がんばれコンサルタント! 第627号:コンサルタントが覚えておくべき、変化を実感できないときにやるべきこと

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「ゴトウさん、最近どうもマンネリといいますか、あんまり変化していないように感じていまして…」── コロナ前にコンサルタント起業をされて、最近ではかなり忙しくされているコンサルタント仲間の方と一杯やっていたときに出てきたお言葉です。

誰でも起業したての頃と言えば、もう毎日が必死だったはずですが、何年かたって思い返してみると何をやっていたのか記憶がイマイチ…という人も少なくないでしょう。とにかくガムシャラに…という感じ?

そうしたギリギリ…のところからいつしか脱して、決して余裕があるとは思わないけれど気付けば今は…? というような感覚は、起業してそこそこやれるようになった…という方ならきっとお分かりになるに違いありません。

こうした状態は、いわば「まあまあボチボチ…」という感じな訳ですから、差し迫って大きな問題ではないのかもしれません。しかし、本人的にはどこか「危機感を感じてしまう」「これで本当にいいのか?」「安心している場合じゃないはず」…といった感覚があるのかもしれません。

実は、この「まあまあボチボチ…」とか、「差し迫って大きな問題はない」といった状態というのは、ある意味、危険な兆候とも言えます。

理由はシンプルです。「行動するのが難しい状態」だからです。もう少しかみ砕いて言えば、何かしようと思っても、最初の行動を起こす「きっかけ」がつかみづらく、きっかけがあっても続けるのがなかなか難しい状態だからです。

これは、ちょっと振り返ってみれば分かると思います。日常的なことでごく小さなことでさえ、多くの人にとって「思い立ったことを続ける」ということは意外と難しいものだったりします。

今日からダイエットしようとか、筋トレしよう…と思って一日や二日はがんばっても、まさに三日坊主でやめてしまった…という経験がある人は、決して少なくないと思います。

要は、ダイエットに限らず、勉強や習い事、新しい仕事や取組みなどでも、「きっかけをつかむ」ことと「続ける」という二つのことを揃える必要があり、これは非常に難易度が高いということが分かると思います。

何かを始める…ということは、簡単に言えば「今日と違ったことをやる」ということを意味する訳で、それを変える「きっかけ」をつくらなくてはなりません。そしてそれを始めたとしても、当然ながらエネルギー保存の法則から言えば、「元に戻ろうとする力が働く」のが自然の法則なのです。すなわち「これまでどおり…」の毎日への回帰の力です。

こうした前提を考えれば、新しいことを始めるのに、他の何かの力を借りようとするのは自然とも言えるかもしれません。いわゆる「新年に、今年は〇〇をやるぞ~!」といったものや、卒業のタイミング、キリのいいタイミングなどで何かを始める…といったものです。

こうした方法が有効なことは間違いありませんが、それでも「続ける」というもう一つの力がなければ、また元通りになっていってしまう…という問題があります。

一方で、自分を変え、強く永く力強く歩んでいく人たちに共通することがあります。それは、強烈な原体験や感情をゆさぶられたことをエネルギーにしている…という点です。

創業経営者の中には、子供の頃貧しくて…という方が結構な確率でいます。子供の頃の原体験で、「貧乏は嫌だ!」という強烈なエネルギーが生まれ、それを原動力に起業したというケースですが、その力を持続力にも変えながら自身の成長につなげていっています。

他にも、この「がんばれコンサルタント!」でも書いたことがありますが、「いま死ぬとしたらどうしますか?」といったことを考えたとき、「絶対に嫌、まだ何もしていない…」という負のエネルギーを起業や成長への力に変えていっているケースもあるでしょう。

好きか嫌いかはともかくとして、「強烈に刺さる感覚」というのは、生存本能を刺激するため、強い原動力や持続力を生み出しやすい…という特徴があります。

一方で、目の前のアメやご褒美は、瞬発力を生み出すことにはうってつけですし、成長の度合いに応じて変化させながら何度も利用することができる利点があります。これらを組み合わせるとき、大きな持続力を持つようになります。

人生何のために生まれてきたのか…を考える時、ただ単に昨日と同じ一日で息をしているだけではあまりにももったいないですし、「進化成長を望まなくなったら、それは死を迎えるとき」とは、創業経営者の方々が口にする、よく耳にする言葉の一つです。

冒頭の方の場合、マンネリ化しているとか自分自身の成長や変化を感じられない…といった状態に悩まれていましたが、「変化しない自分=このまま死を迎える」と置き換えてもらうと、「それは嫌!」と、急に新しいチャレンジに一歩を踏みだされることになりました。もちろん、上手くいけば以前から行きたいと思っていた場所への旅行のご褒美付きです。

「このまま変わらない自分でいいですか?」を自問自答してみることです。
 あなたの答えはどうですか? 

 

著:五藤万晶

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