がんばれコンサルタント! 第542話:望むべく成果や大きな飛躍を手にするために絶対的に必要なこと

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「ゴトウさん、いまクライアント先に来季のことを決めていってもらっているんですが、なかなか難しいものですね~」── 先日、年に一度、定期健診的にご相談にお越しになる、親しいコンサルタント仲間の方とお会いしていたときに出てきたお言葉です。

なんでも、この2年のコロナの影響で落ち込んだ業績を回復させるべく、どう新しくビジネスを組み立てていくか、という話をするときに、でてくるものがどうにも違っていて頭を悩ませている…とのこと。

要は、次なる新しいビジネスとか、目玉になる新事業の展開を考えるという話なのですが、まだ事業を引き継いで間もない二代目経営者は、会議を開いて社員に出させようとしているというのです。

出てくる案は、当然のごとくと言うべき、フツーに少し毛がはえた程度のもの。これまでの商品に少し手を加えたものや値段を少し下げて…というような話に終始していたそうで、「頭がイタイ…」ということに。

皆の意見を聞いて…という方式について、様々な意見はあるでしょう。しかし一つだけ確実に言えることは、「会社の未来に対して、絶対的な責任を背負っている人が本気で考え、決断しない限り、会社を救ったり大きく成長させるような新ビジネスの芽など出てこない」ということです。

こんなことは、いちいち説明するまでもないことでしょう。簡単な話、「従来の延長線上でやっていて、大きな成果が得られないかと考えるほうが、びっくりするほど厚かましい」という話です。

ビジネスでも個人でも、これまでと同じ線路の上を走っていて、それを逸脱するような大きな成果・リターン・報酬や果実…というものを得られるとしたら、それはどういう理屈か教えてほしいほどです。

従来と同じ線路の延長線上で大きなリターンが得られるとしたら、それの先行者が皆、大きなリターンを得た後や、はたまた周囲も含めて皆リターンを得ているはずです。同じ延長線上なのですから。

大昔の、社会全体が経済成長しているときならいざしらず、飽和成熟した社会でさらにコロナで市場が驚くほど縮んだり変化してしまった時代に、延長線上で物事を考えたりやっていて、大きなリターンが得られると考えるとしたら、その脳みそは驚くほど傲慢で厚かましいと言わざるを得ないということです。

そして、ある意味もっとも重要なことは、この「延長線上」ということの意味を、本当に理解しているかどうか…です。自分では変わっているつもりでも、実は何も変わっていない…ということが実際に多いからです。

延長線上かどうかを学問的に考えれば実にややこしくなりますが、シンプルに考えれば「収益の上げ方」だったり「ビジネスモデル」、「働き方」や「稼ぎ方」と置き換えれば分かりやすくなります。

お勤めをしている人が、隙間時間にバイトをして…とやっても、劇的に収入が増えて生活が充足するか…といえば、残念ながらそうはならないでしょう。お勤め先を変えて給料が上がることもありますが、年収が2倍や3倍になるかと言えば、それまでの給料が相当低いならともかく、これまた期待するするのは難しいのが現実です。

残業を滅茶苦茶にこなして…といってもこれまた同じです。理由は単純です。給与所得…というモデルに乗っている限りは、劇的な変化はあり得ないからです。同様に、ビジネスにおいても、既存の収益モデルのままでの「新」とは、所詮はラベルの張替えに過ぎないのです。

断っておきますが、新商品・新サービスを考えるのが無駄などと申し上げるつもりは毛頭ありません。既存のビジネスモデルの上で、大きく売れるものや、より収益をあげる商品やサービスは実にありがたいものですし、重要なことです。

しかし、本当に事業を大きく変え、次世代への成長を遂げていこうと考えるとき、新しいビジネスモデルの追加や獲得というものが絶対的に必要ということを申し上げているのです。給与所得で年収3千万円とか、バイトで年収3千万円とかは常識的に考えてほぼ不可能と言えますが、それは既存モデルのレールの延長線上では、限界が明確にあるからです。

この現実を踏まえるとき、その大胆な「事業における既存レールからのチェンジ」を、給与所得者である社員、とくに一般の社員に考えさせる…ということが、いかに頓珍漢かつ惨いことかということです。

このことは、コンサルタントで成功していくことを考える人にも共通することです。自分の人生を最高に活かして報われる報酬を得て活躍したい…と考えるなら、経営者と同じ「自己決定の土俵」×「儲かるビジネスモデル」でやっていくことが絶対条件となります。

大切なことは、「センセイ」という、見た目だけ同じとか呼称が同じあっても、自分が実際に使っている「お金に換えるモデル」が違っていたり、もしくは低収益モデルであれば、望むべくリターンを得ることは不可能となります。言葉は悪いですが、サラリーマンがバイトを追加するのと同じだからです。

そして最も重要なことは、このこと自体をコンサルタント自身が腹の底で分かっていないと、クライアント先に対して、「新がつくバイト」をやらせる程度のことしか指導できないということです。違いにすら気づいていないからです。

あなたは、これまでに積み重ねてきた知識や経験、ノウハウ…などを、大きな報酬に変えて活躍できるよう、そして報われるように、考えて動いていっていますか? 

「肩書としてのコンサルタント」ではなく、「コンサルティングという道具」の使い方を熟知してビジネスを展開していっていますか?

著:五藤万晶

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