がんばれコンサルタント! 第371話:「どんなコンサルティングをするんですか」にどう答えるか?

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「ゴトウさん、ウチはあるコンサルタントに指導に入ってもらったことがあるんですが、もう大変でしたよ…」── ときどき食事などをご一緒している親しい社長さんから聞いた言葉です。

大変…という意味は、期待してコンサルティングに入ってもらったけれど、もうまったくダメで、3カ月ほどでお帰りいただいた…というもの。

大変には続きがあって、契約は6カ月間とか8カ月間だったとかで、それより短いのは契約違反だとそのセンセイが騒いだらしく、その収拾でえらい面倒くさい思いをさせられた…というオチまで付いていました。

正直、伺っているだけで、本当に「ゲンナリ」してきそうな話です。仮にも、コンサルタントと肩書きをつけて、会社のお手伝いをする…という仕事をしているのですから、全部が全部うまくいくとは限らないとしても、期待にお応えできなかったときには、契約が解除とか変更になるのも当然ですし、スパッと身を引くなり、深く反省するのは当然というものでしょう。

それがこともあろうに、成果は上げないは、会社に大きな迷惑をかけるは、ゴネるは…ですから、いやはや…と言わざるを得ません。

そもそも、このコンサルタントと称していた人物、名前もよく知っている人なのですが、当社から言わせれば、紛れもなく「コンサルタントとは、似て非なる職業」の代表的な一人です。

本もだしていて、それなりに有名な人ですが、コンサルティングができるかどうか…と言えば、明らかにしゃべるだけが本業の人。

経営者の方が勘違いしたり、間違って依頼してしまうと、「3カ月経っても、何も仕組みができないし、変化も起きない」という、完全なる期待外れが起きてしまうのも当然とも言えます。冒頭の親しい社長さんにも、「聞いてくれれば言ったのに…」と思わず口にしたほどです。

逆に言えば、「そうしたことが起きる」ことは分かっているハズ、というか、自分に依頼されても期待に応えられない…というのは、間違いなく分かっているハズなのに、それを平気で受けているのですから、これはもう「確信犯」と言うべきでしょう。

当社では、もう口がすっぱくなるほど申し上げていることですが、「講演でどれだけ上手にしゃべろうが、研修や講義で分かりやすく解説できようが、それはコンサルティングとはまるで違う」ということを、本当に理解する必要があります。

単なるアドバイスや分析する程度で、気軽に「コンサルタント」の肩書をつけるとしたら、それは紛れもなく、「このほうがカッコいい」くらいの感覚でつけていると言わざるを得ません。

たしかにコンサルタントの肩書は、誰でもつけることは可能です。しかし、語弊を恐れずにハッキリ申し上げれば、コンサルタントと肩書をだしていて、コンサルティングが何かも分からず、実施もできないとしたら、これは立派な詐欺ということです。事実、間違いなくクライアント先に大きな迷惑をかけることになりますし、もっと言えば、自分自身にも大きな被害が、いずれ必ず返ってくることになります。

冒頭の、「自称コンサルタント」の人は、講演や研修の延長くらいの軽い気持ちで依頼を受けたのかもしれませんが、依頼されている本質的な内容も理解せず、自社が提供したことがまるでダメだったにも関わらず、契約が違うと揉めている訳です。

これを「ビジネスの常識」でちょっと考えてみれば、一体どれだけ愚かで低レベルのことをしているのか…という話です。そしてこのことは、確実に評判として口コミされていくことになります。

親しい社長さんだったので、半ば笑い話としてお話いただいたのもかもしれませんが、選択ミスを何度も繰り返してしまうと、それこそ大変ですので、本物のコンサルタントを選択するコツや見極め方をお伝えしたのですが、提供側もしっかり「コンサルティング」を提供できるようにならなければならないことは、言うまでもないことです。

重要なことは、どこかに勤めていたり、出入りしていたり、庇護の元にいるうちは、肩書はカッコよさでつけたり、目立つようにしたり…で考えがちです。そもそも与えられるものだからです。

しかし、自分がビジネスの主体、特に小さくても経営をする立場になれば、肩書とは完全に自由である一方、間違いなく「責任の現れ」になる…ということです。文字通り、ビジネスの主体=全責任者だからです。

代表取締役…は、まさに責任の現れです。全責任を負って会社を営んでいるのです。役職名の社長とはまるで違う存在です。横文字のカッコいい肩書も、なんじゃらかんじゃら…も、すべて雇われている人たちが活動しやすいように、会社が責任を負える範囲の中で、都合がいいようにつけられたものなのです。

その感覚のまま、フリーというべき存在で仕事をすると、まさに、適当に肩書きをつけたりする訳です。言葉は悪いですが、まさに覚悟も責任も希薄な状態で、「このほうがいいんじゃない?」くらいで…。

大切なことは、コンサルタントであれば、コンサルティングができなければその肩書に嘘があることになる、という点です。つけるのは勝手でも、その仕事を遂行することができない…という、冒頭の肩書だけのコンサルタントのようになってしまう訳です。

真に活躍したい…と本当に考えているとしたら、これは現実とは大きな乖離になっていってしまいます。

逆に言えば、有象無象の世の中だけに、しっかりと心を定めて本物の道を歩み始めると、間違いなく周囲と異なる力強い存在となって、光輝き始めます。あなたの覚悟が、仕事にも、そしてクライアントにも、そして成果にも影響をあたえていくからです。

あなたは自分の知識や経験、ノウハウ…を、本当の意味でコンサルティングできるものに体系化し、そして指導できるようにしていますか?

 

著:五藤万晶

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