がんばれコンサルタント! 第405話:本質との乖離を理解することの重要性

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「ゴトウさん、ここのところの制約…に対して、今後どうなると思いますか?」── 先日、開催していたグループコンサルティングでのご質問の言葉です。

 制約…とは、もちろん昨今の「新型」に対してのことです。自粛や制限や要請…が行われていますが、これらは今後どうなっていくのか…という話です。

あ、それならきっと、「やれ政治家が…とか、どこの会社が…」という話?と思われるかもしれませんが、ここでそうした話をするつもりはありません。言いたい事は山ほどあるとしても、ビジネスで活きている我々は、「どうするか?」こそが最も重要だからです。

そうしたことを前提に考えるとき、「やっていることは、本当に実が伴っていますか?」…ということです。

実は今に限ったことではありません。むか~し、むかしからの話です。例えば、パソコンなるものがオフィスに鎮座するようになったときの話です。当時は「OA化」なる言葉がもてはやされ、「パソコンを習う」なんていう言葉があったりしました。

個人的には、パソコンは使うソフトによって何にでも変幻自在なので、使うソフトを習うならともかく、パソコンを習う…という意味が「???」と思ったりしたものですが、大真面目に「私はパソコンを学んできて、○○社の検定を持っています」という人がいたりしました。

他にも、文章作成ソフトを使っていても、単純に清書するためにしか使っていなかったり、マス目が整頓されていて便利といって表計算ソフトを雛形がわりに使って電卓叩いてその数字を入れていたり…。

冷静に考えれば、「OA化」のOAとは、「オフィス・オートメーション」の略です。清書しても、電卓でたたいた数字をパソコンの画面のマス目に入れても、「何もオートメーションは起きていない」ということに気づかなければなりません。

それは昔だから…と言う人がいるかもしれません。しかし、昨今でも基本的にはそれほど変わっていないことが分かります。例えば「テレワーク」です。

通勤&オフィスで仕事するのを控えて…という号令の元、マスコミも盛んに取り上げている「テレワーク」なるものですが、その言葉がつくられた1970年代や80年代ならいざしらず、この2020年にもなる時代に、「メール見て電話する…」程度の状態が、現実に多かったりするからです。

語弊を恐れずに言えば、これは「テレフォンワーク」というべきものです。「テレ(tele)」とは遠くという意味なので、昔なら電話を使って…というのも理解できますが、現代社会のネットインフラが前提の時代においては、およそそんな表面的で単純なことでないことくらい、むしろ若い人のほうが当たり前に理解していることです。

せっかくの機会ですので、今度の「コラム400号特別記念セミナー(オンライン参加対応)」でも、このあたりのことをお伝えするつもりですが、重要なことは、「本質との乖離に気づいているかどうか…」ということです。

誰でも、お題目があって、すぐに達成できる…ということはありません。さまざまな制約やノウハウ不足などにより、なかなか実現できなかったりします。しかし、本質との乖離が理解できているかどうか…は、お金やノウハウの問題ではありません。言ってしまえば思考の問題です。

時はまさに、仕事や仕組みを革新する大きな節目に来ています。「道具を知っている」ということと「道具を使えている」という次元は、まるで違う話です。

知っているとか分かっている…という話ではなく、「本質的に実行できている」という状態を実現できなければ、騒ぎが終われば結局「元にもどる」という繰り返しになります。それを何十年も繰り返している実態が、「テレフォンワーク」ということです。

一消費者であれば、これをいちいち問う必要はありませんが、もし自分が「提供者側」つまり、商売をする側であったならどうなるか…。

否応なく世の中が変ろうとしています。ここを単に、「我慢」「忍耐」「抑制」…といったことで嵐が過ぎ去るのを待とうとするのか、それとも「変革」「革新」により、本質的な実行ができるようにするのか…。

あなたは、時代のうねりの中で、耐え忍ぼうとしていますか、それとも何かを革新させようとしていますか?

著:五藤万晶

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