がんばれコンサルタント! 第218話:「実現」のために最も重要で忘れてはならないこと

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二流は計画ありき。一流は決断ありき。

 

「ゴトウさん、お陰さまで新規のコンサルティング受注が上手くいっています!」── 先日、わざわざ経過状況を弊社にお知らせいただいた、コンサルティングビジネスに転換され、本格活動を開始された方のお言葉です。

半年ほど前に「コンサルティングビジネスを始めたい…」と、ご相談にお越しになられた後、独自性のコンサルティングを唸りながらもまとめあげ、休む間もなく驚くほど先手先手…を繰り出して、見事に連続受注を実現して軌道に乗せていっている方です。

弊社には様々な方がお越しになられます。もう数百人以上事務所でお会いしていますので、こうしたトントン拍子のような方との出会いも、決して珍しくありません。

一方で、「あっ、これはマズい…」と心配になってしまう人も、残念ながら一定確率でお越しになられます。できるだけ早く気づいていただくために、時には厳しい事も申し上げるのですが…。

たくさんの方を見ているだけに、今では「残念な予測的中率」は95パーセント以上! と言えば大げさに聞こえるかもしれませんが、これまた厳しい現実の数字。

そもそも、ダメなことをやっていれば、悪い方向に行くのは必然となります。勝負ごとには「勝ちに不思議の勝ちはあっても、負けに不思議の負けなし」という諺があるとおり、これは、ビジネスの世界でもまったく同じ。

では、何が「ダメなこと…」なのか、ということですが、これは実に単純です。ビジネスでも夢でも、何かを実現するために最も重要な「決断」を、まずしているかどうか…ということです。

決断なんてそんな精神的なこと…と思われる方も多いかもしれません。そんなことより、しっかり計画を立てることの方が、よほど重要と思う人も多いかもしれません。

しかし、事が大きくなればなるほど、それが重要なことであればあるほど、「腹の底からの決断」なくして、事が実現されることはありません。想像だにしない困難、予測不能な障害、祈りたくなるような不遇、耐えがたきアンラッキー…などが、次々に起こったりするのが現実だからです。

次々に起こる「こんなハズではなかった…」という困難が行く手を阻むとき、「あれが悪い」「これが悪い」「こういうことがあったからしょうがない!」と叫んで済むのは、他人に依存している人や、使われている人の話です。

自ら業を成して立ち上がることを本気で考えるとき、立ちはだかる困難を乗り越える方法はただ一つしか存在しません。「何がなんでも突破する!」という、理屈を超えた世界です。

この強烈なエネルギーの源泉は何か…と言えば、自分が腹の底に落とし込んだ決断あってのこと。もしこれが、人に言われてやっているとしたら、さっさと諦めてしまうでしょうし、計画を立てたから…という程度であれば、誰もが途中でやめてしまいます。

重要なことは、たとえ自分で決めたことでも、理論・理屈…から決めたことの場合、逆境に陥ったときに、踏ん張りが効かずにすぐにメロメロに崩れていってしまうという事実です。

自分はそんなことはない…と声を荒げる人もいるかもしれませんが、もし計画どおりに決めてそれが実行されるとしたら、世の中に倒産する会社など一社もないでしょうし、そもそも、夏休みの宿題を最後の週に慌てて必死にやったり、遅れてセンセイに叱られる子供など、一人もいないでしょう。どちらも立派な再建計画? 宿題の予定?くらいはあったにも関わらず…です。

言うまでもなく、人は理論・理屈では決して動けない…ということです。あくまでも情緒的な部分によって動かされる生き物である以上、何かを成し遂げるためには、何よりまず、「絶対にやる!という決断」が重要となるのです。

そしてここに情熱が加わった時、周囲も驚くほどの困難に際しても、「絶対に突破する!」と、難攻不落の壁にも果敢に挑み、やがて突破口を見つけ、「やりました!!」と歓喜の雄叫びを上げるのです。

決断とは、「○○が良くなったら」とか、「○○の時期が来たら」、「○○にメドがついたら」といった、外部要因による判断などではなく、「まずこれを止める」「まずこれを捨てる」、「ここから出る」…といった決意が重要となります。いわく、現在の何かの状況を断ち切る…ということを意味します。

起業でも、結婚でも、新事業でも、引っ越し…でも、新たに何かを始めるためには、現在の勤め先や、気ままな独身生活、慣れた現業、住み慣れた我が家…といった、現在の状況をやめることを伴わない限り、新しいものが真に手に入ることはありません。

クライアント先に対しても、こうした本質的なことを理解しているかどうかで、指導する打ち手は、まるで違うものになります。

現在の状況を維持したまま、新しいことをはじめてみたい…という、気持ちは分からないでもないのですが、こうした方法の場合、現実に起きることは、実に中途半端などっちつかずのオママゴトに終始することになります。

ここにいくら「計画」を持ち出したところで、所詮は本気のかけらもなければ、絶対にやりぬく決断などないために、実にチャラチャラした、時間だけが無駄に過ぎ去る状況が起きるのです。

当たり前のことですが、人生の時間は有限です。
 あなたは、みずからの素晴らしい人生のために、重要な決断をしていますか?

 

著:五藤万晶

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