がんばれコンサルタント! 第84話:コンサルタントにとっての、かけがえのない資産とは

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第84話:コンサルタントにとっての、かけがえのない資産とは

20140127

 

 「今やっていることは、コンサルタント体質になるための心技体の改造、組み換えをしていることですね…」──

 先日、コンサルタントとしてちゃんとやっていけるようになりたい!と、ご相談に来られた方のひと言です。

 弊社では、他にない独自のキラーコンテンツをつくりあげていく過程で、特に注目しているのは「その方が実際にされてきたこと…」ですが、伺えば、ある専門性の高い仕事において長年、現場で仕事をこなされてきて、さまざまな事情があって突然、一人でやっていかなくてはならなくなってしまった…とのこと。

 興味深いのは、勤め人時代の顧客企業から、「これから独立してやっていくのであれば、過去の実績などはあったら重宝するでしょう?」と、関わったときの資料や実績数値などを、わざわざ先方さんが届けてくれた…というほど信頼が厚いことでした。

 色々な苦労話も伺っていたのですが、このお話を聞いて、「立派な仕事をされてきたんだなぁ~」と、感慨深く感じましたが、同時に、「間違いなくキラーコンテンツを作りあげることができる」と確信したのもこの瞬間でした。

 理由は単純です。この方に、現場での実務ノウハウが間違いなく宿っていると判断できるからです。

 10年や20年と、長年現場で必至で仕事をされてきた方々は、本人は気付いていなくても、ほぼ間違いなく独自のノウハウを醸造されています。このことは、書籍やセミナー等で、何度も申し上げていることです。

 一方で、形だけコンサルタント志望の人の中には、「実務を素通り」してくる人がいます。

 厳密には、素通りというよりは、「避けた」と言った方が適切かもしれません。現場の泥臭い仕事、頭を下げて、汗まみれやホコリまみれなったり、売上をつくるために必死に歩き回って靴をすり減らしたり、納期に間に合わせるために徹夜したり、接客の現場で課せられた数字と格闘したり…をせずに、まるでドラマのような、ホワイトカラー的な仕事ばかりをしてきた人です。

 世の中、「キレイでかっこいいだけのビジネス・商売」なんてある訳がありません。むしろ、どんな「ビジネス・商売」にも、ドロ臭くて大変な面があります。売上つくってお客様に喜ばれ続けるのは現場あってのことなのです。

 これは起業をすれば誰でもすぐに分かることですが、ビジネス・商売という全体像で考えれば、仕入や加工、交渉、販売、営業、支払、企画、販促、広告、接客、管理…といった実務を行わずには、ビジネスは立ちゆくわけがないのです。

 もちろん企業によって商売のやり方が違うため、職種は色々と違うかもしれませんが、いずれにしろ勤め人の時には、これらの仕事の中の、どこか一つとか特定のパートをやっていたということです。

 ここで重要なことは、特定のパートの中でも、下積み的な大変な現場を通過してきている人ほど、知らず知らずの内に独自のノウハウを蓄積してきている…ということです。

 一方で、「大変な仕事は嫌だ」とか、「そんな汗水たらして仕事するのはカッコ悪い」、「経営は数字だから、マーケティングを学んだほうが効率がいい」…といった、現場を避けて通ってくる人がいますが、これらの人は得てして、「理論・理屈でモノは売れる」と考えがちです。

 コンサルタントの仕事を、理論や理屈で考えるとどうなるか…。横文字のマーケティングを学んで、決算書を学んで、税法を学んで、さらには相談応対方法を学んで…、という道を歩いていくことになります。

 人それぞれ、自分の人生ですし考え方も違いますから、ここでそうした道の歩き方をどうこう言うつもりはありません。しかし、ひとつだけ言えることは、下積みや現場の苦労を知っている人は、クライアント先の苦労もすぐに見てわかる…ということです。数字も資料も計算も何も関係ありません。見ればピンと来る、その差は歴然だということです。

 弊社では、コンサルタントのことを「龍 (ドラゴン)」とたとえています。天空を飛翔し、人を導くも見えない存在…ということに由来していますが、(詳しくは社名の由来をご覧ください。)  「目の前を、ゆっくり地面から天に立ち昇っていった…」という話こそが、龍の誕生の瞬間ではないかとも考えています。

 モグラは土の中を掘って掘ってはいずりまわって生きています。目もほとんど見えず、12時間以上食べ物がなければ死んでしまうほど、食べるために必死ではいずりまわっています。

 皆さんは、モグラを「土龍」と書くことをご存じですか? 地中での努力こそが、飛翔するコンサルタントとしてのかけがえのないノウハウになります。次は、あなたの番です!

 

著:五藤万晶

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