がんばれコンサルタント! 第350話:コンサルタントが絶対に持つべき「進退の基準」

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「ゴトウさん、コンサルタントをやっていて、どこかで限界点というか、引退を決意するときがいつかくると思うのですが、それについてはどうお考えですか?」── コンサルタントとして10年以上ご活躍をされている方からいただいたご質問の言葉です。

コンサルタントという職業柄といいますか、関わる方々のご年齢は、いわゆる一般的なご職業の方々より、かなり高めになっている傾向があると思っています。

ご相談にお越しになられる方々の年齢で言えば、30代の方は珍しいほうですし、40超えは当然として、50代はもとより60代、70代の方もいらっしゃいます。どなたも、自分の積み重ねた知的ノウハウを、世に「お金になる方法で広めたい」と思っていらっしゃる方々ばかりです。

よく、この「お金になる方法で…」という言葉を使うとき、拒否反応的に「いやそういうのは…」とか、「私はそういうこと言っているのではなく…」、「お金、お金という、そいうのが…」といった、人を責めたてるように反論をされてくる人がたまにいます。

まあ、人それぞれの考え方がありますので、そうした方々がお金にならないやり方で何かをされたとしても、特に何も申しあげることはありません。

ただし、当社では、単に自分のお金儲けのためだけに「お金になる方法で…」とお伝えしている訳では決してありません。「お金になる方法が必要」だから、わざわざ誤解を招いてでも、お伝えし続けているのです。

理由は実に単純です。何かを広めようとしたり、善いことを回していこうとすれば、そこには必ず人の力が必要であり、その方々の協力なくしては絶対に大きくなっていくことはない…からです。

そんなこと当たり前でしょう! と大きな声が聞こえてきそうですが、本当にそのことが当たり前ということを理解していれば、そこには「絶対にお金が必要」ということも理解していて当然ということです。

直接的な「お金」という言葉で分かりにくければ、それを給料とか報酬という言葉に変えればすぐに分かる話です。「すごくいいんだから、キミこれを世に広めてきてくれ」と言われて、あなたは喜んで「無報酬で」売りにいきますか、協力しますか? という話です。

そうです、「思いっきりブラック」です。しかし、キレイごとを言う人は、お金を口にすることはよくない…と言って、他人にタダで奉仕しろと…、事実上そういうことになっているのに気づいていないで論説ぶっているケースが多いのです。

事実、公共性が高いものの場合、ボランティアで…ということが往々にしてあります。このこと自体はとても尊いことです。しかし、「なんで無報酬?」「やらされたくない…」などといった言葉がでていることも事実で、大きく広がらないことも、さらには拡大再生産が起きないことも、無報酬がもたらす限界を知っていなければならないのです。

お金、お金という言葉をあけっぴろげに言う必要があるかどうかはともかくとして、重要なことは、「お金が回る仕組みをつくる」ことは、善循環を本当に回すために、絶対に欠かせないという事実です。

協力を仰ぐとは、すなわち「お金という経済力をもってまわしていく」のが、この世の現実であり、その現実から目をそらした瞬間から、おままごとに変わってしまいます。

販売する際、営業スタッフは給料をもらいますし、関わる取引先はマージンを、そもそも仕入れにお金を払いますし。それらお金は、お客様からいただくことで、お金が流れ、良い商品やサービスを提供することで善循環が回ります。

これが少しずつ回り始めると、会社も大きくなり、社員も増えて給料も増えて、もっと良い商品サービスを提供できるようになります。取引先も増えてお客さんも増えて…が続いていく訳で、さらには新たな設備や工場、研究…などの投資も行われますが、これこそが、お金が回る、経済が回る…ということに他なりません。

そうです、余りにも本来当たり前のことなのです。だからこそ、当社はそこにこだわって「お金になる方法で広める」とお伝えしています。

ご自分の素晴らしい、独自性のコンサルティングを磨き上げ、その良さを広めるのに、お金になる方法で広めない限り、本当の意味で協力者をつのることも、そして関わる方々のビジネスの繁盛も、後押しすることができないからです。

真に世に大切なこと、善いことを広めたいと考えるとき、「経済力を伴わない限り単なる寝言」になります。人を雇うにも、広告宣伝するにも、モノをつくるにも、場所を借りるにも…。これらをお金を介して善循環で回すことで、初めて自分の夢が一歩ずつちかづいていくのです。

コンサルタント業の場合、経営者などのクライアントのお手伝いをすることで、世に善循環の仕組みをつくりだすのが真の仕事です。

この本質を考えるとき、それは「善循環を回すための後押し」こそが役割ということが見えてきます。誰かがやっていることをパクってマネして、ウチは安いからといった「後追い」がもたらすことは、いかに無策で知恵がないか…、さながらキレイごとを言っている人たちと変わらない…ということなのです。

だからこそ、もし「後押し」ができなくなってきた…と感じたとき、もっと言えば、「後追い」になってきた…と自ら判断せざるを得なくなったとき、コンサルタントという仕事の、一つの区切りにすべき時ということです。

その時まで、全力で人を後押しする…。世に善循環をいくつもつくりだすために、自分自身も大いに稼げるコンサルタントとなって活躍する。

あなたは、全力でクライアントを後押しできる自分のコンサルティングを持っていますか? そして後押しに邁進していますか?

 

 

著:五藤万晶

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