がんばれコンサルタント! 第319話:コンサルタントが絶対に知っておくべき「仕事と商売」の決定的な違い

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「ゴトウさん、これから起業を考えているんですが、食べれるようになる人とそうなら人との差って、何か大きな違いはありますか?」── 先般、セミナー後にご相談にお越しになられた、コンサルタント起業をお考えの方からのご質問の言葉です。

独立起業を考えるとき、誰もが思い悩むのが、「うまくいくかどうか…」ということでしょう。平たく言えば「食べていけるかどうか…」という現実的な話です。

実際、この手の心配は尽きないもので、世の中には、起業はもちろん商売について教えてくれる、様々なビジネススクールや起業関連の塾、専門学校、センセイ…などがありますが、こうしたところで学んでも、「いざ!」というとき、それでも気になってくるのが「やっていけるかどうか…」だからです。

だからこそ…なのですが、当社でいつもご質問していることがあります。それは、「食べれるようになるためには、一体なにが必要だとお考えですか?」── という極めて単純なものです。

この質問をするとき、結構な確率で「ポカン」とした表情をされたりします。ただし、表情は似ているのですが、その中身は二分しています。「それが分かったら、苦労しない」というものと、「そんな簡単なこと!」というものです。

もちろん、どちらがどうこう、言うつもりはありません。ただし、一つ言えることは、「ハッキリした正解は分からないとしても、これを解くことが必要」ということが分かっているかどうか…という点です。

頓智問答のように聞こえるかもしれません。簡単に言えば、答えそのものは分からなくても、探すべき答えが分かっているか…ということです。

端的に言えば、「どうすれば、お客様を増やせるかはハッキリとは分からなくても、お客様を開拓できるようになることが必要で、それができるようになれば商売は上手くいく」…と分かっていて、それを模索しているかどうか…ということです。

顧客開拓が上手くいくかどうかは、極端な話、いま上手くいっている手法でも、明日には効果を上げなくなる…ということも珍しくありません。その時々に応じて、常に新しい方法、効果を上げる方法を模索しながら、そしてそれらの施策が積み重なって自社の力が強くなるように、必死に考え、格闘する…のが重要ということです。

なぜこのことを申し上げているかと言えば、誰が何と言おうと、商売、ビジネスとは「顧客開拓」に尽きるからです。このことを腹の底から分かっていないと、ことごとく意味不明の回り道をすることになります。

やれ「これを覚えれば…」とか、「このテクニックを学べば…」、「パフォーマンスを良くして」、「この資格やライセンスを取得して…」、「持ち物や見た目をよくすれば」…などなど、様々な「教え」が巷に溢れていますが、重要なことは、「顧客開拓の実務に直結しているかどうか?」ということです。

いかなる理由を言おうとも、それに直結していないものは、所詮は「お勉強」に過ぎないからです。

ここを理解できていない人は、そもそも「仕事ができる」の延長に商売があったり、起業があったりと思っていたりします。とてつもない勘違いなのですが、どれだけ仕事ができようが、「お客様が一人もいなければ、あなたが腕を振るう仕事は一つたりともない」というのが商売の現実なのです。

言葉は悪いですが、仕事がそれほどできなくても、お客さんを獲得できる人であれば、それを他の人に振ることで簡単に商売を回して繁盛させることもできます。学者気質や職人肌の人にすれば、これが非常にカンに触ったりするのですが、仕事ができることとビジネスができることとは、まったく別の話…ということが、どうしても認められないのです。

しかし、冷徹な現実は、どれだけ「自分は仕事ができる!」「おかしい!」と叫んだところで、「仕事をする活躍の場」を与えてくれない…という商売の神様の采配がふるわれることになります。

顧客開拓という大前提があって、はじめて仕事ができるのであり、これを会社では仕組みや看板の力で行っているのです。この大前提が分かっていないで、一部の仕事だけを切り出すとどうなるか…ということです。

もちろん、仕事ができる…ということは、大きなアドバンテージであることは間違いありません。しかし、それは「商売を有利にする条件ではあっても、成功させる絶対条件ではない」ということです。

このことを、自ら理解していなければ、わざわざ自分を、「商売で不利な立場」におとしめてしまうかもしれない…ということです。もっと言えば、時間もお金もかけて、わざわざ不利になる条件を積み増して、どんどん商売とはかけ離れた「何か」を一生懸命に勉強している…ということになってやしないか…ということです。

商売、ビジネスを成功させるためには、ズバリ、顧客開拓ができるかどうか…です。それを少しでも有利にできる、道を切り拓いていく道具を用意し、実践していくことです。

あなたは、自分のビジネスの成功のために、顧客開拓のための自分の武器をしっかり用意し、そして自分が真に活躍していくための考えをまとめ、その方法を実践していっていますか?

 

著:五藤万晶

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