がんばれコンサルタント! 第301話:絶好のチャンスに恵まれるために用意しなくてはならないこと。

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「ゴトウさん、今ひとつ思うような結果が出ていないので、ちょっと見てもらいたいのですが…」── 先日、ご自分の販促策のチェックのために、当社にお越しになられたメンバーの方のお言葉です。

およそ営業や販売促進というものについては、規模の大小に関わらず、自ら主導権を持ったビジネス展開を行っていくことを考えれば、必ずといっていいほどつきまとうものです。

しかも、この活動を好んで行っている人は少数派で、どちらかと言えば「しかたがない」から行っているという人が大多数でしょう。誰でもわざわざ苦労はしたくないからです。

しかし、この「しかがたがない」という考えの中にも、自分のビジネスを大いに成長させていくことができる人と、そうではない人の間には、大きな溝があります。この溝が数年を経たときに、大きな差となって現れてくるのです。

何が違うのか…。それは、分かりやすく言えば「認め、覚悟している」か、「やっぱり避けたい」と思っているかの差といえます。

そもそも営業や販売促進に無頓着…という人は論外として、「嫌だから、できるだけしたくない」という人と、「やるしかないんだから、しっかりやろう」という人とでは、自ずと結果に大きな差がでるのは、当たり前というもの。

そんなことは分かっている…という声が聞こえてきそうですが、一時が万事です。「仕事を選べる」と思っていたり、「見込み客の方から寄ってきてくれる」、「自分に相応の仕事がくる」、「最初はプレッシャーのかからない仕事がいい」、「責任が少ない案件がいい」、「ラクそうなクライアントが嬉しい」…などなど、驚くべき都合のいいことを考える人が後を絶たないのです。

こう指摘すると、「誰でも大変な仕事より、ラクな仕事の方がいいに決まってるでしょう?」と半ば開き直りとも言える答えを返してくる人もいますが、冷静に考えてみれば、実績もさほど無い人に、そんな都合のいい話がくるわけがないでしょう、ということです。そこには、最も重要なことが抜けていることに、当のご自分が気づいていないのが大問題なのです。

何が大問題か…。ズバリ、「自分が弱いということを、自分自身が本当に認めていない」という点です。どれだけ上手に言い訳をしたところで、どれだけ相手を説得しようとしたところで、自分の弱さをしっかりと認めない限り、一歩たりとも前に進んでいくことはありえないからです。

簡単な話、自分が極めて強い状態であれば、どんなクライアントでも楽々受けられますし、高いコンサルティング代でも依頼が絶えることもありません。プレッシャーがかかっているのは自分が弱いからであり、ラクそうな案件を願うのも自分の実力が全然足りてないからです。それが厳しい現実なのです。そしてそれを受け止めていないのは一体誰かなのか、ということです。

こうした自分の弱さをしっかり自分自身が認識しないまま、いわば「自分をごまかす」ことを続けてしまうと、やがて「麻痺状態が常態化」していくことになります。やらないことを巧妙に言い訳したり、ヒドイ人になれば「とうとうと解説」するようになります。

先に申し上げたとおり、営業や販促は事業の大小に関係ありません。語弊を恐れずに申し上げれば、まともに営業や販促をしないビジネスとは、一部の例外を除けば、基本的に「下請け」ということです。

何度も申し上げていますが、経営の指導をするコンサルタントが、みずから下請けしかできていないとすれば、一体何の指導を行えるのか…ということです。

弱さは、より弱いモノを求めます。小さくてラクで責任がなくて安くて簡単そうで…。。。その選択を続ける先に、自分が望んでいた未来があるのかどうか…。

プロとして生きていくには、プロたるレベルになるしかありません。あまりにも単純なことです。もしそこに到達していなければ、やっていけない、ただそれだけです。やっていくためには、「自分の弱さに蓋をした最高の言い訳」ではなく、「弱さを認めた最高の努力」が重要なことは言うまでもないでしょう。

面白いもので、自分の弱さを認め、それを現実として受け止めて腹をくくった人には、およそ神様からのプレゼント? としか思えないような驚くべき案件が用意されたりします。背伸びしてもとても無理、もがいたところで全然不可能にしか思えないような重くて大きなものだったりします。

普通に考えれば「そりゃ無理でしょう」という話なのですが、不思議と断れないようになっているのです。絶対に無理とも思える案件ですが、結論から言えば「やるしかない」状態になぜか追い込まれている…という訳です。

なぜそうなるのかは、まったくもって説明不可能なのですが、周囲には驚くほどそうした不思議な境遇に追い込まれた人が多数います。そして、半ば泣きながら? 必死にもがき、感謝の言葉を口にされ、崖を這い上がっていっています。

このとき、まわりからは「自分には不可能だし、絶対やらない」「あんなことしてバカじゃない?」など、散々な応援?を浴びせられますが、数年経ったとき、声は静まり返っています。不思議なプレゼントを本当に自分のモノにした瞬間です。

覚悟を決めると不思議と向こうから、「これはどう?」と言わんばかりの案件が、まるで自分を試すかのようにやってきます。逃げるのか戦うのか…。

あなたが本当に報われる人生、ビジネスを展開しようと思うなら、己の能力について弱さをしっかり認め、それでも何がなんでもやるという覚悟を決める…この一見相反することに正面から向き合うことがとても大切なのです。

あなたは、自分の弱さを認めていますか?
 その克服に真正面から戦っていっていますか?

 

著:五藤万晶

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