がんばれコンサルタント! 第455話:急ぐべきことと、じっくりすべきことの判断軸

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「ゴトウさん、時間がかかっていましたけれど、ようやく契約がまとまりましたので、ちょっとご挨拶がてら…」── 長年のお勤めから、一念発起でコンサルタントとして活躍するために当社にお越しになられた方のお言葉です。

ご契約が決まったというのは、嬉しい話です。門出の方々とは可能な限りご一緒するようにしていますが、とくにこのご時世だけに、嬉しさもひとしおです。

ただ、コロナのこともあってか、当初は「オンラインでお時間の都合がいいときにでも…」とのメール内容。せっかくのお祝いを「画面越し」ではさすがに…と思いながらも先方のご事情もあるでしょうから、ランチの時にもし可能でしたら…とお誘いをしながらどちらでも…とさせていただきました。

結果は、お美味しい「うな重」をご一緒することに… 笑。ご訪問先のことや今後のこと、また少々ご苦労話などもお聞かせいただきながら、老舗ならではのウナギに舌鼓みを打つこと小一時間。

いろいろ楽しいお話をしている中で、ある事柄について、「もう少しじっくりとか、待ったほうがいいんですか?」…と。

ある事柄とは、ズバリ「出版」です。当社では、コンサルタントの方々のための出版についてのご指導も行っているのですが、その際に、いくつかの条件をお伝えしています。

条件というと何やらややこしそうですが、要は、「いい出版をされるためには、こうしたことをクリアーされたほうがいいですよ」という、出版効果を高めるための事柄です。

どうせ本を出すなら、自分が狙った効果やそれ以上になれば、より一層嬉しいに違いありません。コンサルタント商売をされている方なら、誰でも「仕事を運んできてくれる本になってほしい」と願うのは、もう当然のことでしょう。

こうしたことの重要なポイントについては拙著『依頼が絶えないコンサルタントになるターゲティング出版戦略』に詳しく書いていますので、まだお読みになられていない方は、ぜひ一度手にされてみてください。

それはさておき、出版に対しての条件面において「優先順位が変わる」という場合があります。一言で言えば、「人生における時間」が関係してくる時です。

世の中の、ほぼすべてと言っていいほど、ビジネス的なことの判断軸は、「お客様」もしくは「経済的合理性」です。趣味であれば、自分や関わる人がやりたいことが軸でOKでしょう。あとは、お金が足りるか足りないか…もありますが。

一方で、「人生の残された時間」というものがあります。普段意識するこはなくても、現実問題として、確実に少しずつ少なくなっていっています。そう、普段はそれほど意識していなくても…です。

震災や大きな事変、病禍…などによって、改めて自分の人生を見つめなおすことがあります。

私自身も、10年前の震災をきっかけに、残された人生を考え、思い立ち、翌年当社をスタートさせています。そして、今振り返っても、その判断は正しかったと確信しています。

確信の理由は単純です。「悔いがない」からです。

ちなみに断っておきますが、何から何まで上手く行った…といったことは、当然ありません。失敗したことも数えきれないほどあります。

しかし、根本の部分で後悔のない方向に足を一歩踏み出していたこと、そしてその他の小さなことは、「失敗したらしたで、何度でも再チャレンジすればいい」と考えているので、悔いが無いのです。

何かをするにしても、「失敗するのが凄く嫌」、という人もいるでしょう。半ば性格的なものもありますので、ひとくくりにはできませんが、一方で、「残された時間は確実に減る」というは理解しておかなければなりません。

これまた理由は単純で、「気づけばタイムオーバー!の時こそ、悔やんでも悔やみきれないことになる…」からです。

だからこそ、時には「上手く行きやすい条件面」よりも優先すべきときがあるのです。コンサルタントの方々をビジネス面で応援する立場ですが、その前に、その方々の人生の応援がより優先されるべきだからです。

たった一度の人生を、晩年に悔やんで過ごすようなことがあっては、本当にもったいないことです。これは、ビジネスに人生を賭している経営者にも同じことが言えます。すなわち、コンサルティングにおける優先順位があります。

ただ闇雲に、経済合理性だけで杓子定規にことを進めればいい…という訳では決してないのです。そこには「人間、社長が経営している会社」があるのですから…。

もちろん、まだ何度も再チャレンジすることができる状況なら、しっかりとした基盤や幹をつくりだすためのことに全力を尽くしたほうが、将来に咲く花はより一層すばらしいものになるに違いありません。ここで目の前のことをやっているようだと…。

この匙加減は、極めて重要です。すなわち「何のために…」に直結してくることだからです。みずからの半生を活かして、本当に報われる仕事をするコンサルタントだからこそ、このことはしっかり踏まえておく必要があるでしょう。

あなたは、悔いのない仕事、ビジネス展開ができていますか?

著:五藤万晶

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