がんばれコンサルタント! 第432話:コンサルタントが押さえておくべき「感覚を整えていく」重要性

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「ゴトウさん、自分はラッキーなことに起業してから思いのほか上手くいっているのですが、それと引き換えに孤独にもなっていっていまして…」── 五藤のセミナーを受けられた後、ご相談にお越しになられているコンサルタント起業を果たしている方のお言葉です。

伺えば、スタートしてまだ1年、2年…という段階でありながら、多くの人が羨むようなご商売をすでに実現されている方。起業という観点では大変上手くいっていると言えるでしょう。

一方で、「孤独に…」という言葉が示すところに、大きなポイントがあります。一般的に考えられていることと違った側面があるからです。

人は誰でも、自分たちの仲間というものをつくりたがります。地域のコミュニティーもあれば会社での仲間、遊びや趣味の仲間もあるでしょう。様々に仲間というものが存在し、ことの大小や多い少ないはあっても、ほぼ全員が、何かしらの仲間に属しているのが人間です。完全に一人では生きていけないからです。

仲間といると、いわゆる「気心がしれた仲」とか、「先輩後輩の仲」とか、協力してくれたり助言してくれたり…といったことがあります。持ちつ持たれつの関係が多く、助け合いもあったりします。

お互い助け合うからこそ、世の中上手く回りますし、困ったときにも助かる…という本当にありがたい面もあるでしょう。メリットというとあまりいい言葉に聞こえないかもしれませんが、大きな恩恵があることは間違いありません。

しかし、この仲間というものにはデメリットも当然あります。このことを理解していないと、小さいときから、そして社会にでてからも、無意識でコミュニティーに対して考えて行動してきているだけに、大きなミスをしかねないのです。

それは、コミュニティーを出た者に対する反感や排斥的な圧力が発生するということです。要は「仲間外れ」です。

言ってしまえば、「まるでガキ」の話なのですが、現実問題、大人になってもこの「ガキのようなことを平気でする人たち」が世の中、ものすごく多いのです。しかも本人たちは、ほぼ無意識だったりするから、怖いのです。

事実、無意識だというのは、仲間から出る人たちは、そのことで「心理的にも距離が遠くなって、もしかしたらもう仲間でいられなくなるかも」と、薄々、感覚的に気づいていることからも分かります。

地方から東京に出てきた人は、このことを多かれ少なかれ、この感覚を理解される方が多いと思います。

田舎の方で村八分を発端とした凄惨な事件が報じられたことがありましたが、供述で「都会に出ていったやつは、向こうでいい思いしたんだから、戻ってきても、もう仲間ではない」といった言葉は、こうした心理状況を如実に表していると言えるでしょう。

まあ、ここまで酷い感覚はともかくとして、自分たちのグループを置いていき、もっと上の世界や成功の世界に行く人がいるとき、それを一緒に喜んであげられるという人は、思いのほか少ないというのが現実ということです。

本来なら間違いなく祝福や賞賛の対象なのですが、他人のことに喜べるようになるには、自分自身の成長がなければ、情けないことに拒絶や足を引っ張ることを無意識でしてしまうのが、成長なき人間の悲しい性ということです。

こうした大前提を考えるとき、自分の周囲に「現在の状態を維持しようとする」「飛び出していこうとるする人を抑え込む」空気があれば、そこに居てはならない…ということです。

理由は単純です。そこにいては成長も夢の実現も遠のくだけだからです。単純な話、小学生のときつるんでいた仲間のまま、ビジネスの成功を手にしようとしても、ほぼ不可能というか、オママゴトにしかならないからです。

ビジネスで成功する確率を1パーセントでも上げたければ、そういう感覚のある人が大勢いる環境に飛び込み、入りまじり、もまれ、自分を磨いていくほうが、よほど現実的でしょう。そういう感覚的に鋭い人が集まれば、ますます鋭く、そして強くなっていきます。

伸びている会社には、優れた人材がたくさんいますが、それは鋭い人間が鋭い人間を呼びよせ、育て、ますます重力を強くして人材が集まってくるようになるからです。

優れたコンサルタントが、指導先で「この人は」と目を付けた人に力を入れ、クライアント先の環境を整え、全循環を作り出すことに長けているのは、自分自身が、成長していく段階で、何度も「次の段階のコミュニティー」に切り上げてきた経験があるからに他なりません。

この理屈を分かっていなければ、どれだけ人がいても、まさに烏合の衆と化します。感覚の鈍い人はますます鈍くなり、抜け駆けする人を攻撃するだけの価値無き集団です。

大事なことは、自分がどちらと仲間になろうと決めるかです。現在のところを脱していくとき、孤独が増すことになります。これを嫌なら、現在のままに甘んじるしかありません。

一方で、新たな仲間、強い仲間、鋭い集まり…に、これまた簡単にはいれるものでもありません。力をつけて、感覚が似てくるなどして、相手からも認められない限り仲間にはなれません。

しかし、成長や成功することを賞賛しあえる本当の仲間になったとき、そこに本当の意味の強いコミュニティーができあがります。本物のコンサルタントであれば、それを目指すべきと当社は信じています。

あなたは、どの道をめざしていますか?

著:五藤万晶

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