに、表面的な理解だけで行動していると、花が咲くものもつぼみのまま…ということになりかねません。

それこそ大阪では、値段を安くすることを「勉強しまっせ」とか、安くしてもらうのに「勉強してよ~」なんて言ったりします。関東の人からすれば、「何を勉強するの?」とチンプンカンプンに?!

大阪の勉強はともかくとして、重要なことは、まともな経営者であれば、「目的なき勉強などありえない」ということです。将来のために勉強して…という漠然とした意味で使う人が多いですが、経営者にはそんなヒマなどないからです。

そもそも、経営者とは、商売をより繁盛させたり、事業を成長させることに人生を賭け、そして楽しんでいる人たちです。その目的遂行のために一体何をやるのか…ということに必死なのです。

だから彼らは、目の前の顧客、取引先、商品、サービス…これらをよくするためにはどうすればいいのか…と、自分の事業やビジネスにまつわる、あらゆる大事なことにアンテナを立てて、それを良くする努力をします。この活動が優れている会社はますます繁盛する訳です。

ビジネスの世界では、これこそが勉強です。やってナンボ、どれだけ成長させてナンボ。これを実現させるための努力こそが勉強の中身です。そういう意味では、大阪の勉強も、決して的外れではない…と言えるでしょう。

起業に際して、知識やノウハウを得ておこう…という気持ちは分かります。しかし、そこに決定的に不足しているものがあります。それは、「顧客」「クライアント」「取引先」…、いわゆるお金を支払ってくれるお客さんの存在です。

余りにも単純なことですが、お金をもらうためにアルバイトするときも、お仕事中は真面目に働きます。さぼったりしていると、クビになるかもしれませんし、よく出来るようになれば時給アップしてもらえるかもしれないので、知識や技能をあげる努力をしたりします。

ビジネスにおける勉強も、基本的に同じです。商売繁盛のために何をすればいいか、どうすればいいか…は、その状況のときにこそ「必死で探して習得する」ということをします。これこそが、目的達成のために勉強する、ということです。

ひるがえって、漠然と知識を増やす、もっと言えば「経営の勉強をする」といった言葉は、ビジネスを実際に行っている人からすれば、いかに可笑しいかは、もう言うまでもないことでしょう。

ビジネス展開おいて最も重要なことは、「自社が何をやるのか」を決めることです。まず第一番にこれがなければ、ビジネスの軸が定まりません。自社が提供する「コア(核)」をつくり、それを、設定したお客様に対して、どう働きかけをして自社を利用してもらうか…を、必死で努力して、ひとつひとつ実現していくことこそ、真の「勉強」なのです。

あなたは、自分のビジネスとして、何をやるのか、何を提供するのか…を決めていますか? 自分が提供する知識やノウハウを、しっかり体系化していますか?  定まることで、自社がやるべき道は、自然と見えてきます。

 

著:五藤万晶

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