がんばれコンサルタント! 第46話:実力コンサルタントの共通点

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第46話:実力コンサルタントの共通点

コンサルティングとは、分析ではない。「こうする」という、打ち手である。

 

 職業柄、様々な場所で、たくさんのコンサルタントの方々にお会いしますが、実力のあるコンサルタントの方には、ある共通した特徴があるといつも感じています。

 何かと言えば、 「独自の艶(つや)と哲学感…」と言えばお分かりいただきやすいでしょうか…。お話しをしていても、とてもユニークなことはもちろんなのですが、その一つ一つに重みがあって、清濁併せ持つような感覚は、なるほどさすが一流…と感じ入ってしまうことがしばしばあります。

 一方で、お話ししていても、どうにも薄っぺらく感じてしまう人も少なからずいます。聞けば、コンサルタントのご商売を10年以上続けている…ということもあり、年月の問題ではないことは明らかです。

 根本的に一体何が違うのか…。「コンサルタント」という名称を、やたらと適当に使っているために、そこらの代行業から単なる研修講師まで、何でも誰でもコンサルタントを名乗っているから…という問題もありますが、もっと大きな理由があると考えています。

 それは、コンサルティングに、自分の人生観や経験、知恵や知識のすべてを注ぎ込んでいるかどうか…という点です。

 よく、どこかのマーケティング? を見よう見まねで学んで、自分の分野を取捨選択して自分の専門性を尖らせようとする人がいます。いわゆる削って尖らせる的な発想ですが、どこかの学校で知識だけを教えるならともかく、企業の現場では、どこかで勉強してきたような知識程度では、とてもではありませんが役に立ちません。

 そもそも、何か大きな判断や打ち手には、それ相応の理由や説明が必要ですが、単なる数字を示して経営者が納得することなどまずありません。人生観や哲学が伴わない判断など、単なる分析にしかすぎないからです。

 逆に言えば、自分の人生観や経験、知恵や知識のすべてを注ぎ込むからこそ、その人ならではのコンサルティングになり、独自性が宿るのです。

 コンサルティングの現場においては、あらゆる事象が変幻するため、より優れているうち手はあっても、100%正しい打ち手など存在しません。そういう意味では、ある一つの哲学観に則った打ち手だからこそ、経営者は一歩足を進めてくれるのです。

 優れたコンサルタントに、哲学家や人生の師のような存在の方が多いのはこのためです。

 独自性をつくりたい…として、新しい分野を探したり勉強したりする人がいます。変わったことをやろうとして服装を奇抜にしたり、ニックネームを凝ったりする人がいます。芸人的生き方を否定するつもりはありませんが、経営者が本当に欲しているものを考えれば、コンサルタントという肩書きを使うには、あまりにも薄っぺらいと言わざるをえません。

 経営者は、長年の実務経験で培ってきた本物の知恵やノウハウを欲しています。それは学術的なものなどでは決してありません。だからこそ、自分は何を教えることができるか…を、まず自分のコンサルティング哲学をしっかりと持ち、自分の経験とノウハウを総動員して、一つの売りモノに組み上げることこそ重要なのです。

 それこそが、実力コンサルタント、売れるコンサルタントへの確実な一歩なのです。

 

 

著:五藤万晶

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