がんばれコンサルタント! 第512話:コンサルタントが絶対に押さえておくべき、ビジネス生存と繁栄のための根本原理

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「ゴトウさん、ガソリンがすっごく高くなってますけど、まだまだ上がるんですかね〜?」── 先日コンサルタント仲間との集まりの際に、立ち話的にお話ししていたときの内容です。

コロナ禍からの復興で世界が一斉に始動しはじめて、ガソリンに限らず資源などが軒並み一斉高になっているところに、ロシアの侵攻で天然ガスや石油の価格高騰に加え、輸送経路の制約などもあって物流費も高騰するなど、不安要素なら数え切れないほど…という状況です。

世界の先物市場で戦っている人たちでも、この先の情勢を読むのは決して簡単なことではないでしょう。それこそロシアの侵攻がいつまで続くのか、停戦がいつになるのか…も、誰もはっきりしたことは言えません。

日本の場合、ここに「円安」が加わってきています。1ドル125円を突破した…といいますから、相当なことです。頭の中でなんとなく、「1ドル100円で…」とだいたいの計算をする人も多いと思いますが、その計算が25%もずれてくるという話です。

これだけ様々な物が上がってくると、さすがに企業も対応せざるを得ない訳で、軒並み値上げが報じられています。企業存続のために当然のことと言えます。

ちなみに、このロシアの侵攻に伴い、イギリスは新たに原発8基を造る方針を出しています。原発うんぬんの問題ではなく、自国のエネルギー自給率を高めておかないと、いざというときに大変なことになる…という当たり前の判断からです。

実際、今回のロシアへの経済制裁に際して、ロシアからの天然ガス供給の依存度が高いドイツは、他のEU各国に比べて身動きの取りにくさが顕著です。一緒に「ロシアからのものは買いません」と決めようにも、自国の生存に関して影響してくるようなことであれば、簡単には「はい」と言えないからです。

これは他人事ではありません。日本の食料自給率が低いことは昔からずっと言われ続けていることですが、エネルギー自給率に至っては、各種統計によってばらつきがありますが、今は12%ほどしかありません。

震災前に20%ほどだったエネルギー自給率は、原発を止めて6%ほどに低下、それから10年かけて再生可能エネルギーなどを増やしてきましたが、やっと12%というところが現実です。

当社ではよく、「生殺与奪権をとられたら商売アウトですよ」と、本当に口がすっぱくなるほど申し上げてきています。このがんばれコンサルタント!のコラムでも何回も書いていることです。ビジネスに限らず、生存における絶対的な原理原則だからです。

ビジネスにおける生命線は、なんと言っても「売上をつくりだすルート」です。簡単な話、顧客開拓を他社に依存していたり、上から振られる仕事に従事している場合など、他人に依存した営業状態というのは事実上「下請け状態」を意味しています。

実際、そのルートが止まったらどうなるか…。それをちょっと考えてみればすぐにわかることです。「そんな確率は…」という人がいるとしたら、「コロナを予測してましたか?」「ロシアの侵攻を予測できましたか?」と訊いてみることにします。いかがですか?…と。

当社では、「自らつくったルートで開拓したお客様、売上利益で50%は確保してください」と申し上げています。これは例えば、「節電で半分に…」と言われて、滅茶苦茶に大変ですが、なんとかなるかも?というギリギリセーフが半分という感覚的なものと思ってみてください。

実際、半分ならなんとかなるかも?しれませんが、現状の日本ではありませんが8分の1にする必要があって、それを急に言われてなんとかなるのか…と言えば、もはやバンザイするしかないでしょう。自分のビジネスに置き換えても、これがいかに危険なことかは小学生でもわかる話です。

ビジネスや商売を考える時、とかく「売上拡大」「利益増大」といった面から考える傾向が強いと思います。それはそれで大切なことに違いありません。

しかし、「そんなことは無い、無い…」と言われていたことが「普通に起きる」時代です。もっと言えば、自分たちが「不都合なことは起きない」と単に思い込もうとしているだけなのかもしれませんが、現実には様々な不都合が起きています。そしてこれからも起きることは間違いありません。

だからこそ、自らのビジネスの生存のために、絶対にここは死守、確保しなければならないのです。ひいては、これがビジネスの繁栄に繋がっていくわけです。

お勤めの人も、会社を勤め上げて…という考えも否定しませんが、その会社が消えたり傾いたりすることもあります。大抵の場合、退職金を考えての判断だったりしますが、会社が存続していてもそれがもし…ということも十分考えておくべきでしょう。

そもそも論として、命綱ということに対して、お勤めの人やビジネスをはじめたばかりの人であれば、「どこか別に雇ってくれるところ」とか、お金いった考え方をするかもしれません。しかし、ビジネスを何年もまともにやってきた人であれば、「命綱とは、自分のビジネスを自ら守るルートや手段」に進化させていっているものです。一心同体の自らのビジネスをどう守るか、存続のための方法は、最重要で当たり前だからです。

言うまでもなく、ここ1,2年は、想像もしなかったようなことが連発し、ビジネス界にも大きな影響が起き起きています。様々な歪が露呈し、新陳代謝が起きようとしています。

大いなるチャンスの時代が来ています。原理原則を押さえた挑戦を忘れないでください。
次はあなたが活躍する番です!

著:五藤万晶

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