がんばれコンサルタント! 第416話:コンサルタントとして理解しておくべき「商売の不要不急論」

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「ゴトウさん、今後コンサルタント業ってすごいチャンスだと思うんですが、どう思いますか?」── 先日、コンサルタント仲間に限定して開催している勉強会でいただいたお言葉です。

2か月に一度開いている例会的なものですが、規制解除になったこともあり、久しぶりに仲間の方々と楽しく一杯しながらの雑談の一幕です。

自主独立のコンサルタントが集まっているだけに、当然ながらどこかの団体に属して…などといった感覚などどこにもありません。どうすれば商売を広げられるか、よりコンサルティングを利用してもらえるか…と、日夜考えている方たちばかりです。

こうした方々の集まりだと、話題も自然と積極的かつ建設的なものになるので、皆の目がより一層、輝きだす…ということが起きます。一言でいえば、どんどん楽しくなる…といえばわかりやすいでしょう。

一方で、稀にですが、正反対のような先生業の集まりに遭遇してしまうことがあります。表面的には元気がよさそうな会話の内容とは裏腹に、この先どうなるんだろう…といった息の詰まるような空気が漂っていたりします。

悲壮感が漂っていたりするのですが、その理由を聞いてみると「自分たちは必要とされていないので…」と返ってきたりします。

これには正直、驚かされるといいますか、はっきり言えば、「呆れてしまう」といわざるを得ない感覚がわいてきます。

なぜ呆れてしまうのか…。理由は実に単純です。「そもそも必需の商売など、この世の中にはほとんどない」からです。これをどう勘違いしたのか、必要なものにならないから仕事が来ない…と、意味不明な考えに陥っているから呆れるのです。

こんなことは、ちょっと冷静に考えればすぐに分かることです。世の中、必需なものは、水や空気や電気やガス、その他数多く存在しますが、それらはほぼすべてインフラや公共的なもの…ということは、子供でも分かる話です。

実際、公共的でないものになればなるほど、「無くても困らない」訳ですし、今回のような「不要不急でないものは…」といった自粛要請があったりすると、その本質が露骨に現れたりします。

語弊を恐れずにいえば、「もともと世の中の9割以上が要らないものでできている」のです。学校や公園でさえ閉ざされ、プロスポーツも軒並み中止です。実際には、95~98%くらいが要らないもので出来ていると言えるでしょう。

では、要らないからお先まっくら…かと言えば、そんなことはありません。そもそも、試験に受かれば、ライセンスを得れば…といった思考回路の人にはわかりかねることかもしれませんが、どんなに小さくても商売は商売ですし、大きくても商売は商売です。

自分の生み出す仕事、商品、サービス…といったものの魅力をアピールし、利便性を語り、必要とされるように努力するのです。そうした努力により利用してくれるお客様を生みだしている商売人が、世の中の圧倒的大半を彩っているのです。

だからこそ、必要か必要ではないか…の論が起きた時、世の大半のものは不要不急になってしまうのです。しかし、重要なことは、商売には、必ず「お客様」が存在するということです。

だから、お客様をしっかり大切にしてきたところ、また、お客様をみずから生み出す努力を惜しまないところは、一時的に苦しんでも、必ず復活してきます。

逆に言えば、お客様というものが見えない、よくわからない、ふわっとしている…となればなるほど、商売というものから遠く離れ、「計算や学問、資格や施策…で上手くいくと思いこむ」という傾向があります。目の前に自分の本当のお客様がいないからです。

怖いのは、自分で自分のお客様を開拓もできなければ、需要がなければ…的な、およそ商売人の発想を持ち合わせない人が経営指導をするとすれば、これはまるでトンチンカンな指示をしてしまうことは、想像に難くないでしょう。

まるで自販機や出来の悪い計算機がごとく、笑顔一つも出せない受付で効率論やマーケティング論で、こうすれば…と言い出したりします。

何が不幸かと言えば、商売の楽しさも、面白さも、お客様に感謝してもらう本当の喜びも、全部間接的な疑似体験でしか分かっていないため、その指導もすべてうわべだけのものになってしまうということです。

当然、その指導先も連鎖して「お客様を見ない商売をしていく」ことになります。自粛明けにお客様が戻ったところと、一向に戻らないところと、強烈な明暗を分けつつあります。後者に共通していることは、商売や経営を機械的に考えていた…という点でしょう。

あなたは、自分自身も商売の醍醐味、本当の楽しさを味わいながら、ご指導先にもその喜びを一緒に味わってもらい、豊かに成長発展してもらえるよう、ご指導をしたいと思っていますか?

著:五藤万晶

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