がんばれコンサルタント! 第439話:コンサルタントとして「何のために」を問うことの重要性

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「いや~、ゴトウさん、あのつぶやきとずっと戦っていましたよ…(笑)」── ごくごく稀に行く、親しい経営者の方や仲間のコンサルタントの方々と一緒に、仕事話をしながら楽しく回っていたゴルフ場での会話です。

経営者でゴルフをされている方は非常に多いのはご存じだと思います。経営者に限らず、様々なリーダー層や、国のトップ同士もゴルフを通じて交友を深めることは日米、安倍さんとトランプさんのみならず、歴代のリーダーを見ればよく分かります。

半分の9ホールでも2時間以上は一緒にいるので、ゆっくり話ができるこの競技は、特に身体的に強靭さも要求されませんし、性別はおろか年齢も関係ないため、まさに老若男女で一緒に行え、ビジネスとの相性もとてもいいと言えるでしょう。

一方で、ゴルフをされたことがある方ならお分かりだと思いますが、とにかく「思うようになかなかいかない」という場面が、本当によく出てきます。だからこそ、性格がよく出る…とも言われています。

止まった球を打つだけなんだから…とは、理屈ではそうなのですが、遠くに飛ばそうとするとブレが大きくなって右や左に大きく曲がってさあタイヘン! 

何も素人だけの話ではありません。もちろんレベルはまるで違いますが、プロでも時には大きく曲げて、えらいこっちゃ…は、やはり起きてしまいます。短いクラブを持てば、安全にいける代わりに飛距離が落ちて…というのは、次元こそ違えど、全ゴルファーにとって共通の悩みでしょう。

だからこそ、ゴルフは人生やビジネスになぞらえて考える人が多くいるのも事実です。なかなか思うようにならないからこそ、面白いのです。

しかも、単純にスコアが良ければ良いのかと言えば、それも違ったりします。人それぞれ、スコアは全然違ったりするのですが、自分との闘いで、自分の思い描くゴルフをしようともがきます。そして何より、一緒に回りたいと思う仲間とは、スコアとは全然関係なかったりします。これは重要な事実でしょう。

よく、「下手だと一緒に回ってもらえないから…」と言う人がいますが、余程の超初心者ならいざしらず、経営者同士で「あの人はスコアが悪いから」の理由で一緒に回らないというのは、これまで一度も聞いたことがありません。

むしろ、スコアなんて関係なく、「ビジネスで面白い話があるんだけど…」とか、「とにかく一緒に回っていて楽しい」といった「一緒に回りたい…」と思うかどうかのほうが断然、重要でしょう。普通に1ラウンドすれば5時間以上も一緒に過ごすことになるのですから…。

こうした重要性を考慮して、関わるコンサルタントの方々には、経営者とゴルフで回れるようになった方が得ですよ、と時々ですがお伝えしています。

時々にしているのは、ゴルフって遊びでしょ?と思う人がやはり少なからずいるからです。なので、ある程度ビジネスがちゃんと回っている方でないと、この辺りについてはなかなか申し上げにくいという面があります。

それはさておき、ゴルフで悩ましいことの一つに、グリーンにきてからのパターです。どんなに短いパットも一打だからです。

特に悩ましいのが下りの長いパットだったりします。カツンと強くパットをしたため、スーっと倍以上転がってグリーンからも落ちていって…というご経験をされた方も少なからずいらっしゃるでしょう。「あちゃ~っ!」と、思わず天を仰いだり。

そんなに強く打つからでしょう…と、ゴルフをしない人は言うかもしれません。安全に短く、短く打てば、そんな天を仰ぐようなことはないからですし、実際にやたらと短めに打つ人もいます。

それはそれでその人の勝手なのですが、「届かないパットは、絶対に入らない…」ということも事実です。これは厳然たる事実です。

当たり前ですよね? 挑戦しなければ失敗はしません。「あ~あ!」という痛みやがっかり感も味わわなくてすみます。

その代わり、勝負をして入ったときの、「きた~~~!!!!」で思わずガッツポーズする嬉しさも味わえないのです。喜びのないゴルフなら、何のためにやるんですか?ということです。

そして、ここでもう一つ考えなければならないことがあります。しれは、単に自分が喜びを味わえないだけなら、それは本人の勝手かもしれませんし、何かそのときは競技をしていてスコアが極めて重要なら、徹底した安全策をとるのも戦略でしょう。

しかし、もし「知人や仲間とゴルフをしながら話をしたり楽しむ」というのがその時の少なからず大きな理由だとすれば、「届かないパットを打ち続けることは、仲間もずっと喜べない」ということも知らなければなりません。

人は誰でも、余程性格がひねくれた人でない限り、果敢に勝負する人がいて、それが上手くいけば、周囲も「やったね~!!!すごいね~~!!!」と笑顔で騒いで、皆が楽しくなるものです。

それは決してゴルフに限ったことではなく、世の中の道理というものです。だからこそ、仲間と一緒に集うのです。

人の挑戦を見て、果敢に挑む姿を見て、上手くいったのを見るとき、仲間であればあるほど、わが事のように嬉しくなって喜びあうのです。

だからこそ、何のために…は極めて重要です。怪我をしないために…というのなら、フルスイングしなければいい。嫌な思いをしないために…というのなら、安全に安全にひたすら安全策でやっていけばいい。

だが、それはゴルフに限らず、人は見ていないようで見ています。普段から挑戦していない人に、挑戦するべきかどうかを訊きますか? どうやったら乗り越えられるか訊きますか? 経営者はそういう人に相談すると思いますか?

ゴルフもビジネスも人生も、何のために…という部分をしっかり考えずにやっていると、世の中の意味不明な杓子定規を正しいものと思ってしまい、面白くもおかしくもないことを淡々と続けていく…ということになりかねません。安全な届かないパットを続けるかのように…。

多くの経営者は、自分の人生の夢、事業のロマンを実現するために必死にがんばっています。コンサルタントも商売人として、一経営者として自らの夢やビジネスのロマンを叶えたいはずです。

自分のこれまでの人生を大いに活かし、楽しみ、独自の道の挑戦することは、当然ながらリスクを伴うことですが、安全で失敗しないことが人生の目的ですか? 

あなたは挑戦する人生を選びますか。安全の人生を選びますか?
当社は挑戦する人を本気で応援します。
あなたの挑戦を待っています。

著:五藤万晶

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