がんばれコンサルタント! 第323話:同じように見える「一歩」の大きな違いについて
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「ゴトウさん、ついにクライアント受注に成功しました、そのご報告です!」── 昨年当社にお越しになられた、コンサルタント起業で目下奮闘中の方からのご連絡の言葉です。
本物の道を歩きたい…と、現場で培ってきたご自身の経験やノウハウを詰め込んだ独自のコンサルティングを体系化した後、自主開催セミナーを何度か繰り返してきた方です。
コンサルタントとして起業されて紹介をうけつつも、研修や作業…といった様々なお仕事をこなしながら、ついに自分が開催したセミナーにご参加された経営者から、「依頼したい」とご契約が決まったわけです。
こう言うと何ですが、世の中にはコンサルタントと称していても、本当にコンサルティングを生業にしている人、分かりやすく言えば「コンサルティングで食べている人」というのは、驚くほど少ない…というのが実態です。
語弊を恐れずに申し上げれば、「そもそもコンサルティングをしたことがない」という人も結構な比率で存在します。こんなこと、うっかり相手に言ってしまうと、滅茶滅茶怒ってきたりしますが、要はズバリ、なんちゃってコンサルという人たちです。
もちろん、誰でも肩書として「コンサルタント」を語るのは、まさに自由ですし勝手です。ですから、色々な人が「自分はコンサルタントだ」と語ることに対して、どうこう申し上げるつもりはありません。
しかし、例えば「私は歌手です」とか、「私はパイロットです」、「私は画家です」…など、なんでもいいですが、自分が何をしている人…を語るとき、もし「歌で食べれていない」とかであれば、これはやはり「自称」という単語が上についてしまうことになります。
実際、変な話ですが犯罪などで報道されるようなとき、「自称プロサーファー」とか、「自称アイドル」、そして「自称コンサルタント」…といった表現で報道されたりする人がいますが、それはつまり「その職業で食べれていない」ことを、図らずも証明してしまっている訳です。
再度申し上げますが、肩書をどうつけるかは勝手ですが、「コンサルタントとは、コンサルティングができる人であり、それで生計をたてている人」という、このことだけは間違いありません。
ですから、何かあったとき(もちろん犯罪は論外ですが…)自分の肩書に、「自称」とか、不名誉な文字が入るのか入らないのか…、本当に自分自身に問いかけてみる必要が大いにある訳です。
重要なことは、似非とか自称を、あなたが本当に目指していたのかどうか…ということです。本当に目指していたものがそうであるなら、特に問題ありません。肩書など、道具に過ぎませんので、言いたい奴には言わせておけばいいだけの話です。
しかし、もし自分が本当に目指していたものとは違う…、もっと言えば、自称とか似非とか絶対にイヤだと思うとしたら、それは、踏み出す方向や踏み出している一歩が、本当に正しいものなのか、ここをしっかり考えてみる必要があります。
なぜ考えなければならないのか…。理由は単純です。一歩踏み出しているつもりでも、その一歩が、実は本物の一歩とは違う可能性が大きいからです。
よく「一歩踏み出す」といった言葉が使われますが、学生時代の一歩はまさに勉強だったりしますが、社会に出た世の中、特に起業するという世界においては、知識や学問を増やすことについては、実は、現実的な一歩になっていないからです。
これまた理由はあまりに簡単です。知識をどれだけ増やしたところで、究極のところ、「売上に結びつかない限りやっていけない」からです。これが冷徹な現実であり、これ以外にないのです。
よく甘えた発想の人が、「〇〇の資格があれば…」とか、「□□の認定を得れば…」といったことを言っていたりしますが、どこに「資格=売上」とか「認定=売上」もっと言えば「知識=売上」になると書いてあるのか、さがしてみる必要があるでしょう。ただし、どれだけ探しても、永遠にその願いが叶うことはありません。直接的な関係性はまったく無いからです。
重要なポイントはここです。関係がないことを、さも関係があるかの如く「一歩」だと思っていたりしていると、やることなすことトンチンカンなため、これは永遠に夢の実現には近づかない…ということになってしまいます。もっと言えば、永遠に自称とか、似非のまま…ということです。
本物のコンサルタントになって活躍する…と願うなら、そのための行動を取るに限ります。独自のコンサルティングがなければあなたに依頼する理由もありません。だから、体系化が必要ですし、「活躍」とは、仕事を依頼されない限り腕を振るうチャンスも得られないのです。だから受注活動も必須ですし、そのための営業方法を知って、その行動を取らない限り、永遠に「コンサルもどき」状態が続くことになる訳です。
あなたは、正しく「自分の夢の実現のための一歩」を理解し、そのための行動を、まさに一歩一歩、進めていっていますか? その一歩一歩が、あなたの夢を一歩ずつ近づけてきてくれます。次はあなたが活躍する番です!
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