がんばれコンサルタント! 第400話:コンサルタントが持つべき、繁栄への本物の指針

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「ゴトウさん、ところで創業当時に描いていた目標的なイメージと、実際のいま現在とではどうですか?」── 先日、親しいコンサルタント仲間と談笑していたときに、ひょいと出てきた言葉です。

創業当時に描いたイメージ──。訊かれて改めて思い返しましたが、うっすらしか思い出せないことが多く、もっと言えば、忘れたことにすら気づかない? ことも多々ある感じです。

ちなみに当社は、2012年創業の会社です。個人事業や屋号で始められて、しばらくしてから法人成りされるというケースも多いですが、当社は最初から株式会社でスタートしていますので、そのまま同じ年数になります。

まあ、いちいち全部覚えていても仕方がありませんし、正直、忘れっぽい性格なので昔のことについてはいい加減なのですが、「描いた未来のイメージと現実とのギャップ」という意味でいえば、だいたいは分かります。

起業した人なら、創業から3年、5年、10年、さらには20年、30年…と続けているとき、もっと言えば「続けられている」とき、当初思い描いていた夢や理想、イメージ…といったものを振り返ることがあると思います。

理想と現実…ではありませんが、描いていたとおり…なんていうのは簡単なことではないと思います。それでもまあ、この談笑の時には「概(おおむ)ね、いい感じ」と返答しました。

実は不思議なもので、当社で関わっている方の中には、それこそ「概ねいい感じ」と似たような答えを言われる方が多いのです。実際、この時のコンサルタント仲間も似たような反応がありました。

ただし、この「概ねいい感じ」の意味は、人によって捉え方が違うかもしれません。何をもって「いい感じ」なのかは、あくまでも主観であり感覚的なことなので、それこそ他人からみたら「いや、全然ダメでしょう」と言われるかもしれません。

実際、金額的なことで言えば、目指していた数字に到達している方もいれば、未だ到達していない方もいます。元々、やたらと大きな数字を描いていたから…という話もありますが、しかし、もし数字的なことだけで言えば「概ねいい感じ」で揃うことはないハズです。

では、一体何を根拠に…? ということですが、ビジネスの最低限の規模は絶対に必要だとしても、数字的な目標としての大きさよりも、もっと重要なものが納得度を左右している…ということです。それこそが、「概ねいい感じ」の正体ということです。

それは何か…と言えば、ズバリ「自分でビジネスを創って回しているかどうか」ということです。もっと分かりやすく言えば、自分の力で顧客開拓ができ、独自の市場を拓いていっているかどうか…ということです。

もちろん、「上手くいっている度」については、かなりの差があるかもしれませんが、この方面にだいたい行けているかどうか…は、「概ねいい感じ」に直結していると言えるでしょう。

逆に言えば、どれだけ収入や売上が目標に到達していても、「他人がつくった商売に乗っかっているだけ」だったり「他人のビジネスにあやかっている状態」であれば、それは、立派そうにみえても砂上の楼閣にすぎない…ということです。

数字が行っているんだから問題ないでしょ! と言ってくる人がいますが、こういう人は、それこそ商売も、ビジネスも、もっと言えば経営もまるで分っていないと言わざるを得ません。

厳かに考えるとき、「仕事を回してもらわなければやって行けない…」という状態とは、誰かに「生殺与奪権」を握られている状態とまったく同じです。ある時、いきなり首根っこをキュッと絞められるかもしれないのです。

実際、「あの人はもう使わない」の一言で、ビジネスの世界から消えたセンセイは、数えきれないほどいます。一時的な大金や脚光を浴びることに成功したとしても、商売やビジネスにおいて、本当の意味の自主自尊の状態をつくれていなければ、以上終わり…になってしまうのが現実なのです。

どれだけ酷いとか、オカシイ…と騒ごうが、そもそも「自社の未来や命綱を、他人に委ねている」時点で、経営者としてどうか…ということです。自分で顧客開拓できない状態で「安心した商売、ビジネス」ができるとしたら、それは「何も考えていない人」だからです。

世の中、そんな会社一杯あるでしょ! とまだ言ってくる人がいますが、当社は皆に一律に言っている訳ではありません。他ならぬ「コンサルタント」特に「本物のコンサルタントとして大いに活躍したい方」を対象に申し上げているのです。

そう、クライアントに指導する立場のコンサルタントだからこそ、「報われる経営」「豊かなビジネス」「生きがいと充実した商売」…といったものを自ら体現し、ご指導にも活かしていただきたいと本当に願っているのです。そうでなければ、本物の指導など、到底、出来るはずがないからです。

考えてみれば分かることです。安全と思い込んでいる雇われの身と同じ状態で、どうやって「ビジネスの勝負」や「大胆な経営の打ち手」を恐れ多くも経営者に指導しようというのか…ということです。

逆に言えば、「自分のビジネスをつくって廻せている」状態を実感できていると、そのスピードや到達度については、やはり「まだまだ…」とか「全然…」ということはあるにしても、自分でいかようにも手を打ち、変えていくことができます。

自らの考えで、自分のビジネスをいかようにも変えていくことができる。これこそが、まさに「概ねいい感じ」なのです。何も虚勢を張ることもなければ、無理して言っている訳でもありません。実に自然体の言葉です。

株式会社からスタートというのは、実に小さなことかもしれませんが、当社のこだわりでもあります。実は、小さなこだわりは、たくさんあります。当初は「そんなこと、どうでもいいんじゃない?」と小ばかにされかねないようなこともありました。

しかし、「自分のビジネスをつくる」という想い描いた状態に一歩でも近づくために、当社の場合は僭越ながらも「本物のコンサルティングをもっと世に広める」という想いに少しでも近づくために、そうした小さなこだわりを幾つも積み重ねてきました。

年月を重ねていく中で、むしろ「やっぱり正しかった」と確信に変わったことが増え、そのことを信じてくれる方々が集まってきてくれるようになりました。

そしてその方々が、「ゴトウさん、概ねいい感じです」と言って大いに活躍されるようになってきました。そうしたことをまとめてお話をする機会をつくることにしました。必ずやご参考にしていただけると思うからです。

このたび、「がんばれコンサルタント!」は回を重ねて400号になりました。100号毎に行っている今回の特別企画では、小さなことでも「やっぱり正しかった」こと、そして、多くの「概ねいい感じ」の方々に共通する、これから10年、コンサルタントのための繁栄の指針…についてお伝えします。
特別企画→ コラム400号記念特別セミナー

あなたの「概ねいい感じ」を応援します!

著:五藤万晶

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