がんばれコンサルタント! 第272話:商売を本当に繁盛させる人、そうならない人の根本的な違い

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「ゴトウさん、コンサルタントとして大いに活躍している人と、鳴かず飛ばずになっている人との差は何にあると思いますか?」── 先日、弊社にご相談にお越しになられているコンサルタント起業をされた方からのご質問です。

誰でもそうですが、「大いなる活躍」を実現させたいと考えるのは当然のこと。しかし、現実はある意味冷酷で、そこを二分するかのごとく、成功と失敗とを分けてしまいます。

当社は、「コンサルティングビジネス」を、上手に繁盛させていくための各種アドバイス、ご指導を行っている機関ですが、折に触れ、ご相談にお越しになられる方々にお伝えしていることがあります。

それは、「ビジネスをする、経営をする」ということです。何を言ってるんだ?と思われるかもしれませんが、兎にも角にもこのことは重要で、いつも口酸っぱく申し上げています。

ビジネスをするとはどういう意味か…と言えば、自ら考えて商売繁盛のために、仕掛けて動いていく…ということを意味します。そもそも、起業するということは、この「仕掛ける」ということが本質的に分かっていないと、すぐに「指示待ち族」がごとく、思考停止で立ち往生してしまうからです。

そんな低レベルな…と思われますか? 本当に怖いのは自分が気づいていない自分自身の思考回路だったりします。

本質的に受け身体質で仕事をしている、またはそうした仕事をしようとしている人は、いつしか「仕事をもらう、仕事を与えてもらう」ということが、もう骨の髄にまでしみ込んでいる場合があります。

例えば、「どこに行けば仕事があるか?」「誰に頼めば仕事がもらえるか?」「引き続き仕事をもらうためにどうするか?」「一緒にやって、仕事にしませんか?」「講演の仕事がこないか?」「こちらに仕事を回してもらえないか?」…などなど。

言葉は微妙に変化していたりしますが、基本的にここで言われていることは「仕事ちょうだい」です。仕事をしているつもりでも、結果的には、もらわない限り成り立たず、そこには商売人としての仕掛けはありません。こういうのを、クレクレ族と言ったりします。

面白いもので、こうした人に訊いてみると、顧客・クライアントの開拓は紹介やあっせん、人頼みになっているだけに、「今の状態に決して満足している訳ではない…」と歯切れの悪いお言葉が返ってきたりします。

また、「自分はやる! 必ずやる!」と言葉は威勢がいいのですが、その行動がいつまでも起こせない人がいます。周囲も半ば、「やるやる詐欺?」的に笑いネタにしていたりしますが…。

こうした人たちと、起業してしっかり地盤を築いていく方々と、一体何が違うのか…ということです。もちろん理由は様々なあるでしょう。その違いは何かと言えば、ズバリ「思考回路」です。弊社ではこのことを以前より「思考エンジン」と呼んで、強く説いています。

思考エンジンは、本質であり根底となる部分だけに、同じ環境、同じ立場、同じリソース…でも、結果を大きく変えてしまいます。

例えば、「うまく行かなかったらどうしよう」「失敗したらどうしよう」とは、スタートして間もない状況であれば、誰もが考えることでしょう。最初から上手くいくと信じていても、それだけをずっと信じ込めるほど、世の中お花畑ばかりではありません。

上手く行かないという状況が起きたときからが本当の勝負ですし、これへの対処がその後を大きく分ける訳です。他人と比較したり、自分の足りていないところをどれだけ数えても意味などありません。上手く行くためには武器を用意し、そして思考エンジンも磨いていくことに尽きます。

言ってしまえば、上手く行かない人は、このどちらもまともに用意していないケースが余りにも多いのです。武器もまともに用意していない、そして思考エンジンも磨いていない…では、「ずっとラッキーが起き続ける」ことでもない限り、遅かれ早かれ失速してしまうのは、ある意味当然のことと言えるでしょう。

上手くいかない、大変だ!どうしよう…。このまま失敗したらどうしよう。一瞬は誰でも思うことかもしれませんが、このまま心配を続けて一体どうするのか? とうことです。

これらが強くなってくると、「飛行機が落ちたらどうしよう」「事故にあったらどうしよう」「地震がおきたらどうしよう」、さらには「突然地下街が崩れたらどうしよう」「富士山が噴火したらどうしよう」「地球が氷河期になったらどうしよう」…とまで真剣に案じていく人もいます。

すべてを馬鹿にする訳ではありませんが、大事なことは、自分の手に負えないこと、もっと言えばコントロール不可能なことをどれだけ考え、心配しても、まったく時間の無駄ということです。

少なくとも、自分のビジネスを本気で成長させることを願っているのであれば、心配ごとで悩むより、次の手を120%、必死で考える方が成功確率が上がることは間違いありません。

考えるべきは、自分がコントロールできること、上手く行くためにやらねばならないことに対して、逃げずに必死に考えることです。どれだけ息が詰まるような思いをしながらでも、考えに考え抜く必要があります。

それは、次の行動や未来の結果のために「何をすればいいのか?」という自分の次の一手を見つけ出し、行動するために、絶対に必要なことだからです。ここが苦しいからと、放ってしまうと、すべては他人任せのクレクレ族、指示待ち族に成り下がっていく…ということです。

答えがないことを必死で考え抜くことは、本当に苦しいことです。闇の中からどうすれば抜け出せるのか…。ビジネスの成功、事業の成長発展とは、この答え無き問答そのものです。

だからこそ、コンサルタント自身が逃げずに考え抜くということに正面からぶつかっていない限り、単なる分析屋、評論家、代行屋…に成り下がっていくのです。

あなたは、自分の未来、自分のビジネスのために、必死で自分だけの武器を手にして、思考エンジンを磨いていっていますか? 次の行動を本気で起こしていっていますか?

 

著:五藤万晶

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