がんばれコンサルタント！ 第599話：コンサルタントが上手に使うべき「お正月の推進力」活用術

「ゴトウさん、年末になってきましたが今年一年はどうでしたか？」── 先週、親しいコンサルタント仲間が集まっての１２月勉強会を開催した後、忘年会的に楽しく杯を交わしていた時にいただいた言葉です。

このシーズンになると、自然とお酒の席も増えますし、一年の総括とか来年の抱負などを互いに語り合ったりする場面が多くなってくると思いますが、こうしたとき、話題にすべき話のポイントとして重要なことがあります。

それはズバリ、「新しいことで、明らかに背伸びのことを宣言する」ということです。年末年始の不思議な追い風パワーを利用できる最も有効な方法とも言えます。なんだそんなことか…と思われる人も多いかもしれませんが、後述しますが大事なポイントがあります。

この「がんばれコンサルタント！」でも過去何度かお伝えしてきていますが、年末からお正月へと経過する時間軸の中で、年が明けて新年を迎えるとき、なんとも形容しがたい「やる気」や「挑戦心」、「ワクワク感」「高揚感」…といったものを感じる人が多いと思います。

「今年の抱負」を笑顔で掲げるとき、そこには何とも言えない楽しさや面白さ、そして心躍る感覚がきっとあるとはずです。

冷静に考えれば、たかが２，３週間、日付が違うだけなのですが、実に得がたい「背中を押してくれるパワー」という推進力を、自然ともらえるのがお正月と言ってもいいでしょう。

ちなみにアメリカなどでは、感謝祭やクリスマスなどが一大イベントだそうで、新年になるタイミングでは日本人感覚では拍子抜けするくらいに、あいさつ程度に「ハピーニューイヤー！」と交わす程度が多いそうで、お正月はやはり日本人にとって特別なものと言えるでしょう。

だからこそ、このお正月パワーを使わない手はないと言えます。高らかにに宣言しましょう。そこでポイントです。まず適当なホラは絶対に言わないことです。ホラでは意味がないどころか逆効果になります。

逆効果になる理由は単純です。宣言するときに緊張感がなく、その実現に責任感もなくなることを続ければ、「自分に気楽に嘘をつくことを認める」ことになっていってしまうからです。

背伸びしてジャンプして…、本当にできるかどうかはやってみなければ分からないけれど、それが実現したら本当に人生が変わっていくに違いない…と思えることに挑戦する。

その実現に「一歩踏み出すことを絶対条件として自分に課す」ことが重要で、それを口にするとき、お正月パワーによる推進力は、あなたの背中を必ず押してくれることになります。

一歩踏み出すとは、「実際にやる」「始める」ことにつながることで、仕事やビジネスにおいて言えば「買う」「契約する」「売る」「販売する」「案内する」…といったことを意味します。

何か学ぶにしても「本を買う」や「道具を買う」をせずに、ネットで何かこちょこちょ調べて…とやっても何も変わらず進まないのが現実です。モノを仕入れなければ売ることもできません。

売るか、買うか…、いずれにしろお金を動かすことではじめて、推進力が出るのが現実なのです。このことを腹の底でわかっているのか…ということであり、事業経営者、起業家たちは、本能的に「投資」に惜しみなくお金を使い、それをテコに推進力に変えて成長していきます。これこそが極めて重要なポイントなのです。

ホラで終わる人の共通点は、一歩を踏み出す…が自分の中のやる気とか、ネットで調べる…という程度だったりします。これを１０年繰り返すとき、そこにあるのは１０年老けただけの何も変わらない自分だけになってしまいかねません。

大いなる夢と希望を語り、小さな一歩を確実に踏み出してください。宣言と同時に何に投資していきますか？ 何を売りますか？

来たる２０２４年が、あなたの人生の大きな飛躍の起点となりますことを祈念いたします！