がんばれコンサルタント! 第451話:「もったいない商売」にならないために、コンサルタントとして知っておくべき重要ポイント

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「ゴトウさん、なかなか踏ん切りがつかずに悩んでいましたが、ようやく決心がつきましたよ、ありがとうございます!」── 以前からある案件で悩んでいらっしゃった仲間のコンサルタントのお言葉です。

数年前に五藤のセミナーにお越しになられた後、ご自分のコンサルティングメニューづくりにのためにグループコンサルティングにお越しになられた方です。

こう言うと、コンサルタント起業をされて…と思われる方が多いかもしれませんが、この方はすでに10年近くコンサルタント業をされている方。

金額的にもすでに相当立派なビジネスをされていた方だったのですが、さらなる飛躍のために当社にご相談にこられた…というパターンです。

何度かここ、がんばれコンサルタント!でもお伝えしたことがありますが、当社にお越しになられる方の3分の1は、すでにコンサルタント商売をされていて、さらに商売を伸ばしていきたい…と考える積極的な方々。

この方の場合も、持ち前の明るい性格と積極性で、「コンサルティング商売をもっと伸ばしたい!」と考えられ、そのためには、個別対応になっている現状のやり方を、もっと精度高くかつ件数もこなせて繁盛できる方法として、当社が提唱する「パッケージ型コンサルティング」に興味を持たれ、ご自分のコンサルティングの体系化にお越しになられた…というつながり。

元がしっかりしていたということもあり、体系化ができてパッケージ化したコンサルティングは、まさに「鬼に金棒」状態というと大げさに聞こえるかもしれませんが、初めての業界や業種のクライアント先でも、精度を落とすことなく成果がだせるようになるとともに、コンサルティングの単価も3割以上上がり、同時期に10件を越える案件でも、なんら問題なくご指導ができるように。

「これはコンサルタント商売における革命ですよ!」とは、さすがにオーバーな表現をいただきましたが、それくらいに商売が伸びるきっかけになったことは間違いない事実とも言えるでしょう。

そういう凄い方、そういう方でも、悩みが変な方向にいくことがあるのです。ある物件に手を出すか出さないか…で、ずいぶんと悩んでいたのが先月の話です。

言うまでもなく、毎月の結構な金額になる固定コストが頭にちらつくのでしょう。「こんな時期にわざわざ出さなくても…」という考えも当然あるでしょう。

いまやコロナ禍の影響で、東京都心のテナントは、かなり空きがでてきています。これは置き薬屋さんからも直接伺ったことですが、「薬箱の回収ができずに解約になっている場所が、すごく増えてきている…」とのこと。

もちろん、好条件の物件はすぐに別の会社が入ったり、お店が入ったり…と入れ替わりで空きにならずに済んでいますが、あまり条件が良くなさそうな物件だったりすると、もう完全に空きっぱなしになっていたり。

そんな時期だからこそ、余計に考えてしまっても、ある意味当然と言えるでしょう。「月々のコストを下げるのは、経営的に正しい判断だから、わざわざコストがかかることをするのはどうなんだ?」…と。

そう、間違いなく正論でしょう。正しいに違いありません。しかし、もう一つ大事なこともあります。それは、「単に正しいだけ」ということです。

語弊を恐れずに言えば、「正しい、というだけであって、素晴らしくもなければ面白くもなんともない」という話です。世の中、商売をする方々にとって、「正しいことだから、これをしなさい」なんて言われても、何ら魅力もなければ原動力にならない…のです。

独立したり、商売したり、ビジネスを伸ばしたり…は、一体何のためにやるんですか? という話です。

この根源の部分がにごったり、迷ったり、それこそ意味不明な「正しさ」なる基準で考え始めると、そもそも、「最初から商売なんてやる理由がなくなる」ということになってしまいます。

なぜ? いえいえ、これは真面目な話、起業当初の一年目に実際にある人に言われたことですが、「バランスシートが悪いです。もっと広告宣伝費を減らして、固定も減らしてください」…と。

笑わせてくれます。理屈としては正しいでしょう。バランスシートやらが悪いのだと。お金使いすぎなんだと。しかし、ちょっと考えてみれば分かる話です。「起業一年目で、バランスしているって、一体どういう異常さなんだ?」と。

投資がなければリターンなど絶対に得られません。ビジネスをする、起業をする、商売を次のステージに引き上げる…といったことには、必ずリスクがつきまとうのです。

当たり前のことなのに、一体いつから「ノーリスクがいい」と思うようになったのか。妙なゼロリスク信奉者と同じようなことを考えるようになれば、それこそビジネスの当事者としては、自ら白旗を振っているようなものです。

もっと言えば、何か次の勝負にでる…というとき、勝負をして広げて伸ばすことを必死に考えることこそ、本当にやるべきことなのに、リスクを下げることがまるで正しいことのように考え始め、思考回路が萎縮していっていることに気づかないとしたら、それこそ成功確率は極端に下がっていくことになる、ということです。

当然のことです。ビジネスを成長させる思考と、リスクを避けようとする思考とでは、これはまさに真逆だからです。そもそも論として、コストを考えてそれで頭がいっぱいになるようなら、考えていても何も楽しくないでしょうし、そんな「萎縮した脳みそから、儲かる素晴らしい発想など、絶対に出ない」ということです。

どれだけ儲かる方法を考えても考えても出てこないなら、その案件は諦めたほうがいいでしょう。

しかし、コストから考えてそのリスクヘッジばかり考えたり、そのセコイ計算で上手くいけるはず…と皮算用した程度であれば、これまた、「少しの狂いであっというまに赤字」になり、それこそ、一発で慌てふためく…ということに間違いなくなってしまう、ということです。

冒頭のコンサルタントの方は、ある雑談をきっかけに、「あっ、忘れてました!笑」と、発想を逆転させ、本来の積極性に立ち返って、あるアイデアを思いつかれたと。あやうく「もったいない」ことになりかねなかったところです。

そう、仕事も商売も、ビジネスも繁盛も、夢の実現も…。すべては「理屈やコストから考えるべきことではなく、楽しさや面白さ、豊かになりたい…という発想から考えるほうが、断然思考ものびのびと凄いことを考えるようになる」のです。

当社は、あなたの夢の実現のお手伝いをします。コンサルティングビジネスという、自分の半生を活かして、本当に報われる仕事と報酬を手にしていくための道具と方法を組み立てるお手伝いです。

その原点は、楽しさ、面白さ、やりたいこと…です。

著:五藤万晶

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