がんばれコンサルタント! 第431話:コンサルタントが絶対知っておくべき、一番もったいないのは「〇〇をしない」こと。

二割三割当たり前。二倍三倍の話をクライアントにはもちろん、自分にも言えるか。

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「ゴトウさん、コロナで延期になっていた案件があったんですが、無事に再開になったんですけれど気になったこともありまして…」── 先日、ある集まりで立ち話的な中で出てきたコンサルタント仲間の言葉です。

ビジネス系に限らず、様々なイベント物は4月くらいから大半が中止や延期になって、ものによっては未だ再開されていないものも少なくありません。

そういう意味では、ビジネス系のものの方が、比較的早く、再開されているほうと言えるでしょう。趣味や遊びならいざ知らず、商売がかかっているだけに、ある意味当然と言えます。

9月に入って大型のイベントや見本市なども徐々に再開され始めたことで、先生業の方々にも再びお声がかかり、復活…という話も最近はよく耳にするようになってきています。

一方で、「気になること…」と仲間のコンサルタントが口にしたように、「再開にも関わらずお声がかからない」というケースがあることです。

これには色々理由が考えられます。イベント等を再開するにしても、入場者数の制限などもあって開催規模を縮小して…ということもあったりします。

また、当初の開催趣旨のままでは、今の世相とか需要や感覚…とはギャップが出てしまうため、中身を入れ替える必要が出てきた…という場合もあるでしょう。

一方で、「逆にお声がかかった」というケースも耳にしています。世の中の変化によってチャンスをつかんだ…ということになります。

重要なことは、「世の中は変化する」ということを、普段から前提にしているかどうか…ということです。人は誰でも、驚くほどにぐうたらで楽を好み、怠けようとする生き物だからです。

これは別に「そういう人間が悪い」などと言っている訳ではありません。わざわざ余計なことをするよりも、無難に過ごせるならその方がいいに決まっている訳で、食べ物がたくさんあれば、動物たちも静かに仲良くやっていたりします。

そういう意味では「楽しようとすることは自然なこと」と言えます。あるがままの自然の中で生きている動物を見ていれば、よくわかる話です。来年のために必死に獲物を取ったり蓄えようとする動物など存在しません。そう、人間以外には…。

ここで、別れ道があることが分かります。後で騒ぐのは嫌だから、前もって対処しようという道と、自然に身を任せて悪いときは悪いんだからしょうがない…という道です。要は自分がどちらを選ぶのか、ということです。

誰かがつくってくれたレールの上を、コトコト進んでいるときは、先もなんとなく見えていますし、何より楽です。考えなくていいからです。言われたとおりにやっていればいいですし、無駄もありません。

ただし、レールの上を進むということは、追い抜きもできませんし、横に勝手に進むこともできません。横に出たとたんに「脱線」となり、レールの先にあった保証は消えてしまいます。

しかし、考えておくべき大事なことがあります。ビジネスや商売、事業…ということに人生をかけて携わっている経営者とは、誰かのレールの上を進んでいるのではなく、自ら開拓する道を進んでいる…ということです。少なくとも創業経営者とは、そういう生き物だからです。

こうしたビジネスの主体者に対して、2割、3割良くなる話をしても、本質的には相手をされません。担当者ならいざしらず、いわば修繕や改善程度の話であり、それは所詮、レールに乗っている人の思考回路と言わざるを得ないからです。

何を!とムキになってきた人もいましたが、「では、3年後、5年後に、あなたは今の年収を2倍、3倍にできますか?」── の問いに、サラリーマンにできるわけないでしょ…の吐き捨てるような声が、今も鮮明に耳に残っています。

そう、2割、3割は考えれても、2倍、3倍は夢物語なのが「レールを進む人たちの現実」なのです。

ただし、思い出してほしいのですが、経営者とは事業を何倍にも成長させたいと思っている方々です。事業を3年や5年で2倍、3倍にする…というのは、何も夢物語でも何でもありません。本気で狙っている当たり前の数字の一つでしょう。この方々に、2割、3割程度の思考回路でアドバイスをしようとするならどうなるのか…ということです。

一方で、もう一つ重要なことがあります。それは、「自分自身が2倍、3倍を本気で狙う」というとき、体内からえも言えぬエネルギーがふつふつと沸いてくる…という事実です。

改善や練習程度では到底、達成できないと自分の脳みそが理解したとき、「レールを降りなくては手に入らない」ということに気づき、自ら道なき道を切り開いていくことを考えるでしょう。これこそが、前提あっての…とは違う、冒険の世界の始まりです。

前職時代、20年以上お世話になった敬愛する経営者、牟田學(がく)師は、いつも口癖のように「冒険しなければ飛躍はない」と唱え、多くの経営者にも情熱的に指導をされた希代のコンサルタントです。

そう、冒険しなければ飛躍はない…。当たり前のことなのに、自ら安全の場に居て、なんとか都合よくならないものか…と、まるで事業やビジネスを、副業やお小遣い稼ぎのバイト程度の考えでやろうとしていては、2割、3割が関の山どころか、2パーセント、3パーセントすら難しくなるでしょう。発想や思考が根本的にチープだからです。

お声がかからなくなる人、見限られる先生やコンサルタントの共通点は、まさにここです。誰だって、小さな話しかしない、思考回路が貧弱、「ちっさい人」と思うような人に、何か依頼したりアドバイスなんて頼まない…という話です。

あなた自身の夢を、本気で、大きく実現しようとするとき、そこに初めてビジネスでのアドバイスや指導も大きなものになっていくという相関関係があります。あなたは、2倍、3倍の夢に本気で挑戦しようとしていますか?

著:五藤万晶

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