がんばれコンサルタント! 第415話:社長はなぜ、サラリーマンコンサルではなく、独立コンサルタントを選ぶのか?

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「ゴトウさん、ちょっと相談があるんですがお時間とってもらえませんか?」── 先生業をされている、業界ではとても名の知れた方からのお言葉です。

聴けば、ある業界団体に入って、必死にがんばってこられてきただけあって、今や押しも押されぬ日本で三本の指に入る大先生。人も4、5人雇いながら大勢のお客さんに来てもらっているという繁盛ぶり。

感覚的には、「もう充分じゃないですか?(笑)」といったところですが、わざわざ当社にお声がけされるということは、自慢がしたいという話では当然なさそうです。

ですから、いろいろな話が出てきそうでしたが、この時は「ご自分でやりたくなったんですか?」と単刀直入に。

すでに人を雇ってご商売をされている方に向かって、「自分でやる?」…とは、ある意味へんな質問に違いありません。普通に考えたら、「この人ダイジョウブ?」と疑われかねないでしょう。

ただ、当社も「コンサルティングビジネス専門のコンサルタント」と看板を掲げている訳で、適当に申し上げてはいません。ちゃんと意味があってのご質問です。

というのも、当社にはこれまで、本当にたくさんの方がお越しになられていますが、その中には、世間からみれば、「十分に上手くいっている」という方が、結構大勢いらっしゃるからです。

不思議に思う人もいるかもしれません。「あれだけ上手くいっているなら、もう充分では?」と…。

果たしてそうでしょうか? 一つ押さえておくべき重要な点は、「十分かどうかは、他人が決めることではなく、己が決めるべきこと」という点です。自分の心情とは、自分が納得しているかどうかで決まってくることだからです。

問題は、人は誰でも「他人のからの評価」「一般的な基準」というものが気になりやすく、ともすれば「評価や基準に依存する」ということをしがちです。

自分ではイマイチ納得いっていないが、「世間から凄いと言われているから我慢して…」とか、「収入がそこそこ高くて安定しているんだから仕事と割り切って…」とか、「これさえ満たしていればお金が入ってくるんだから、難しいことを考えずにこなして…」といったものです。

もちろん、他人からの評価も一般的な基準にも満たず、商売的に全然ダメなのに、「まあ自分ではこれでもいいと思っている」…というような低レベルの話をするつもりはありません。

冒頭の方の悩みとは、つまるところ、「団体に属して世間からすれば上手くいっているけど、本当に自分がやりたいことの実現や、努力に見合う大きな実入りがあるのか…」という話です。

決められたレールを走ることによる「便利さ」や「効率の良さ」というものがあることは事実です。しかし、語幣を恐れずに申し上げれば、どこかの団体に属して資格やライセンス、フランチャイズ…といった枠組みの中で展開するというのは、それはいわば、会社勤めで仕事をしているというのと、基本的な概念は変わらないということです。

事実、そうした枠組みの中で仕事をしている場合、ビジネスにおけるあらゆる基準は、すべて他人が決めたモノサシで行われていて、それを満たしているかどうかで判断されます。

そして分け前や値付けについても決まりがあり、自分で好きなようには決めることができません。営業や販売活動においても、やっていいことやルールなどは、すべて他者がきめていて、自分で好きにやることができなかったり、場合によっては「注意される」ということが起きます。残念ながら自分のビジネスを好きなような行える経営トップではなく、仕組みの中で働く一担当人に過ぎないからです。

このことは、上位になればなるほど「納得が難しい」というモヤモヤした状態になってきます。組織の中で脚光を浴びながら4、5千万円の売上をあげるも、上納金?をがっぽり持っていかれて手元には「えっ、これだけしか残らない?」といった悲しい話は、当社の事務所ではよく耳にする話です。

世の中には、いろいろな先生がいます。しかし、自分の商売をもっと伸ばしたいとか、困った状態をいち早く脱したい…と考える社長さんが頼る相手とは、どんな先生でしょうか。

少なくとも言えることは、自分がやってきたことを最大限に活かしながら、己のやりたいことを精一杯進め、報われる報酬を手にして、自分自身の判断基準で本当に納得できる活動をしているかどうか…です。

そう、「先生、どう思われますか?」の問いに、他人基準の答えや一般論、ましてや経営トップではない勤め人の発想で答えても、社長は納得など絶対しないでしょう。当然ながら、社長を勇気づけ、会社を発展に導く指導など、夢のまた夢になってしまいます。

当社は創業以来、本物のコンサルティングを標榜していますが、それは自分自身が本当に納得できる道を選び、歩んでいるかどうか…こそが、まず第一基準になります。

誰かの庇護の元、どこかモヤモヤしたまま気づかないフリをして過ごすのか、自分の人生を活かす本物の道を行くのか…。

あなたは、自分の納得基準でビジネスを進めていますか?

著:五藤万晶

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