がんばれコンサルタント! 第624号:コンサルタントが必ず押さえるべき、商売でどこを見ているか…の視点

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「ゴトウさん、ようやく検討が始まったようですけれど、アレどうなると思いますか?」── 親しいコンサルタント仲間と楽しく一杯やっていた時に出てきた話題の一つです。

いわゆる、最近テレビや新聞でも話題になるようになった「料金設定」で、たくさん押し寄せる外国人観光客からは、もう少し高い値段でもいいのでは? というアレです。

以前、この「がんばれコンサルタント!」でも書きましたが、富士山の入場料やお城、寺院などの拝観料などは、世界的な観光スポットということを考慮すれば、「安すぎる」のですが、ようやく? 一部で「値上げ」に対して意識されるようになってきたようです。

しかしよく見てみれば、「値上げを検討する…」とのことで、思わずいつものフレーズにズッコケそうになりましたが、何とか日本を代表するような場所や施設での「外国人観光客向けの値上げ実現」を期待したいところです。その他のビジネスへの波及効果は計り知れないからです。

もちろん、理由の提示もなく単に値上げするのは難しいですし、そもそも理由が不明確だと変な印象を与えかねません。

「差別」とか「オカシイ!」と捉えられると、色々とややこしくなってしまうので表現などに工夫は必要ですが、結論から申し上げれば「問題なくできる」ことは間違いありません。理由は言うまでもなく、「世界各地で、“観光客向けは高い”ことが当たり前」だからです。

そもそも、外国人観光客向けの案内のために、翻訳したり別のものをつくったり、説明や接客の人も語学を覚えたり、出来る人を採用したり…と、手間もコストもかかっています。そうした人たちが膨大に増えていて、しかも円安もあって「驚くほど安い!」状態になっているのに、そのままにしているほうがどうかしている…という話です。

こうした点を踏まえれば、マクドナルドやディズニーランド、アップルやIKEA…といったグローバル企業が行っているように、国際的な価格すなわち「ドル換算でだいたい同じ価格」で展開するのが普通ということが分かります。

円安になった今、iPhoneの値段はずいぶん高いものになりましたが、ドル換算ではほとんど変わっておらず、国際的な観光スポットや施設、物…などについても、似たような考え方、つまり世界的な人気スポットや観光名所につけられている値段の、ドル換算に合わせた値段に近づける…ということが可能でしょうという話です。

要は、「日本国内しか考えていない価格なのか、国際的な感覚の価格なのか…」という意識の違いです。日本の円が強い時代なら、何も考えなくても日本の値段が一番高かったのかもしれませんが、今は国際感覚的に言えば異様に安いのが現実だからです。

もちろん、だからといっていきなりドル換算的な値段を表示したとすれば、日本人からしたら「なんだこの値段、ふざけているのか?!」と大騒ぎになりかねないでしょう。恐らく5倍や10倍レベルでの値段になったりするでしょうから、怒り狂う人も出てきかねません。

現実的なことで言えば、本当はこの「ふざけているのか?」というくらいに日本が弱くなって安くなっているのですが、それに多くの人が気づけていないのですが…。。。

だからこそ知恵や工夫が必要になります。例えば「地元割引」のようなものを設定するとか…。なぜなら、外国人だけ割高にする…という方法の場合、そもそも「どうやって分けたり見分けるのか?」という問題が残ってしまうからです。

日本人ぽく見える外国の人や、日本で生まれ育って国籍も日本だけど見た目は外国の人に見える…という人をどうやって見分けるのか…という問題があるからです。

こうしたことを考えれば、日本の運転免許証やマイナカードなど身分証明書を見せれば「地元価格」として、それらを提示できない場合は「表示価格(高い値段)」とすれば、筋は一応とおるでしょう…という話です。高齢者割引などは、シルバーパスなどを見せて割引対象になるのと同じだからです。

表示するときにも文字の大きさ具合などに工夫は必要かもしれませんが、日本もそろそろ、「ジャパンアズナンバーワン」だった、日本は物価が高いとか日本が一番、日本は世界の先頭を走っている、日本を見習え…的な、古き栄光の時代を忘れて、もう一度「先進国を追いかける貪欲さを持つべき時代」になっていると思うべきときが来ているのかもしれません。

戦後の日本では外国人相手にもっと商魂たくましくやっていたところが山ほどあった訳ですし、東南アジアにいけば今もまだそうした商売を見ることができます。

一つ言えることは、超高齢化時代なのは、人間の肉体的な面で言えばそのとおりかもしれませんが、何も「意欲や思考までも老人になる必要はない」のです。

70代でもバリバリに元気で意欲的な社長さんは珍しくありませんが、お勤めの方で定年後に元気がなくなった…というケースと対照的だったりします。定年のないコンサルタント商売においても、意欲や貪欲さは失う必要のないことなのです。

自分のビジネスも含めて、クライアント企業をみるとき、もっと貪欲に、もっと積極的に展開するにはどうすればいいか…。

あなたは、自分の人生を、自分のビジネスを、もっと貪欲に、そして意欲的に切り拓いていこうとしていますか?

 

著:五藤万晶

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