がんばれコンサルタント! 第267話:あなたが、本当に活躍するために必須の要素

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「ゴトウさん、私はコンサルタントとしては、まだ年齢的に若いと思うのですが、今後大きく活躍していくために、注意すべきことはありますか?」── 先日、当社事務所にご相談にお越しになられた40代前半の方の言葉です。

もちろん、コンサルティングの分野や専門性といったものも大きく影響するので、一概には言えないのですが、ざっくり言えば、コンサルタントとして大いに活躍できる、いわゆる脂がのる時期というのは50代から…と当社では申し上げています。逆に言えば50までは下積みくらいに考えておいてください、ということになります。

ビジネス的な性質で言えば、年齢を重ねるごとに有利になるという特性があります。経験も知識もノウハウも実績も積み増していき、さらには雰囲気や表情といったものも加齢によるプラス効果があるため、言ってしまえばオジさん、オバさん、ジーさん、バーさんの一言の方が、重みがあって仕事がしやすくなる…という利点があるからです。

では、年取ってから始めたほうが有利? と考える人も多いかもしれませんが、そういう一面ももちろんありますが、それほど単純ではありません。実はもう一点、重要な要素があり、それを若いときから身に着けていないと、なかなか大変…となってしまうからです。

何が必要か…。ズバリ「愛嬌」です。いわゆる可愛げ、好かれる、可愛がられる…といった要素です。

そんなもの、何が関係するんだ! と声が聞こえてきそうですが、冷静に考えれば、こんなことはスグに分かることです。理由は、実にシンプルです。

「仕事を発注してくれる人、チャンスをくれる人、人を紹介してくれる人、何か協力してくれる人…など、要はビジネスにプラスをもたらしてくれる人は、皆なんとなくあなたを気に入ってくれたから、協力してくれる」という現実があるからです。

「自分は実力があるから…」と思いたい気持ちは、もちろん分かります。特に一匹狼のコンサルタントの方々の場合、この傾向がむき出しですから…。腕っぷしで生きてきた…とか、実力本位がこの世界だ! と。だから、「何を言っているんだ!」と怒るかもしれません。

そうですね、おかしなことを言っているように聞こえるかもしれません。しかし、現実を見てみてください。

難しく考えるまでもありません。嫌いな店から物を買うこともなければ、嫌いな店で食べることもない。当然、嫌いな人に仕事を発注することも、まず無いのです。あるとしたら、たまたま他がないために、「しょうがなく」使っているだけ、という極めて稀なケースです。当然、他がでてきたら速攻チェンジ!

チャンスを与えてもらうことも、人を紹介することも、何か協力してくれることも、「嫌いな人にはしない」というのが世の現実なのです。

そもそも、自分が駆け出しのとき、チャンスをくれる人とは誰か。重鎮とは言わないまでも、仕事を発注できる実力があり、引き揚げてくれる力がある人です。コンサルタントであれば、「この人に仕事を頼んでみよう」と思ってくれる実力経営者だったりする訳です。

チャンスとは、多くの場合、上から与えられます。そのきっかけは、「生意気だけど、どこか憎めない」とか、「なんだか荒いけど、可愛げがある」、「失敗もよくするけれど、どこか許せてしまうところがある」「けなげにチャレンジする姿勢に、何か応援したくなる…といった、いわゆる「愛嬌」の要素が大きいことが分かります。

実は、このことは、本当の実力以上に重要とも言えるものです。なぜなら、誰もチャンスをくれなければ、どれだけ実力があっても腕を振るうことすらできないからです。

もちろん実力は極めて重要です。知識やノウハウ、経験などは、コンサルタント業には無くてはならないものです。

しかし、「実力があればいいんだろ?」的な、どこか傲慢さや、態度不遜がにじみ出てくるタイプの場合、往々にして途中で失速してしまいます。最初のワンチャンスはくれても、次からはもう協力しない…という人が多くなるからです。

また、こういう「愛嬌」というものが、どうにも理解できず、杓子定規に決められたことをちゃんとやることが仕事だ! 的に考えるひとは、いわゆる資格などに走り、上から降られる仕事に、「なにか納得できない…」というジレンマに陥る人が多いのです。

どこまで行っても、機械が勝手に仕事を作ることが無い限り、人と人とのつながりでビジネスは広がるという現実を考えれば、「愛嬌」は、ある意味最強の武器とも言えるものです。

若いときからこうした、人に協力してもらえる何とも言えない愛嬌をはぐくんできた人は、当然、年を重ねても独特の「人なつっこい雰囲気」をもっています。

偉大な経営者が総じて、どこか子供っぽさを持っていたり、何か好意的で独特の魅力があったりするのは、決して偶然でも何でもありません。関わる多くの人に協力してもらってこそ、事業を伸ばすことができるという厳然たる事実がそこにあるからです。

「自分は実力本位だから、別に誰に媚びへつらうつもりはない…」というのは、それはそれで本人の勝手ですが、客商売をせず、技術を高めていればそれでどこかからお金が降ってくる…と考えるのは、これは大いなる活躍とはかなり違う方向性だということは、誰にも分ることでしょう。

技術を教えてくれるところはたくさんあります。ノウハウを教えてくれるところもあるでしょう。でも、それだけで活躍が実現しない現実があります。本当に大切なことは何か…。あなたはそれを知ろうとしていますか?

 

著:五藤万晶

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