がんばれコンサルタント！ 第340話：コンサルタントが新年にやるべき、３つのお願いごと

 

 

「ゴトウさん、お陰様で今年は3500いきました。来年は5000行くようにがんばります！」── 年末にいただいたメンバーの方のお言葉です。

当社には、数年前からお越しになられている方ですが、夢に向かって真っすぐにコツコツ努力されていく姿勢が、とても印象的な方です。

念願の3000万円を突破された…とのことで、本当に嬉しいお言葉をお聞かせいただけたと思っています。

不思議なもので、年末年始には「今年は…」とか「来年は…」の抱負を語る機会が多いものですが、それが実現していっている人としていない人は、結構明確に分かれてしまっている…という現実です。どうせなら、やはり夢を実現できるに越したことはないですし、誰もが願うに違いありません。

もちろん、様々な理由や事情もありますし、もう本当にどうしようもないくらいに多難というときもあります。散々だったというときもあるでしょう。

知人のコンサルタントの中には、「もう、どうして？」と思わず声がでそうなくらいに、普通ではちょっと考えられないくらいの困難が、次々に襲い掛かってきた方もいました。努力しても努力しても…だけに、「ツイてない」としか言いようがない程です。ある意味そう解釈したほうが、いいかもしれません。

しかし、1年に限った話はともかくとして、数年や５年、10年…という単位で考えれば、やはりそこには大きな「達成度の差」というものがでてきます。

大きな差がつく根本の原因、これは言わずもがな「努力や行動が伴っているかどうか…」の一言に尽きます。いわゆる「言ってるだけ」では、当たり前ですがいつまでたっても何も変わらず、毎年リセットボタンを押すがごとく、「今年は…」と繰り返しやっているだけでは、成長もなければ大きな夢の実現など、到底不可能となります。

ただし、これを称して「夢を語るヒマがあるなら行動しろ！」とか「実行計画をたてろ！」的に言う人がいますが、それは新年早々、無粋というものでしょう（笑）…と。

年が明けて、気分も自然と明るくなるこの特別な瞬間、どうせならこの不思議な力を上手に使うほうがいいに決まっています。実際、功成り名遂げた偉人、優れた事業経営者…が、しっかりお参りをされていたという話には、事欠きません。

別に宗教の話をしようという訳でもありませんし、こういうと、「えっ？ 神頼み？」という人がたまにいますが、それこそこうした方々の思考はほとんど共通していて、「感謝と報告」のために…だったりします。

いわく、夢を描き、不思議な力の後押しを得て、一心不乱に行動に励み、そうした一年に感謝と報告をする…。

事を成していく人に共通するのは、小さなエネルギーをどう上手に集めて大きくして使っていくか…ということです。願いごと一つでも、自分の小さな物欲的な願いに終始するようなら、これはやはり残念というか、もったいないと言わざるを得ません。コンサルタントであれば、多くの力を持った人と関わる仕事だけに、もっと大きな夢の実現ができる立場だからです。

翻って、コンサルタントという立場で考えるとき、その商売は「クライアントと、クライアントの顧客」というものを意識せずには成立しないことが分かります。いわば、近江商人がごとく、「売り手良し、買い手良し、世間良し」を、地で行かなければ絶対に上手く行かない商売なのです。

だからこそ、どうせ新年に夢を語り、「あえて」お願いをするとしたら、

「ちゃんと三方良しになりますように…」と笑顔で願い、
　「自分が努力を必死でできますように…」と厳かに誓い、
　「どうか天変地異が起きませんように…」と神頼みをする…。

 

夢を語れば実現する…という人がいますが、それだけで夢が実現するなら、すべての人の夢が実現しているハズです。当たり前ですが、不断の努力が伴わい限り、絶対に夢は実現しません。

努力できるのが才能…とは、多くの傑出した人が口にする言葉です。どれだけ潜在能力がある…と言ったところで、それを活かす努力と挑戦をしない限り、開花することは絶対にありません。まさに宝の持ち腐れになってしまいます。

その努力は、一年では結果が出ないかもしれません。様々な予想外の困難やトラブルが起きるかもしれません。それでも「あきらめない」ことを願い、誓い、努力する…。

夢を語るだけでなく、その実現のために、いかなる障壁をも打ち破る努力と行動力が、あなたの一年後を確実に変えます。

新年あけましておめでとうございます。
　今年は、あなたが輝く年です！