がんばれコンサルタント! 第396話:成功確率に大きな差を生む、意識の根本的な違いについて

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「ゴトウさん、ずっと前から準備していっているプランがありまして…」── 先般ご依頼いただいて登壇した際、ご参加されていた方からいただいたご質問の言葉です。

伺えば、「将来起業をしたいと思っているので、その準備や計画をじっくり立てていて…」とのこと。特段、変な意味は無かったのですが、気になったので「いつごろ起業される予定なんですか?」と伺ってみると、ちょっと意外な言葉が返ってきました。

「そうですね~、準備が十分に整ったときか、〇〇歳になったときでしょうか…」

ある意味、普通の言葉かもしれません。たしかによく耳にするようなフレーズです。しかし、この言葉を聞いて、なぜ「ちょっと気になって伺ったのか」ということも合点がいったのです。

何に違和感があったのか…と言えば、ズバリ「まるで他人がやるような感じ」という点です。起業とはどこまでも自分が主体となって、必死になって夢を実現させていく活動です。楽しさもありますが、苦難も次から次にやってきます。ちょっと気を抜いたりミスをすれば、あっと今に「食べられない」という大変な状況に追い込まれたりします。

そんなこと分かっている…とは、これこそよく耳にする言葉ですが、その言葉とは裏腹に、「自分がビジネスを創っていく主体者」と理解している人と、「誰か上手くやっている人を手本にすればいい」と思っている人とでは、やることなすこと、意識のレベルも、もう天地雲泥の差になって現れてきてしまう…ということです。

そもそも、「準備が充分できたら…」、「〇〇になったら…」という言葉は、一見、自分の意志によって発しているように見えても、本質的には「外的要因によって決定させられている」ということを、当の本人が理解していないところに大きな問題があります。

稀に、この説明の意味すら分からない人がいるので、あえて繰り返しますが、「準備が十分に整ったら」の充分とは、一体いつでどの程度なのか…ということです。

完全に自分だけの趣味や遊び、もっと言えばご褒美の話であれば、「〇〇になれば」の基準で何もかまいません。ある意味どうでもいいからです。

一方、他人と関わる、特に金銭が絡んでくる世の中のあらゆることには、すべて「期限やレベル」があります。どれだけ自分が「まだ準備ができていない」と叫ぼうが、冷酷に期日が到来し、「期限切れで、はい終了」となってしまいます。

「いや、だからしっかり準備をして…」と、まだ言う人がいます。〇〇歳になったら…という人も同じです。一見似ていても、「前倒しが起きる」「後ズレが起きる」違いは、絶対的な違いです。そして、期限の中でレベルの到達を実現しない限り、成功する確率は上がらないのです。

事実、ビジネスに起こり得る話と置き換えてみればスグに分かることです。「準備が整ったら始めよう」というのと、「〇月までに準備を整える」というのと、どちらが速く進むか、そして品質は、緊張感は…ということです。

同様に、「このプロジェクトは、来年の3月になったらスタートしよう」というのと、「このプロジェクトは、来年の3月までにスタートする」というのと、どちらがプレッシャーを感じるでしょうか?

大事なことは、自分自身にプレッシャーがかからない方法を選べば選ぶほど、成功確率が上がるということは絶対にない…ということです。

冷静に考えて、ある程度の地盤ができあがった後ならともかく、何も地盤も無く、これからスタートするという人にとって、「まるで旅行に行くくらいの準備や心配のレベル」で起業をするとしたらどうなるか…ということです。

「起業する」ことと「起業で成功する」こととは、まるで違う話です。前者は言ってしまえば「オママゴト」であり、「旅行に行く」程度の感覚です。旅行と同じく、起業したことで目標達成です。それでいいのですか? ということです。

あくまでも後者を望むのであれば、ビジネスに期日やレベルが絶対的に伴うのと同様に、みずから自分にプレッシャーをかけて、「いつまでにやる」という決断を自ら下していく必要があります。ある意味、経営者になるために必要な、最初の決断とも言えるかもしれません。

事実、〇〇歳になったら、定年になったら、早期退職になったら…といった、外的要因に決断を委ねる癖から抜け出ずに起業をした場合、長らく「自ら判断し、決断する」という経営の根幹が弱く、「後手後手」や「後ズレ」が続いたりします。

環境の変化はもちろん、自ら考えてビジネスをつくっていく…ということに対して、常に後手に回ってしまえば、成功確率は当然、下がってしまいます。

船が沈没しそうになってから海に飛び込んでも遅いのです。溺れるのも覚悟の上で、みずから鍛え、勇気をもって自分から海に飛び込まない限り、思い描く素敵な南の島にたどりつくことはできないのです。

これまで積み重ねてきたものを活かして、自らの夢を本当に実現する…。その成功確率を上げるために、あなたは決断していっていますか?

著:五藤万晶

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