がんばれコンサルタント! 第170話:ビジネスを成功させるために最も重要な要素

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「これからどんな商売が当たると思いますか?」── 経営者の集まりなどで、よく話題になるテーマの一つです。弊社にご相談にお越しになられるコンサルタント起業を目指している方々からも、よくご質問いただいたりします。

当然ですが、この手の話題に直球勝負で答えられるとしたら、さっさと職業を変えて「ビジネス占い師」にでもなった方が得?! と言えるかもしれませんが、現実問題、一寸先の未来を「少しでも知りたい」と思うのは誰にも共通することだと思います。

ここで思い返されるのは、「これからの時代、絶対必要になることは…」と、その昔、懐かしい当時の学校の先生やら社会人の先輩、どこかの講師の先生…などから聞いた話です。

  • 「運転免許は絶対に必要。持っていないと就職できないよ」
  • 「英語と中国語はこれから重要になるから、必ず身に付けておくように」
  • 「資格を取得しておきなさい。食いっぱぐれないから」…

といったことを、よく聞かされたのが思い返されます。また、「パソコンを“勉強”しておきなさい」といった、言葉も、度々聞いた記憶があります。

これらのアドバイスから、20年、30年経ってみて、今になって分かることは、多くのアドバイスは「一般的に言えば…」という前置詞が上についていて、かつ、「基礎的条件を引き上げる効果があって、持っておいて損はしないから…」という言葉が後ろについていた…ということです。

社会人としての基礎的条件を引き上げる話と、ビジネスで成功していくための条件とではまるで違うため、これらがいっしょくたになっていたことも、問題なのかもしれません。

しかし、「パソコンの勉強」のアドバイスにしても、得たいの知れないパソコンに対して、何をどう説明していいやら分からず、とりあえず「勉強しておきなさい」という、冷静に考えれば意味不明の指示をしていたことも分かります。

まあ昔のアドバイスだから…と、ふと思ったりもするのですが、結果的にこれらのアドバイスを現在振り返ると、実に「いい加減」だったことが分かります。運転免許が無くても就職はできますし、実際現在の20代前半の免許取得率は70%台にまで低下しています。

知人には、英語もペラペラで中国語も日本語もできるのに、「給料が上がらなくて困っている…」という人もいます。やっとの思いで資格を取得したのに、年収400万円に満たず、子供もいるので生活が大変…といった方が、よくご相談にお見えになられます。

以前、音楽大学出身の方から、「音楽を一生懸命にやっていれば、ちゃんと先生になれて…」と学生時代に先生方に言われて頑張ったにも関わらず、友人知人含めて周囲でちゃんと食べれている人がほぼゼロ…という悲惨な話を伺ったことがあります。

先日も、芸術系出身の方で、手作りの椅子を作って売っているが、どうにも暮らせずに、普段はほぼアルバイトで生計をつないでいる…という話も聞きました。

その人たちが一生懸命にやっていなかったから、上手くいかなかったのでしょうか? もしかしたらそうした部分もあるかもしれません。ただし、もしそうだとしても、確率が悪すぎ…という疑念も出てきます。

今も昔も、ビジネスに必要なことや成功法則とやらが語られていますが、それらを判断するときに押さえておくべきことが一つあります。それは、根本的な部分に対しての打ち手かどうか…ということです。

簡単に言えば、いかなる技術や知識、商品、サービス、ノウハウ、資格…などがあっても、「お金に変える力」とくっつかない限り、まったく無意味ということです。

最近では「マネタイズ」といった言葉で表現されたりしますが、このお金に変える力がなければ、いかなる商売も大苦戦してしまいます。逆に言えば、この部分さえ押さえておけば、ビジネスはそれなりにうまく行く…と言っても過言ではないのです。

小学生の子供が、「将来はケーキ屋さん(パティシエ)になりたい!」と夢を語って、それが実現するかは、有名なお店に入って修行することも重要ですし、開業資金を用意することも重要かもしれません。

しかし、最も重要なことは、パティシエとして自らが作りだすケーキなどを売って、お金に変えていく力があるかどうか…です。これがない限り、お店は利益を出すはできませんし、当然続けていくことはできないのは、子供にも理解できることと思います。

お金に変える力とは、営業であったり、新サービスであったり、売場づくりだったり、パンフレットだったり、電話セールスだったり、ウェブサイトだったり…と、ビジネスで売上につなげていくための様々な手法の総合力を意味します。

特に注意すべきは、カタチの無い物を扱うときで、そのまま商売を始めたとき、お金に変える方法がよく分かっていないために、「言われた仕事」をこなすことで「作業賃」をもらうことに走りがちです。

どれだけ働いても、作業賃のビジネスで動いている限り、それは現実的には豊かになる構造にはないため苦しい状況が続くことになります。このことは、ビジネスの成功法則などで「これが大事」とか「これからこの分野が…」などと言われていることとは、まるで次元の違う話で、本質的に成功するかを分かつ重要視点です。

これまで言われてきたことが、大きく変わる時代です。

運転免許を取ること→ 自動運転の普及により、人間が公道を運転することが規制される時代に。馬で公道走れません。馬に乗りたければ乗馬クラグに行くように、車を運転したければサーキットとかに?!

外国語を勉強すること→ ウェブ経由のクラウドサービスによる同時翻訳の進化で、95%の人にとってはこれで解決。

資格を取っておくこと→ 万単位の資格取得者がいる場合や、数字系、処理系の資格の場合、ウェブサービスの進化で超低価格時代に。

ビジネスのために種銭(たねせん)をつくること→ クラウドファンディングの活性化により、アイデアで資金を手にすることが可能に。

従来必要とされたことや有利とされたことも、疑うべきときが来ています。逆に「これから伸びる…」と言われている医療やロボット、高齢者向けや次世代IT…など、様々な分野がありますが、これらも「お金に変える力」と結びつかない限り、それらの分野で作業賃で働くことになる…ということです。

「○○が当たる」と、答えだけ覚える方向性では危険な時代です。
 あなたは、自分の知識やノウハウ、技術や経験…などを、お金に変える力と結びつけていますか?

 

著:五藤万晶

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