がんばれコンサルタント! 第454話:プロとして食べていけなくなる人に共通する、残念な2つの共通点

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「ゴトウさん、先日ホームページを少しいじりまして、印象変わったんですよ。ちょっと見てみてください」── コンサルタント起業をされてからすぐに、当社にお越しになられている方のお言葉です。

起業されてからまだ2年ちょっとほどの方ですが、五藤の書籍を見つけて「後から修正するより、最初のうちにちゃんとしておこう」と思われたそうで、当社に早々にお越しになられたという方です。

お考えどおり? かどうかはともかくとして、目下、大変好調な商売状況で、その勢いをウェブに反映させるべく、撮りなおした最新の写真をメインに表示されるようにした…というのが冒頭のホームページをいじったという話。

たかが写真…という人もいるのですが、写真の持つ力は、創業当時はひときわ大きなものがあり、場合によっては100の言葉よりも写真一枚の方が効果的だったり…ということも、現実の話だったりします。

もちろん、どれだけ優れた腕のカメラマンに頼んだとしても、被写体の実力以上の写真を撮ることはできません。パソコンで加工するにしても限度があり、良いも悪いも、本人の実力が切り撮られるのが写真だからです。

たまに、この当たり前のことに対して、「あのカメラマンは、いい写真を撮ってくれない!!」と怒ったりしている人もいますが、よほどの下手はともかく、プロの観点から言えば、「被写体としてのプロ」という立場を理解しているかどうか…がまず問題になります。要は、撮られるあなたも、プロのとしての表現ができて当然ですが、もちろんやっていますよね?という話です。

つまり、シャッターを押すタイミングをずっと外し続けているならともかく、キメの瞬間を少々長めに維持できれば、ある程度の腕の人が来てくれれば、及第点の写真はほぼ間違いなく撮れる…というのが、プロ同士の感覚に違いないかと。

その上で、この及第点の前提を超えてくるものがあるとき、「さすが!」とか「アタリ!」といったことがある訳です。

それはともかく、冒頭のコンサルタントの方の写真は、この及第点を遥に越えてきている素晴らしい写真で、思わず「これは本当にいい写真ですね!」と申し上げたのですが、「実はこのカメラマンさんが…」と声が曇りがちに…。

何かと思って聞いてみますと、「昔から知っているカメラマンさんで、ご覧のとおり腕が良いので、ひと昔前まで、すごく羽振りが良くて、滅茶苦茶に忙しく仕事をしていた人なんですが、今は全然仕事がないそうで…」とのこと。

実は、この手の話は、残念ながらよく耳にするのですが、いわゆる「フリーの〇〇」的なお仕事をされている方々によくある話の一つ。知人のデザイナーやカメラマン、ライターさんなどにも似たような話が多く、残念な2つの共通点があることに気づきます。

1つは、「プロの〇〇になろうとしてなった…というより、何か仕事をしているうちにこの仕事になっていた」というもので、いわば「意図して自分のビジネスをこうする…というものがなく、依頼されるがままに仕事をしたり、誰か先輩の言っていたことを真似ていて、いまの仕事をやっている」というもの。

サラリーマンならともかく、もし「どうやってプロになったんですか?」という問いが来て、ハッキリとしたことを言えないとしたら、これはただなんとなく…というと語弊があるかもしれませんが、意図してプロになった訳ではないだけに、何か商売に逆風が吹いた際に、「どうすればいいのか?」がまるで分からないということになってしまいます。

共通点の2つ目は、「営業方法を確立していない」という点です。みずからの商売をどう繁盛させるか…は、ある意味、最も重要なポイントであるにも関わらず、なぜか「フリーの〇〇」の人たち、もっと言えば、先生業の圧倒的大多数の方々も、自らの知識や技能の蓄積には熱心でも、それをどう売るか…については驚くほど無関心だったりします。

批判されることも覚悟の上で申し上げれば、「売れない知識やノウハウはゴミ以下」と言えます。ゴミ以下とはいくらなんでも失礼…と怒りの声が聞こえてきそうですが、ゴミならゴミと認知できるのがなによりの利点です。

ゴミならすぐに捨てられるでしょう。ゴミならまだ資源ごみになったり、燃やして発電の助けになりますが、独りよがりの売れない知識やノウハウは、それこそひと様の役に立つことはありません。なぜか? 売れない=出番がないからです。

実に悲しい現実なのですが、この当たり前のことに対して、厳正に受け止めない限り、本当の意味での「お役に立つ」ということはできないのです。

どんな商売でも、プロとしてやっていく…ということは、まず第一番に「売上をつくれる」ということが基本中の基本です。

このためには、どうやって自分の蓄積してきた知識や技能、ノウハウ…といったものを「お金に換えるのか?」ということを理解していなければ、いつまでたっても「依頼されればいいのでは?」といった受身のあやふやな状態が続くことになります。

景気が良くて、タイミング的に良いときなら、この曖昧な状態でもなんとなくやっていくことができますが、何かのきっかけで環境が変わったり、依頼される流れが途絶えたり、切り替わったり…などが起きれば、たちどころに「どうしていいか分からない」という状態に陥ってしまいかねません。

事実、冒頭の写真のカメラマンさんはその状態になってしまっている訳ですが、こうした例は、先生業の方々にも実にたくさんいらっしゃいます。

プロとして「どうやっていけいいのか?」「どう営業していけばいいのか?」。あなたは、自分のビジネスをしっかり確立させていくために、手を打っていっていますか?

著:五藤万晶

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