がんばれコンサルタント! 第633号:本物を目指すコンサルタントが知っておくべき、クライアントが探し求めているもの

●最新セミナー情報

大好評「コンサルタントのための5大戦略」セミナー9月、11月(東京)…受付中。絶賛90回以上の開催。「オンデマンドWEBセミナー」は、深夜早朝も随時参加でき好評です。詳しくは「セミナー情報」を参照ください。

●特別講座ご案内

がんばれコンサルタント!600号突破を記念して、「実学コンサルタント商売」ベーシック講座<全12回>を開催いたします。くわしくは、「コンサルタント講座」をご覧ください。

●最新刊のご案内

最新刊『コンサルタントのための“キラーコンテンツ”で稼ぐ法 〈新装版〉』『売れるコンサルタントになるための営業術〈新装版〉』、セミナー収録ダイジェスト判CD等を発売中。詳しくは、書籍・CDのご案内を参照下さい。

「ゴトウさん、昔言われていたことが本当に起きて驚いているんですよ!」── 東京から少し離れたクライアント先に行かれた帰りに、打ち合わせを兼ねて駅の近くで一杯やっていた時に出てきたお言葉です。

なんでも、ご自分で開いたセミナーに、「生まれて初めてセミナーに出席した」という社長さんがお越しになられたとのこと。会場に来られても、明らかに慣れていない様子で不思議に思ったそうですが、後で「実は初めてで…」と社長さんに教えてもらってわかった…という話です。

世の中、ビジネスセミナーや研修、コンサルティング…などは、言葉は悪いですが「掃いて捨てる」ほど、まさに溢れかえるように沢山あります。

お勤めされている方なら、大手企業ならもちろん、中小企業やかなり小さな会社でも、研修やセミナーに参加された経験は、必ずと言っていいほどあるはずです。

その感覚から言えば、部長職とか経営陣、社長とかなら、セミナーはもちろん、コンサルティングなども受けた経験があって当たり前? と思ったとしても不思議ではないでしょう。

ですが、実際はどうか…と言えば、拙著「コンサルタントのためのキラーコンテンツで稼ぐ法」などにも書いていることですが、「自分が開催したセミナーに、人生で初めてセミナーに参加したという社長さんと出会った」ということが、実際に起きることは決して珍しくありません。

このことが、冒頭の方にも本当に起きた訳ですが、当然ながら?! これまでは半信半疑だったそうです(笑)「そんなことはあり得ないでしょう、だって社長は色々な勉強したりするし、よりによって自分が開催するセミナーが初めてだなんて考えられない…」と。

まあ、普通に考えれば、そう思ったとしても不思議ではありません。たくさんのセミナーが開かれていますし、自分がほそぼそ…と開催するセミナーなんて、大手のセミナー会社の集客力に遠く及ぶはずもない訳ですから、自分のところにそのような「初めて…」の人がくるなんてあり得ないはずです。そう、理屈的には。

しかし、冒頭の方は、お越しになられた社長さんの話を伺っている内に、驚くべきことを教えられた…というのです。

それは、「ウチら経営者は、経営をずっとやっているんですよ。だから一般的な経営の話をああでもない、こうでもない…なんて経営したこともないような人から、わざわざ教わりたいなんて思わないですよ。でもね、先生が送ってきてくれた案内状みたら、ずっとやられてきたご専門の〇〇(キラーコンテンツのテーマ)を活かして商売繁盛…なんて書いてあったでしょう、もうね、これだ~って思って来たんですよ!」と。

巷では、コンサルタントを揶揄するような言葉は少なくありません。やれ「実際に商売をしていない虚業だ」だの「口だけ動かして儲けている」、「机上の空論ばっかり」、「そんなに儲かるなら自分でやれ」…など、ヒドイものが沢山あります。

馬鹿馬鹿しいのでイチイチ反論しませんが、一つ言えることは、「どんな業界でも、全部が良いとか、悪いとかありますか?」ということです。

タクシーに乗ってヒドイのに当たったとして、「タクシーなんてろくでもない業界だ!」と言ったとしたら、「は?  たまたま酷いのにあたっただけでしょう?ちゃんとしているところ沢山ありますよ」と、わざわざ当人に言ってあげる人がいるかどうかは分かりませんが、常識人なら当然のように理解していることです。

コンサルタント業界で言えば、そもそも論として、「研修とコンサルティングの区別がついていない人が非常に多い」のが現実であり、利用したと思っている人でさえ、実はコンサルティングではなかった…ということも少なくないのです。

なぜか? 理由は簡単です。本物のコンサルティングの現場に居合わせた人など、ごくごく少数の人しかいないからです。研修と違って決裁権を持つ経営者などに行われるコンサルティングは、一般社員の目に触れることは極めて稀だったりするからです。

語弊を恐れずに申し上げれば、もぐりの白タクに乗っていたのにハイヤーだと思っていた…くらいの違いです。見たこともなければ違いを説明してくれる人もいなければ、飛行機の席はすべてエコノミーの窮屈さだと思ったとしても不思議ではないのです。ファーストクラスなど知らなければ。

では、なぜ冒頭の社長さんは、わざわざ一人のコンサルタントが開催しているような小さなセミナーに足を運んだのか? ということですが、それは、「他の一般的なものとは一線を画し、しかも事業成長に対しての専門的な仕組みづくり」を謳っていたからです。

端的に言えば、「これまでに積み重ねてきた知識や経験を元にした専門性を、コンサルティングとして体系化している」から、社長さんが動いてくれた…ということです。他の一般的な、どこにでもあるもの…とはまったく違ったからです。

見栄えがよくなくても、知名度やブランドなどなくても、「当の本人自らが主催し、本人が出てきて行う“独自のテーマ”のセミナー」だからこそ、経営者の方々の心を動かした訳です。

この「初めてセミナーにでた社長さん」は、いま冒頭のコンサルタントの方のご指導・訪問先です。「先生、今回の課題は分かりました、次回は来月の〇日に…」と予定を決めて、訪問先から帰ってこられていたところで一杯やっていた訳です。

あなたが積み重ねてきた知識や経験、ノウハウ…は、一般的なものですか? いや、一般的なところに埋もれさせていいのですか? 一般的なものであれば、あなたがやる必要などありません。他の人に任せればいい。あなたがやるべきは、あなたにしか出来ないことです。積み重ねてきたことを活かした独自性のコンサルティングです。

売り方や宣伝文句を少しいじったところで、あなた自身が提供するコンサルティングが体系化されていなければ、本物のコンサルティングには決してなりません。

あなたが出会うクライアントが、あなたの人生を変え、ビジネスを変えていきます。
 当社はそのお手伝いをいたします。次はあなたが活躍する番です!

著:五藤万晶

●コラムの更新をお知らせします!

コラムはいかがでしたか? 下記よりメールアドレスをご登録いただくと、更新時にご案内をお届けします(解除は随時可能です)。ぜひ、ご登録ください。

がんばれコンサルタント!- 無料メールマガジン登録 -


●好評セミナー開催中!

開催実績80回以上。売れるコンサルタントになるために、具体的にどう活動していけばいいのかを分かりやすく解説する実務セミナー。「まさに、眼からウロコ!」と絶賛。 詳細→ こちらを参照


●書籍、好評発売中!

『コンサルタントのための"キラーコンテンツ"で稼ぐ法〈新装版〉』

コこれまでに350人以上を直接指導し、年収3,000万円はもちろん、1億円プレーヤーも多数輩出してきた核心、「コンサルタントビジネス成功の本質」を説いた珠玉の名著、ロングセラー&シリーズ化に伴い待望の新装丁で発刊!。詳細→ こちらを参照