がんばれコンサルタント! 第447話:コンサルタントが知っておくべき、「人生を大きく変えるきっかけ」の本質

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「ゴトウさん、ちょっとお伝えしておきたいことがありまして、事務所に伺っていいですか?」── 長年、仕事上で親しくお付き合いしている方から、年始早々のご連絡の言葉です。

前職時代からの長いお付き合いの方なので、かれこれ25年くらいになるでしょうか…。コンサルティングとは直接関係がないのですが、年に数度、業務上のことなどでやり取りが続いている、不思議なご縁の方の一人です。

気心も知れているので来社いただいてすぐ、ざっくばらんに楽しくお話を始めたのですが、しばらくして、「実は、家と仕事の両立が難しくてやめることも考えていまして…」と、意外な言葉が…。

というのも、職業柄、「仕事をやめるかも…」的な言葉に関しては、「コンサルタント起業」「会社をやめて独立」…といったことで、ある意味よく耳にしている言葉なのですが、この方の場合、昨年転職をされたばかりということもあって少々驚きを…。

長年お勤めされてきた会社を訳あって出られていたのですが、とても誠実で仕事ができることと、独立というよりはお勤めで…の思考が強いと思ったことから、能力を活かせそうな知人の会社の社長にご紹介し、転職に至ったという経緯があったからです。

このため最初、「あれ、やっぱり合わなかった?」と頭によぎったのですが、それを察してか、「あ、違うんですよ。職場ではとても良くしてもらっていますし、ゴトウさんにはお世話になったので、だから申し訳ないのでご挨拶しにきたんですが…」と。

伺えば、以前から聞いていた親御さんの容態が相当悪くなってきており、施設に入られているそうですが、そこからも「それほど長くはないかもしれない」と伝えられたというのです。

すごく悩む中でも、できれば最後は家でみてあげたい…という思いがある。しかし、仕事との両立は非常に難しそうなだけに、仕事をやめないと…という想いがでてきている…という話だったのです。

こういうことは、ビジネス的なこととは違い、心情的なことが大きく絡んでくるとともに、費用面でも大きく、そして労力も非常に大きく絡んでくるだけに、どうすればいいのか…は、実に悩ましいところです。

だからこそ、まずはお耳にいれておこう…と考えられたとのことで、本当に頭が下がる思いで一杯になったのですが、「何かできることはないかな…」と思っても、残念ながら、そう簡単に思いつくものでもありません。

そんなこんな…を悶々と考えているとき、ふと「実はですね、以前ゴトウさんからスマホを持ったほうがいい…と、もうだいぶ前のことですが、散々、言われていたときに、なぜ買わなかったのか後悔しているんですよ」…との言葉がポロリ。

なんでも、このコロナ禍の対策のために、施設に入られている親御さんとの面会は、ほぼ全面的にシャットアウトになったそうで、スマホやタブレットなどを通じてでないと顔をはおろか、会話すらできなくなってしまったとのこと。

問題は、ご自分がスマホを持つのがものすごく遅かったために、親御さんに教えることも当然?しなかったため、まったくスマホもタブレットも使えないらしいのです。 

「あのとき、もっと早く自分が買っていて、親にも教えてあげて使えるようになっていれば…」──

正直、10年以上前から、「買った方がいいですよ」「持ったほうがいいですよ」とは何度も言ってきましたし、自分の周りの人からはスマホの関係者? とまで言われたくらいに人に勧めまくってきた経緯があります。

だからこそ、なぜこの人に手にしてもらえるようにもう一歩、勧めることができなかったのか、「逆に申し訳ない…」という想いがでてくるとともに、ついつい余計な言葉が口から飛び出して反省することもしきり…。

しかし、少しでも元気を出してもらおうと「仕事を辞めるのはいつでもできるので、可能な限り両立できるところまでふんばって、まだまだいろいろなことができますから!」…と、励ましの言葉をかけるとともに、いろいろな家事を減らすIT活用や最新の家電活用方法などもお伝えして…。

そう、「後悔をしても、それそのものには何の価値もない」からです。誰も、わざわざ後悔するようなことはしたくはありませんし、後悔が好きと言う人も、まずいないでしょう。「嫌な感覚」だけだからです。

しかし、だからと言って萎縮したり、何もしなかったり、やめておく…といったことだけでは、基本的に負け戦というと語弊がありますが、マイナスの増長になります。嫌なことを避けようとしているだけだからです。

大事なことは、何かを得ようとすれば、当然「失敗とセット」だったりするという本質です。どこまでいっても、挑戦には少なからず後悔がつきまとうということです。

では、失敗するようなことを避ければ後悔しないのかと言えば、それこそ真逆で、「やりたいことをしなかったこと、挑戦しなかったこと、それこそが人生最大の後悔になる」ということが、死ぬ間際の悔やみの研究などでもわかってきています。挑戦しなかったことが、人生最大の苦しみになる…ということです。

こうしたことを真摯に受け止めるとき、我々が考えるべきことは、「後悔をきっかけに、未来に対してプラスに転じるためのことを必死に考え、探し、勇気をもって実際に行動に移す」ということを行えるかどうか…ということです。

小さい後悔から大きなプラスを生み出す。早いも遅いもない。いま何歳かも関係ない。大きな後悔ならむしろ、もっと大きなプラスを生み出すきっかけにする。遅ければ遅いほど、大いに急いでチャンスにする。もう…じゃなく、まだ…で、人生を変えていく。

実際、何の変哲もない、失敗もしていない…と言う人が、大きな成功を収めた…という話は聞いたことがありません。偉大な経営者、功を成し遂げた人たちは、大きな挫折や後悔、苦しみ…などをきっかけに、それをプラスに転じて大きな花を咲かせていることは、歴史が証明していることです。

何かをかえていくために、後悔をいましているはず。だからこそ、何もしないのではなく、何かをするための行動に変えていく。いまできる何かを…。両立させる何かを…。人生を変えていく何かを…。

多くのコンサルタント関係者、そして大切なKさんに、このコラムを捧げます。

著:五藤万晶

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