がんばれコンサルタント! 第105話:伸び悩むコンサルタントが抱えている問題

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第105話:伸び悩むコンサルタントが抱えている問題

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 「強みをつくろうと色々と勉強中なのですが、どうすれば特徴を出せるのか悩んでいまして…」── 先日、セミナーにお越しになられた方からいただいたご質問です。

 自分自身の強みをどう築いていくか…ということは、事実上、コンサルティングにおける生命線とも言える重要事です。当然、簡単に築けるものではないことは誰もがご承知のことと思います。

 ただし、難しいということは事実としても、「可能性がある大変さ」と、「可能性がない大変さ」…とでは、これは天地雲泥の差であって、努力のし甲斐もまったく違ってくることになります。

 いくらなんでも、「可能性ゼロ」というのは言いすぎ…? と言われそうですが、ゼロとまでは言わないでも私から言わせれば、「限りなくゼロ」という方法で、うんうんと唸りながら苦労している人が結構多くいます。

 理由は簡単です。「人から言われたことを真に受けて、自分の個性や強みを作るのとは真反対の活動に一生懸命に力を入れている」からです。

 実際、コンサルタントになりたて…という新人さんならいざしらず、5年や10年以上やっておられる方でも、「忙しそうに見えるかもしれませんが、実は実入りはそれほど多くなくて悩んでいるんですよね…」と、ボソッとつぶやかれることも珍しくありません。

 「コンサルタント業」として考えるとき、一体どれくらいの活躍をし、どれくらいの収入があれば…ということについては、これは自分が設定するものなので、「いくらが正しい」という基準値などは存在しません。あくまでも自己基準で満足し、到達していればいいことです。

 ただし、金額の多寡はあるとしても、余程お金に余裕があるならいざしらず、生活に支障をきたしたり、抱えるリスクに対してそれ相応の対価を得られていないとしたら、いくら仕事内容が充実していても、それはやはり、本人的にも満足がいかないことになるでしょう。

 すべてをお金や数字に換算することは無粋なことですし、ナンセンスなことかもしれません。しかし、資本主義のこの世の中では、奇麗ごとを言うためには、一定以上のお金を稼げていなければやっていけないのも事実なのです。

 だからこそ、「コンサル業として年がら年中、走り回っているはずなのに、2千万円にも届かない…」としたら、大きな落とし穴にはまっている可能性が極めて高い…ということです。

 大きな落とし穴とは何かといえば、ズバリ、「言われるがまま」または、「要求されるがまま」に仕事をしようとしていませんか? ということです。

 「自分は自営業だから、誰かに命令されたり指示されて仕事をしている覚えはない!」…とのお声が返ってきそうですが、私の経験から申し上げれば、「もう一歩伸び悩んでいる人」の8割から9割が、「言われるがまま」の仕事をしていて本当にもったいない…というのが偽らざる感想です。

 なぜ、このようなことが起きるのかと言えば、「需要に合わせなさい」、「ニーズを探りなさい」、「お客様の声を聞きなさい」…といった、耳にタコができるほどよく聞くフレーズに対して、盲目的に自分も行動してしまっているからです。

 「数学の点数が悪いから5教科で高得点が出せない。徹底して数学を鍛えなさい!」と、一生懸命に数学を鍛える考え方もあります。もちろん、学生時代には一つの有効な考え方であることは間違いありませんが、大人の、しかも独立起業している人にとって、はたして「人が決めた5教科を、足し算して総合点を競う」ことに何の意味があるのか…ということです。

 「この条件の仕事ならあるよ」、「こういう知識もつけておく方が…」、「今の時代のニーズは○○だから…」、「こういう資格があると有利…」、「□□と、○○を勉強しておけば…」 巷で本当によく耳にするフレーズですが、果たしてこれらを満たすことで強みになっていくのでしょうか?

 私は真っ向から否定します。これらはまさに5教科を平均的に高得点とろうとする考え方と基本的に同じだからです。そこには金太郎飴的な、平均して70点、80点という、突出したものが何もない平凡な仕事に、自分をどんどん進めていくだけのことになります。

 独自の強みを本当に作り出すには、自分にしかできないことをするしかありません。大ヒット映画のフレーズではありませんが、「ありのままの自分になる」ことです。

 大学出たての社会人一年目ならいざしらず、10年、20年、人によっては30年以上も社会でさまざまな経験をしてきている方々が、なぜ自分が生み出した「ありのまま」ではなく、わざわざ人から学んだことを教えようとしていたり、人に要求されるニーズにひたすら合わせようとしているのか…。

 大事なことは、「ありのまま」から、「自分にしかできないこと」を組み上げ、築き上げて、それを必要とする人を探す…ということなのです。

 あなたは、自分ならではの強みを築き上げて、それを売ろうとしていますか?

 

著:五藤万晶

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