がんばれコンサルタント! 第427話:コンサルタントとして知っておくべき「普通」が意味すること

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「ゴトウさん、3か月近くありがとうございました。これからつくり上げた自分のコンサルティングを武器に、必死にがんばっていきますね!」── 先週土曜に行っていたグループコンサルティングを終えるときに頂戴したお言葉です。

自分のコンサルティングを確立させたい…、自分だけの独自のものをつくり上げたい…、そうした強い想いをもって約3か月間、必死にコンサルティングの体系化に励まれていた方々のお一人です。

言葉にすると、たったこれだけのことなのですが、自分のコンサルティングを確立することの大変さは、お越しになられた方々が皆、「こんなこと、一人では絶対にできなかった!」と口にされることからも、なかなか骨の折れることです。

体系化…と一口に言っても、その本質を理解されている人は稀で、「まとめることでしょ?」くらいに考えている人が大半だったりします。

まあ、まとめていないよりはマシなことは事実ですが、現実問題として「これまでやってきたことをまとめていても、未知のクライアントに対してどうご指導するのか」…という事に際しては、コンサルティングの本質というものを理解できていなければ、単なる「作業指示」くらいしかできなかったりします。

要は、自分自身、コンサルティング指導の本質がまだ分かっておらず、何か他人が用意した正解?とか、作業指示書?どおりにやっているだけ…。何か一つ前提条件や、背景、環境、もっと言えば規模や商品・サービスが変われば、何をしていいのか急に暗雲が立ち込めてくる…という状態です。

そう、大変なことが起きます。事実、見よう見まねで適当にコンサルティングファイルもどき?をつくって実施した人がいて、「〇〇というコンサルタントは、あなたのところで習った人ですか?」と、社長さんから当社に問い合わせが来たことが過去にありました。

よほどいい加減な仕事をしていたのでしょう、かなりご立腹のご様子だったのですが、その〇〇という人は当社の講演会に一度だけ参加したことがあるだけで、直接コンサルティングで関わったことなどない人。まさに聞きかじりで適当に表面だけ真似たコンサルティングを行っていたことが分かりました。

当社としても非常に迷惑な話で、「やるならちゃんとやりなさい!」と言いたいところでしたが、それはともかく、電話をかけてきた社長さんには丁寧に事情を説明してご理解いただき、そしてしっかり仕事ができる別のコンサルタントの方をご紹介をしたことがあります。

コンサルティングの体系化とは、様々な状況に対応できるためにも、ご指導の質を上げるためにも、抽象概念化が必須で、これが非常に需要なことですが、もう一点、自分のやってきたことを体系化することの重要性に、「独自性の構築」という部分があります。

いわば、「自分がやる理由」「自分でなければならない理由」というべきものです。理由は単純です。他の人、もっと言えば誰でもできるものなら、「あなたに頼む理由はない」からです。

どこでも買えるものなら、近くて便利か、安く売っているところに行くのがお客さんの心情です。こんなことは言うまでもないことでしょう。

この当たり前のことを真面目に捉えるとき、「他人のマネでコンサルティングをつくる」ことの、恐ろしいまでの馬鹿さ加減に気づかない方がどうかしている…ということです。

さらに言えば、他人がすでにやっていること、既に存在しているテーマに対して、わざわざ合わせにいく愚行は、もはや「コンサルタントとしての資質を疑う」とまで言わざるを得ないでしょう。

これまた理由は単純です。「すでにライバルが先行しているところに、あなたは指導先に対して、マネしなさいと言いますか?」ということです。「ライバルより安く売ればいい」「業界でやっていることを真似ればいい」という指導や考え方なら、そもそもあなたの指導など、何の役にも立たないし、やる意味もない…ということです。

当然ながら、それは自分自身にも言えることです。他人に言っておいて自分は違う…としたら、これこそ意味不明な話です。

だからこそ思い出してほしいのです。無いならチャンスだと。無いならやれる…と。

この世の中は、様々な人の創意工夫の賜物で出来上がっているのだと。同じことやマネだけしかしない人ばかりになれば、10年経っても100年経っても、同じ景色で同じ商品サービスで、何の変哲もない…つまらない世の中にすぎなくなります。

変わり者で結構、違って結構。あなたのチャレンジが、世の中を変えます。だからこそ、やる意味があります。それが、コンサルタントに本当に求められる資質と言えます。なぜなら「普通こそが、最も最悪の選択」だからです。

あなたは普通がいいですか? 普通でありたいですか? 普通で満足しますか?

著:五藤万晶

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