がんばれコンサルタント! 第135話:社長がコンサルタントを始めて、成功しやすい3つの理由

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第135話:社長がコンサルタントを始めて、成功しやすい3つの理由

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 「現在、○○の会社をやっているんですが、コンサルタントとしても仕事を始めたいと思うのですが…」── 先日、都内で社長さんが集まる会にて、「社長はコンサルタントを目指せ!」と題して、お話をさせていただいたのですが、講演後の懇親会でいただいたご質問です。

  実は最近、弊社のセミナーならびにコンサルティングに、現役の経営者の方がご参加されることが増えてきています。

 さまざまな理由がありますが、伺ってみると、「息子に会社を譲るので、この機会に自分はコンサルタントになってもうひと花咲かせようと思って…」とか、「自分が編み出したこの凄いノウハウを、商売しながら二足のわらじで広めたいと思って…」といった、社長ならではの強いエネルギーがヒシヒシと伝わってくるのが特徴です。

 経営者の方々がコンサルタントを目指す…ということは、これまであまり無かった道です。従来の発想で言えば、「社長が変に表に立って、マイクを持って…というのはどうかと…」といった風潮もあったでしょう。

 全部が全部、そうした風潮が一掃されたとは思いません。というのも、多くは「講演講師業」と混同して語られているからです。

 勘違いしたイメージで語られているので、そのマイナス効果はいまだに多く残っているのですが、ここでは詳しくその違いを述べてもしょうがありませんので、簡単に「プラスのメリットが大きくなった」とお伝えしておきます。

 具体的なメリットの中でも、最も大きなものは、「自社のブランド価値が上がる」というものです。

 同じ商売でも、経営トップが「先生」をしている企業は、お客さんは一目置くようになります。「ここは、他社とちょっと違う…」と。

 もちろん、単に見せかけでコンサルタントをやっているのでは何にも意味がありません。本業そっちのけでマイク持って遊んでいるようなことをしているようだと、かえってマイナス効果になります。

 しかし、本気で自社のステージを上げていくことを考えるとき、経営トップがコンサルタントを始めたり、社内にコンサルティング事業部を作り出すことは、大きな可能性を広げる選択肢の一つとなります。まさに布石打ちと言えるものです。

 個人でも法人でも、数年後に確実に差がついてくるのは、一つ一つの打ち手の積み重ねの差です。

 一手一手を見れば、ほとんど大差がない、むしろライバルの一手の方がずいぶん得している場合もあります。ビジネス的に言えば、向こうの方が売上があがったりヒットを飛ばしているように見える…という場合です。

 しかし、目の前の売上をどれだけ上げても、しっかりとした石垣や柱がなければ、張りぼての城となり、時が経てばやがて崩れてくることになります。数年経って、大きな差が出てくる最大の理由はここにあります。

 一時的にどれだけ売上が伸びても、自社の商品を愛用してくれるお客様が育っていなければ将来はありませんし、魅了できる商品やサービスを生み出す体制ができていなければ、すべては一時的な成功となってしまいます。

 目の前の損得でみている限り、大きな成長は望めません。コンサルティングビジネスをしっかり軌道に乗せていくことを考えるとき、こうした「布石を打つ」という感覚が、とても重要となってきます。目に見えづらい、極めて研ぎ澄まされた感覚的なことが要求されるビジネスだからです。

 目の前の売上も重要であることには違いありませんが、呼ばれてマイクを持って話をしているだけでは、真のコンサルティングビジネスは立ち上がらないのです。

 ここに、事業経営者としてやってこられた方々が成功しやすい理由があります。決して、「口がうまくてパフォーマンスが上手な人」だとか、「決算書が読める人」だとかは関係ないからです。コンサルビジネスを成功させるために必要なことは、

  1. 粘り強く「布石」を打っていける
  2. どうすればお金になるかの感覚
  3. 目的遂行のための決断と実行力

という、目に見えづらいことに対しての優れた実務遂行力と忍耐力から構成される3要素です。これらは、経営の現場実務に精通した経営者であれば、実に有利働くものばかりです。

 ここに、みずからのノウハウをしっかりと体系化させて、「独自のコンサルティング商品」を手にすることで、強い事業展開が可能になるのです。どれだけ優れた経営者でも、売り物がしっかりしていなければ、どうにもならないのと一緒です。

  こうした経営者にとって成功しやすい条件というのは、逆に言えば「コンサルタントとして成功していくための3要素」と言い換えることができるものです。

 常々申し上げていますが、コンサルタント業というのは、「よく分からないどこかからお声がかかって偉そうに話をする…」というビジネスとは根本的に違います。

 激しい勘違いをしている人が結構多いのですが、自らクライアントを開拓して、自らのコンサルティング商品を買ってもらう…という、実に商売としては当たり前の感覚こそ、重要ということです。

 そのためには、いま何をすべきなのか…。目の前の売上ももちろん重要ですが、将来に響いてくる一手は何か…。この見極めと決断、そして最も重要な「実行する」ということとセットになるとき、あなたの未来が大きく変わっていくのです。

 あなたが打とうとしている布石は何ですか? それはいつ実行しますか?

 

著:五藤万晶

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