がんばれコンサルタント! 第53話:コンサルタントの仕事の受け方

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第53話:コンサルタントの仕事の受け方

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 セミナー会場などで、立ち話的にご質問を受けることがあります。「忙しいのは忙しいんですが、全然お金にならない仕事ばかりで困っています。どうすればいいでしょうか…」

 弊社のコンサルティングを受けられる方にも、似たような質問をされることが多いのですが、伺ってみると、こうした質問をされる方には共通した特徴があります。それは、「来た仕事はなんでも受ける」というものです。

 仕事が来たら何でも受けるのが当たり前! という考え方があるのは事実です。京セラの稲盛和夫氏も、「創業まもない会社にまともな仕事などこないんだから、出来ないとは絶対言わない。来た仕事は何でも受ける」とやってきたからこそ、事業が成長した…といった趣旨のことを回顧録に記されています。

 ですから、来た仕事は必死に喰らいついてモノにする…という考え方は、とても大切であることは間違いありません。ただし、重要な条件があります。来た仕事が何であっても…と言っても、まったく畑違いの依頼、例えば農業の話であったりすれば、これは受ける方がどうかしている…ということです。

 どんな会社でも、特に強い会社であればあるほど、得意分野というものがあります。この得意分野に関する依頼については、それがどれだけ高度で難しい内容であっても、これは必死になって受けるべきなのです。

 逆立ちしたり、ジャンプしても届かないような高いレベルであっても、自分の得意分野の領域であれば、何が何でも受けて立つ。「痛くない注射針」で有名な岡野工業は、そんな不可能のようなことを真っ向から受けて立ち続けたからこそ、小さくても特許レベルの金型をいくつも作りあげ、依頼が絶えない企業となっているのですが、一方で、受ける仕事には非常にコダワリがあることも、これまた有名です。

 コンサルタントの仕事も同じです。特に一匹狼の仕事であればなおのことです。自分の専門分野、得意分野の仕事であれば、現在の自分には荷が重いような高度な仕事であっても、これは是が非でも挑戦すべきなのです。

 依頼される仕事を、「金額」で判断している人もいますが、重要なのは内容です。多くのプロフェッショナルは、仕事を受ける前に、断る条件も明確に決めています。それは、仕事の質に対する責任の表れでもありますが、専門性を強くしていくという、一流の仕事をする上で「一対のもの」と知っているからです。

 ハードな仕事は嫌だ…と、自分のレベル以下の楽そうな仕事ばかり選んでいる人がいますが、こうした人は、得てして広く浅く…的な、表面的な仕事ばかりに終始し、専門分野の深堀りがおろそかになります。

 また、専門分野や独自の強みが無いままに仕事を続けている人も、漫然とした仕事しか依頼されないため、これまた似たようなことになります。結果、「くたびれ儲けの仕事」ばかりやっている…ということになるのです。

 数年も経つと深堀り行った人とそうでない人とでは、大きな差となって現れてくるようになります。それらの最初の分岐点は、「仕事を断る条件を決めているか」ということに他ならないのです。

 あなたは、仕事を受ける条件、断る条件を決めていますか?

著:五藤万晶

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