がんばれコンサルタント! 第444話:コンサルタントとして、一年の締めくくりに誓うべきこと
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「ゴトウさん、先日の勉強会のお話、とても面白かったです。ものすごい刺激でした!」── 2カ月毎に一度、各方面の専門家をお招きして開催している、コンサルタント仲間のための内輪の勉強会でのご感想の言葉です。
毎回、いろいろな専門家をお招きしています。ウェブやITの実務はもちろん、お金や法律、経済…、さらには「社長という生き物」といった変わったテーマについても…。
コンサルタント業を、何か分析して計算すれば済む…程度に考えている人もいるかもしれませんが、商売やビジネスで考えれば、当然、自分もまともな経営者の一人にならなくては、社長に指導や対等の話など、到底できるはずがありません。
であれば、自分の専門領域はもちろんのこと、経営的な視点や観点についても幅を広げていく必要があります。「いい歳して、まともに社長と会話ができない」ということであれば、残念ながら、本物のコンサルタントになって活躍…どころか、担当者レベルの仕事に甘んじるしかなくなるからです。
だからこそ、幅広い経営やビジネスの知識や見解、なかでもコンサルタントとして身に着けておくべきものについて、当社ではコンサルティングの一環として、活動を続けているのです。
それはさておき、先般ご登壇いただいた方は、実に多くの経営者を知る方。小さなベンチャーの社長があれよあれよと言う間に上場を果たされたという社長仲間も多数いらっしゃる一方で、中小企業の独特のクセのあるオーナー社長とも、親しくゴルフに興じてきたり…。
ご自身も苦心惨憺たる経験を重ねながら、今は100人を超える会社の経営者をされており、その発する言葉は、まさに一つ一つが生きた言葉。それらは、どこにも書いていないものばかり、すべてご自分の言葉だからこそ重いのです。
経営者として事業を成長させたい…と考えるのは、まともな社長なら誰もが願うことに違いありません。このことを真剣に考えるとき、「損したくない」「失敗したくない」…といったことを思うことは、これまた当然のことでしょう。
しかし、この「失敗したくない」という思いが強すぎるとき、人は極端な守りに入ります。「リスクを減らすことは正しい」「リスクを冒さないことが正しい」そして「リスクの最小化をめざすべき」…と。
もちろん、何事もバランスが大事なことは言うまでもないことでしょう。しかし、度が過ぎて「リスクの最小化」を無意識のうちに目指すとしたら…。これはもう、「商売なんて始めないほうがいいにきまっている」ということで、中学生でも分かる話です。
こんな当たり前のことでも、人は渦中にいると、「失敗が怖い」「損したくない」…と震え、おののき、そこから少しでも逃れるために、リスクを減らすことに腐心し始めるのです。
12月の登壇いただいた方は、この思いを分かるとしつつも、キッパリと「成功する経営者はリスクに身を置いていた」…と断じられました。
まさに我が意を得たり…の心境です。リスクを最少化させたい…というその考えこそが最大のリスクを生み出してしまうからです。
少しでも安全…を考えるなら、独立など絶対にしないほうがいいですし、自分独自のものなど、絶対にやめておいたほうがいい。これは間違いないことです。どれだけ確率が高いと言っても、ゼロリスクの独立などあり得ませんし、失敗しないビジネスなど、この世に一つたりともないからです。
だから、計算づくで何かをやるタイプや、少しのリスクも嫌…という人は、失敗の可能性をゼロにできないのだから、「やめておいたほうが賢い」という判断こそが正しいでしょう。
そのかわり、大きな夢はもちろんのこと、自分が思い描く小さな夢さえ諦めたほうがいいでしょう。えっ? 小さい夢をなんで諦める必要があるの? と思うかもしれませんが、理由は簡単です。ほぼ間違いなく分不相応の夢を描いているのが人間の悲しい性だからです。
他人に対する妬みや嫉み、あの人がなぜ…と少しでも思ったことがあるとしたら、間違いなく分不相応の証拠ということです(笑)
たったこれだけ…と思っていても、その時の自分の能力や努力からすれば、ずいぶん欲張りな夢を描いていたりするのが、逆に言えば人間の面白いところです。だから頑張るのです。なにくそ…と。
だからこそ、リスクを減らしたければ、その荒波を乗り切るための手腕をつけることです。安全でノーリスクのところには、必死になることもなければ知恵を絞りだす必要性もありません。
決まりきった安全なルートを通るのなら「お駄賃」しかもらえませんが、危険なルートを通るなら、知恵も技量も察知能力も必要になってくるでしょう。必死になるし、驚くような努力もするでしょう。そのかわりに高い報酬もセットで手に入ってくる…という話です。
優れた経営者、成功していく経営者が、総じて「リスクに身を置く」ということに対して、コンサルタントと称する人が、「安全に身を置こう」と思っているとしたら、真のビジネスパートナーや、指導を仰ぎたい対象となるのか…?ということです。
冬至も過ぎました。まもなく新年を迎えます。最も夜が長い陰の極みが過ぎ、一日一日、昼が伸びていく陽に転じていく時になりました。
来年を輝ける一年にできるかどうかは、まさに自分がどれだけ「果敢にリスクに身を置けるか」…にかかっていると言えるでしょう。
2021年が、あなたの勝負の年に、大飛躍の年になりますことを強く念じています。次はあなたの年です。あなたが活躍する番です!
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