がんばれコンサルタント! 第421話:意識レベルの高いコンサルタントと、低いコンサルタントの根本的な違い

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「ゴトウさん、もう2、3年伺っていますが、ようやくコンサルタント商売の本当の魅力というものが分かってきました!」── 先日、当社の東京事務所にお越しになられたコンサルタント仲間の方のお言葉です。

2、3年…とおっしゃるとおり、グループコンサルティングを終えられた後、ちょくちょく大事なポイントの度に、戦略や方向性についてご相談にお越しになられている方です。

コンサルタント商売の本当の魅力…などというと、なにやら大げさに聞こえる話ですが、当社が首尾一貫してお伝えしている、「自分独自のコンサルティング商売を…」というものが本当に振り回せるようになってきた…という話です。

コンサルタントをやっているんだから、コンサルティングの商売ができて当たり前…と思う人も多いかもしれません。そう、本来なら当たり前のことです。コンサルティングを行うことができる人をコンサルタントと呼ぶからです。

しかし、現実的なことでいえば、「では、コンサルティングって何ですか?」と質問してみたとき、これに明確に答えることができる人が果たしてどれだけいるのか…という話です。

正直な感覚で言えば、まず世の中の9割以上の人がアヤシイ状態です。「そんな簡単なこと聞いてどうするの、それはね…アドバイスしてね…」といった答えが返ってきたりします。

もちろんそれで納得などしません(笑)ですから、「それ、アドバイザーとどこが違うんですか? 」って突っ込むと、「分かってないね、それはそうだけど、いい方向に導くことが大事だから…」などと返ってきたりします。

ええ、もちろん納得などしません(笑)「それって、ファシリテーターとどこが違うんですか? ちなみに分析なら分析家やアナリストだし、売って実績出すとかなら販売代理だったり営業代行ですよね? 代わりに手続きするなら作業代行とかですが…?」なんてさらに突っ込むといよいよややこしいことに。

「だいたい何が聞きたいんだ、ガーーー! ●◇×>?▽▲◎!!…。そしてどっかへ消え去って…。

えっと、何を言っていたのか分かりませんが…? ! なのですが、はい、これ現実によく起きる話です。自分がつけている肩書なのに、何をやっているのか聞かれて、まともに答えられない上に怒ってどっかにいく人が驚くほど多いのです。

この辺りは、拙著『あなたの知識や経験を、コンサルタントになって大きな稼ぎに変える法』などでも記しているので、まだ本をお読みになっていない方はぜひお手にしてみてほしいのですが、「自分がビジネスにおいて何を提供しているのか、本当に分かっていないと、いつまでも作業者としての思考回路でしか行動できないし、提供するものも所詮は作業者レベルのものになってしまう」ということです。

重要なことは、「会社を辞める=独立起業=ビジネスをする」では、まったくないということです。もっと言えば、「会社の代表をしている=経営が分かっている=ビジネス展開をしている」も、まったくイコールではないということです。

会社をつくって会社の代表にはなっていても、経営のケの字も、ビジネスのビの字も、まるで分かっておらず、ひたすら作業者をやっている人が、世の中には大勢います。

もちろん、それが悪いなどとは申し上げるつもりはありません。まったくの選択の自由ですし、間違いなくご本人の勝手です。

しかし、特定分野であるにしても、経営やビジネスの指導をする「コンサルタント」を名乗り、商売をするのであれば、これは話が変わってきます。クライアント企業に「よくわかっていないことを指導をする」ことになるからです。

ただし、コンサルティングというものを理解できていないだけに、現実に起きることで言えば、「作業や代行、分析やアドバイス…といったことに終始する」ことになります。そしてそれに見合う料金しかいただけないことになります。当たり前のことです。

そう、コンサルティングとは違うものですし、聞かれても答えられなかった理由がここにでてくる訳です。

こんなことは、ちょっと考えればすぐに分かりそうなものなのですが、バタバタと必死にやっていると、ゆっくり考えることも、冷静になることも、ついつい忘れてしまうのかもしれません。一言で言えば、「実にもったいない」状態です。

要するに、大きく伸びていく意識レベルの高いコンサルタントと、そうでないコンサルタントの差が、ここに現れていると言えます。

自分が培ってきた知識や経験、ノウハウ…といったものを、「どうすればビジネスとして大きく展開できるようになるのか…」ここを冷静に考えるとき、「コンサルティングビジネスの核となる、雪だるまの芯をつくる」という重要性に気付けるかどうか…ということです。

最初は小さなものですが、固くまとまった芯があれば、コロコロ必死に転がすたびに、徐々に大きな球になってやがて大きな塊をつくりだすことができます。これがビジネスです。

作業者がどれだけそれを繰り返してもビジネスにならないのは、そこに芯がないからです。同じようなことをやっているつもりでも、最初の芯がなければ、コロコロ転がそうにも、すぐに崩れてバラバラになって、いつまでたっても雪だるまはできあがりません。そう、同じようなことをやっているつもりでも…です。

自分独自のコンサルティングの芯をつくること、これこそがキラーコンテンツづくりであり、コンサルティングの体系化…なのです。この有無は、3年、5年、10年後…に、大きな差になって確実に現れてきます。

あなたは、雪だるまの芯をつくってビジネス展開をしていますか?

著:五藤万晶

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