がんばれコンサルタント! 第337話:上手くいかないコンサルタントに必ず共通する「〇〇の欠如」

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「いや~、本当に意味不明ですよ。遅れているっていう連絡はもらっていたんですが、その理由がアレでは、もう金輪際手伝うことは…」── 先日、知人の先生が主催している、ある集まりの席ででてきたお話です。

なんでも、取引先に対して、一緒に絡んでビジネス展開をしていた人から、頼んでいた案件の仕事が遅れそうだから…と連絡があったため、しかたがなしに肩代わりして仕事を進めていたとのこと。

ところが、あることから「その遅れの原因」というか、どうにも納得できないことが起こったために、もう金輪際、関わることはない…とご立腹のご様子。

何が一体? ということですが、ズバリ「SNS」です。「どうしても時間が足りないから…」と遅れることを伝えてきていたそうですが、なんとその日の晩に、わざわざ東京から地方に「スポーツ観戦」に遠出して、ご丁寧に「いま熱狂中~!」とあげていたのが分かってしまったのです。

ちなみに、先に断っておきますが、「スポーツ観戦や遊びの投稿が悪い」…などと申し上げるつもりは毛頭ありません。その人が好きでやっていることですし、熱狂の投稿は誰もがやることの一つと思います。

実際、コンサルタント仲間や知人の投稿の中にも、趣味のスポーツの熱戦の写真はじめ、それこそゴルフやマラソン、ヨットやスキー、バイク…など、さまざまなものが国内はおろか海外のもたくさんあって、いつも本当に楽しませてもらっています。

では何が言いたいの? ということですが、これこそ実に簡単なことです。「やることやってるかどうか…」という、小学生でも分かるような判断があるかどうか…ということです。単純な話、「やることやっていなかったら、関係者が見たとき、どう思うか…」という、ムチャクチャに簡単な話を言っているだけです。

SNSが登場して以来、この「判断ができない」という人が、様々な問題を引き起こしています。

コンビニのアイスクリームのショーケースに入って写真を撮って投稿した、いわゆるバカッターなどと言われる例は、新聞でも大きく報じられましたが、動画投稿サイトにも、ある種「信じられない低俗性」の投稿によって、逮捕者がでたりしていることは、もう言うまでもなくご存知のことと思います。

ちょっと考えれば、「この投稿ってヤバくない?」くらい分かりそうなものですが、まあ考えないのでしょう。だから投稿されるのですが…。

で、「バカだな~」と周囲は冷めてみていたりするのですが、これとほぼ同様に、大人の、しかもビジネスの世界でも冒頭のような例というのは、実際に起きていたりします。気付いていないのは、若者のバカ投稿と同じく、本人だけだったりするから怖いのです。

特に、我々コンサルタントという商売においては、芸能人やビジネスタレントとは違うということを本質で分かっていないと、ついつい「自分が主役」と思いっきり勘違いしてSNSを使ってしまう人が稀にいます。

主役と思っていなくても、「自分の好きなことを投稿して、何が悪い?」とか、「自分がやっていることをあげて、何が悪い?」と無邪気? というか、何も考えていない人がいたりします。

会社の社長でも、社員が残業に必死に耐えてがんばっているときに、どうみても遊びにしか見えない投稿をしたために、その後社員が大量離反していった…などというケースも実際にあります。

自己表現や、自己顕示欲を決して否定するつもりはありませんが、そのコントロールができなくなったとき、つまり、「自己立場の理解の欠如」が起きはじめたとき、そこには人の反感や離反が必ず起きてしまいます。

この「欠如」が起きているかどうか…は、まさに「アルコール依存症」や「ゲーム依存症」と同じく、「自分で中断したり、お休みできるかどうか…」で簡単に判断できます。理由をつけてでもやろうとしたら、確実に病気ということです。

その最たる症例としては、「いや、このために仕事をしているんだ!」とか、「自分が好きでやっているんだから、何が問題だ!」、「周囲は決してそんなふうに思っていない!」…と、自己肯定を無理やり押し通そうとしたり、誰が聞いても屁理屈にしか聞こえないことを強弁したり…ということが起きたりします。

まあ、理由は何でもいいです。ただ単純に、自分でそれを止められないのは、誰がなんと言おうとも依存症であり、壊れている…ということです。

冷静に考えて、判断力がなく、そして自制力もない人に、人がついていくか…、大事なことを相談するか…ということです。

遊び事や楽しさというのは、間違いなくエネルギーになります。そして原動力になります。ですから、自制はするにしても、大いに楽しむほうがいいに決まっています。

中でも最も都合がよく、そして凄いエネルギーを発揮するのは、商売やビジネスの夢に向かって進んで行っているのが、まるで趣味や楽しみがごとく活動できている時です。

自分がやりたいこと、やるべきこと、進むべき方向性…などを、みずからしっかり定めることができていれば、それに向かって少しずつ、何をしなければならないかを理解しながら進めていくことが、実際に可能になります。

馬鹿げた投稿や、どうでもいい遊びのアピール…というと語弊があるかもしれませんが、それは自分の進むべき道が定まっていないときに、何をすればいいのか分からない「一種の悶え」と言えるものでしょう。分かっていて定まっていれば、誰でもやるべきことに邁進するからです。

もちろん簡単な道などありません。苦しくそして大変なのですが、それはまるでマラソンがごとくゴールに向かって脚を進めていけているとき、生きている実感とともに、様々な楽しさを味わうことができるのです。

あなたは、自分がやるべき商売、ビジネスをしっかり定めていますか?

 

著:五藤万晶

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