がんばれコンサルタント! 第402話:コンサルタントとして知っておくべき、強くなっていく人、弱くなっていく人の違い

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「ゴトウさん、このコロナ騒ぎで知人から、どうすればいい? と聞かれて返答しましたが、さて理解してもらったかどうか…」── 数年前にコンサルタント起業をされ、目下、忙しく活躍されている方のお言葉です。

いわく知人より、「3月の仕事が全部キャンセルになってしまった…」そうで、相談にのってほしいと会ったそうですが、相談というよりほとんど愚痴とボヤキ…ばっかりだったとのこと。

まあ、誰でも、頭を抱えて困っている人に的確な言葉を…というのは悩ましいところです。今回のウイルス騒ぎでは、誰かが悪いとか、明らかなミスとか、仮にそう言ったところで何も変わらないだけに、一層返事が難しいものです。

しかし一方で、だからと言って一緒に「困ったよね…」とするしかないかと言えば、決してそうではないでしょう。酒飲んで一緒にぼやいて…というのは、サラリーマンならそれもご愛嬌かもしれませんが、ことビジネスの現場で生きる我々が、一緒になって「困った…」では、お話になりません。

冒頭のコンサルタントの方も、「返答しました…」とのことで、では一体何を返されたかと言えば、「この機会に…」です。要は、「この機会に変えましょう」という話です。

何を言っているのかと言えば、「変える、変える」はいつでも誰でも言えることですが、ビジネスの根本として、他人への依存や、何かの仕組みへの依存が高ければ、その依存しているものが機能しなくなったときに、「ゼロになる…」という窮地に立たされる訳です。これを「本当に変えましょう」という話です。

当社がひたすら言い続けていることは、「生殺与奪権を他者に握らせない」ということです。もう口が酸っぱくなるほど言い続けています。ビジネスにおいて最重要事項だからです。

ですから、短期的な売上が抑制されようとも、横にもっと簡単な方法があろうとも、他社に生殺与奪権を与えてしまいかねない方法なら、頑として手を出してはならないと。もっと言えば、何がなんでもみずから自分のビジネスを握るために必死に構築していかなければならない…と、関わってきた方々には強く強く、お伝えしてきた訳です。

いま、このことが一層、重要になってきています。一度動いた傾向、時流というのは、決して後戻りしないからです。

いま起き始めていることは、決して一時的なことではありません。もちろん、ある程度は元に戻るとしても、「完全に元に戻ることはない」と、理解しているかどうか…ということです。

例えば、リーマンショックや東日本大震災のあとに、立て続けに雑誌が休刊(事実上の廃刊)になっています。広告出稿をしていた企業が、軒並み取りやめたからで、広告収入が主な収益源で成り立っていた雑誌はやっていけなくなりました。

コンビニの雑誌コーナーが、突然わずか数種類の雑誌だけになり、同じ表紙をいくつも並べて雑誌コーナーをなんとか埋めて…といった光景を、覚えている方も少なくないでしょう。

その後、ある程度は戻りましたが、以前の状態に戻ったかと言えば、NOです。理由として「コンビニよりiPadやキンドル」「雑誌を読む人が減った」「そもそも雑誌スペースが減った」…などなど、いろいろ言われていますが、理由はともかく7掛け程度にしか戻らず、しかも右肩下がりが続いています。大事なことは「元には戻らなかった」ということです。

では集合研修やトレーニング、リモートワークやテレワークなどはどうなるか…。

傾向が急に進むかゆっくりかは分かりませんが、一つハッキリ言えることは、「もう前の状態には戻らない」ということです。働き方が変わる…と言う人がいますが、そもそも、ビジネスのスタイルが変わる…と考えるべきでしょう。

場所に対して仕事や作業があった人たちは、確実にその影響を受ける」ということです。特に、自らそのコントロールができない人にとっては、影響をモロに受けざるを得ない…ということです。

ここで、真剣に考えなければならないことがあります。それは、「なぜ、人と会うのか、一か所に集まるのか?」ということです。あえてその理由をここでは書きませんが、それには大きなメリットがあります。このことに対して、真剣に考えている人は稀です。

「そもそも、会わなくてもできる」と気楽に言ってのけている人もいたりしますが、ではなぜ世の経営トップ層や、リーダーたちは、わざわざジェット機に乗って海外を飛び回って会いに行っているのか…ということです。ここは絶対に考えなければならない重要なポイントです。

よく分からずに言っている人は、テレワーク的なことを至上がごとく捉え、会わなくてもできることや会う価値がない…程度のことを、「すばらしいだろ」と言わんばかりに声高に言っていたりします。

しかし、その内容を見てみれば、そもそもメールやマニュアル、その他ツールをちょっと使えば済むものが大半だったりします。要は、言っていることは作業のことばかりで、「会うことの本質的な価値」「ビジネスとしての価値」を理解しているとはとても言えなかったりします。

ただし、「場所に付随した仕事も影響を受けますが、会わずにできる程度のことも、確実に減っていく」…ということです。それは作業であり、いわば、機械やネット、自動化、ビデオ…などで置き換えが可能だからです。少なくとも、経営的にはハッキリそう言えることです。

コンサルタントが、本当に力を発揮できるかは、「自ら自分の生殺与奪権を握り、自分のビジネスの展開方向を自在に決定できる」ことが極めて重要です。他人に首根っこを押さえられ、クライアント開拓も人任せで場所も指定されているとしたら、これはもはや「影響モロ被り」以外なく、しかも「しばらくすれば、前と同じように戻る」と考えているとすれば、頭の中はお花畑…ということです。

当社も、この機会に開始したことが幾つかあります。未来の潮流に対する施策です。仲間のコンサルタントに打診を始めたこともあります。新しい対応のためです。

もう戻らない未来。一方で、あなたの未来への行動がチャンスを生み出します。
 この機会に、あなたは何を始めますか?

著:五藤万晶

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