がんばれコンサルタント! 第67話:コンサルタントが発する言葉の意味

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第67話:コンサルタントが発する言葉の意味

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 弊社にお越しになられる方の中には、これからコンサルタントを始める…という方も結構います。

 独自のコンサルティングメニューをまとめ上げるお手伝いをしていますが、その際、「○○さんのお考えや方針は、どういうものですか?」といったことを質問することがあります。

 この時、「△△マーケティングで言われているもので…」とか、「□□先生が説いている理論で…」とか、「有名な○○社が採用しているマネジメント方法で…」といった答えが返ってくることがよくあります。

 本人にすれば、分かりやすい説明のつもりかもしれませんし、それほど気にもしていないかもしれません。しかし、こうした言葉を使う背景には、必ず、「自分の考えや方針が無い」ということが潜んでいます。

 セミナーや講演でも同様です。自分独自の考えや思想、ノウハウ、哲学観…などが熟成されていない人は、他人の言葉を借りて話をします。いわゆる、「誰々がこう言っているとおり…」という話し方です。

 解説や説明がメインの講師やトレーナーの方であれば、こうした話し方でも構いませんが、コンサルタント、しかも一流を目指しているのならこれは大きな問題です。

 理由は簡単です。自分が生み出した独自のコンサルティング手法には、必ず独自の発想や考え方が宿っていて当然であり、その説明には、自分の言葉で話すことが至極当然だからです。

 逆に言えば、自分の言葉で話すことができていないなら、それは他人のノウハウや考えをコピーしてペラペラ喋っているだけ…ということです。

 もちろん、すべての事を自分で発想して生み出した…ということはあり得ません。しかし、自分なりに必死に考えて独自に体系化していく過程で、必ずオリジナルの思想が宿っていきます。

 自分の考えやノウハウを体系化するとき、大きな苦労を伴いますが、自分だけの発想、自分だけの考え方、自分だけの思考方法、自分だけの言葉…というものを醸成していくのです。顧客企業は、この言葉を見逃しません。

 このため、一流のコンサルタントほど、自分の言葉に責任と独自性を併せ持とうとします。他人の言葉では責任がとれませんし、独自性がなければその他大勢のコンサルタントに埋没してしまうからです。

 クライアント企業からすれば、信頼に足るコンサルタントでなければ躊躇するのが当然です。そうした判断の一つに、無意識で話している言葉にもチェックが入っていることを忘れないでください。

 あなたは、セミナーやコンサルティングの際、自分の言葉で話をしていますか?

 

著:五藤万晶

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