がんばれコンサルタント! 第358話:コンサルタントが知っておくべき、本気度合を一瞬で見抜くコツ

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「ゴトウさん、ところでなぜ、コンサルタントが自分でセミナー開催したほうがいいんですか?」── ゴールデンウィークにも、連日ご相談にお越しになられた方がいたのですが、その中のお一人からのご質問の言葉です。

1年ほど前から、コンサルタントになるべく準備して、活動開始された方です。セミナーに関して、ご自分でやろうと思っている…とのことですが、いざ開始するにあたって少し怖さも出てきたためか、ちょっと訊いておこう…といったところだったようです。

誰でも、「本格的な取り組み」をいよいよ始めるという時には、「本当にいいんだろうか…」とか、「大丈夫かな?」といった恐怖心がでてくるものです。未知への挑戦だけに、ある意味ビビって当然ですし、やめようかな…という衝動にかられるのもこれまた普通でしょう。

これをたまにせせら笑う人もいます。しかし、そういう人に限って、「まともな挑戦をしたことがない人」だったりします。本当の勝負に出たことがある人なら、その怖さを身をもって知っているため、その気持ちが痛いほどわかるからです。

笑っているのは、要は安全な状況下で、自分も「チャレンジしている風」を装っているだけだからです。本質的には疑似体験にもなっておらず、そもそもチャレンジにすらなっていなかったりします。

週末にちょっとやっているだけの「起業ごっこ」、名刺つくってウェブでブログ書いてるだけの「なんちゃってビジネス」、少しお金と口だけだして「事業家きどり」…などなど、あげれば幾らでもでてきます。

他にも、自分はどこかの庇護の元にやっているのに、それは横においておいて、ビジネスとはこうだ…と、偉そうに指導しようとしている人たちもいます。言ってしまえば「実質、雇われている立場なのに、経営者や独立している人にアドバイス」しようというのですから、相当???…という状態です。

何が言いたいんだ!と食ってかかってきた人もいましたが、共通しているのは、やっていることがプロに見えるよえるようにする、ことに重点が置かれているだけで、プロとしてやるべきこととは違う…という点です。

当たり前ですが、一番の収益源=本業ということです。講演が一番の収入源であれば講演家、農業で生計を立てていれば農家であり、コンサルティングで生計をたてていればコンサルタント、ということです。

それ以上でもそれ以下でもありません。副業が少しあっても、給与が主な収入源であれば、サラリーマンなのです。プロを謳いたいなら、本業になることです。

これを捻じ曲げて、プロ風を装うから話がややこしいのです。そして、どこか団体や上の方から仕事を回してもらっている…という構造であれば、それは実質、その団体の従事者ということです。事実、そこが仕事の供給をストップさせたらどうなるか…ということを考えてみれば、中学生でも答えはスグに出せるでしょう。

続けて訊いてみれば、もっとハッキリするでしょう。「それって、プロとして、まともに商売できてるって言えるんですか?」…と。

要は、自分では商売や経営や仕事をやっているつもりでも、そして、見た目はプロっぽく振舞っていたとしても、実質は雇われている状態となんら変わらない…という話です。

この状態、つまり現実的には「自分で商売できていない」にも関わらず、威勢のいい言葉でかき消したり、気づかないフリを続けて、経営者にアドバイスをするとしたらどうなるか…。

当然ながら、本質的なビジネスのアドバイスも、事業を本当の意味で成長させる施策も、骨太な経営を実現していく指導も、絵空事…になってしまいます。言うまでもなく、指導する本人が、「自分で商売できていないのですから、教えようがない」のです。

言葉は悪いですが、この状態を分かりやすく例えるなら、「大人になっても、アルバイトをちょこちょこしているだけで、親元でスネかじりしているのに、他人には偉そうにああだこうだと意見しようとしている」…のと同じ、ということです。

まともな大人からすれば、「その前に、自分がまずちゃんとしなさいよ」と、誰もが思うことでしょう。

セミナーを自分で開催する…のは、ある意味、ご自分のビジネスを自分で回すための第一歩です。そして、自分がやっている仕事をしっかり見せるために、なにがなんでもやるしかないのです。自分の行っていることを、見えるようにしない限り、誰も気づいてもくれないですし、分かってくれもしないからです。

本気とは、自分がやるべきこと、そして自分がやっていることを必死に見えるように、伝わるように考えて活動することです。それが生きるためのすべてだからです。本業だからです。クライアントに対してしっかりモノ申せる立場、状態にならなければ、そもそも聞いてももらえないし、話にもならない…ということです。

「活躍したい」と、言っている人は多いかもしれませんが、自分のやっていることを他人に見えるようにせず、ただ単にきれいごと程度で言っている人は、所詮は他人がやっていることを笑っている人たちと同じです。

チャレンジしている風な人と、本気の人の決定的な差は、まさにここです。カタチだけどれだけ似ているように装っても、決して越えられない壁があります。

本当に聞いてもらう、寄ってきてもらう、頼りにしてもらう…ために、一体何をしなければならないのか。さらには、自分ならではの独自の武器をつくりあげているか、そしてそれをどう提示するのか…、そうした一連のコンサルティングビジネスにおける戦略と体系化は、極めて重要となるのです。

あなたは、自分の大きな夢を本当に叶えるために、本気の一歩を踏み出していっていますか?

 

著:五藤万晶

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